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「転がるヨモギ」





【ヨモギ取り】


6歳の時
当時住んでた埼玉県の三郷で
駅前に行くと江戸川土手があり
みんなの遊び場になってた。

しかしこの頃住んでた場所が
三郷団地と言う大きな集合団地で
近くに駅が無くバスで10分かけて
三郷駅に行かないとならなかった

駅前に行くと大型スーパーの
「イトーヨーカドー」があり
洋服とか貴金属とか大型家電とか
近くの店じゃない物が売ってる

この頃我々家族は
車で1番安い「スズキアルト」を
本体価格47万円で購入してあり
このリムジンでよく駅前に行ってた

ある日母親が江戸川土手に行き
ヨモギを取りに行こうと言うので
俺と弟も車で一緒に行く事になり
みんなで出かける事になる。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

でもヨモギが解らない俺と弟は
ヨモギ取りより土手滑りがしてくて
その段ボールを手に入れる為に
ヨーカドーのゴミ置き場に向かった

このごみ置き場がとても親切で
土手滑り用の強度がある段ボールを
わざわざ別にしてくれてて
みんなここから段ボールを貰ってた
(*´-∀-)フフフッ


〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【土手滑り】


ここで手頃な段ボールを数枚持ち
母親と江戸川土手に行き早速
俺と弟のヨッチで土手滑りを始め
母親がヨモギ取りを始めた。

この時弟が3歳だった為
段ボールに乗るとき前に弟を座らせ
2人乗りして重量を稼いで滑る時に
スピードが出るようにしてた。

滑る始めると想像以上に速度が出て
ヨッチが怖がって暴れてしまい
段ボールが傾いて我々は
そのまま転げ落ちてしまう!
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ

しかしこの転げ落ちるのも楽しくて
滑る時最初わざと地面を蹴って
勢いをつけて滑りだし速度が増すと
またヨッチが怖り倒れて転げ落ちる

この流れがとても楽しくて
しばらくこの状態を続けてたが
ヨッチがだんだんスピードに慣れ
怖がって倒れなくなってきた。

これだとあまり楽しめない俺は
わざと途中で斜めになって倒れ
自分でコントーロールが効かない
楽しい転げ落ちを味わった。
ヾ(*´∀`*)ノ

でもヨッチは
転げ落ちるのが好きじゃないようで
わざと転げ落ちた事にご立腹し次は
きちんと最後まで滑る様に言われた


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【超反応】


仕方ないので俺は
ヨッチを前に乗せて真っすぐ滑り
そのまま最後まで滑り切ると
ヨッチが凄く喜んでた。

しかしこれじゃ楽しくない俺は
滑り始めてまた途中で倒れる様に
斜めに傾けたらヨッチが即反応し
逆方向に体重をかけてきた!

そのせいで転げ落ちる事が出来ず
それより俺の体重移動に即反応し
逆に体重をかけてきたヨッチの
運動神経にビックリしてしまう!

この時「この反応速度は
偶然の出来事だろ」と感じた俺は
また滑り出して途中で倒れようと
体重をかけてみた。

するとまたヨッチが
超反応で逆方向に体重をかけてきて
それでも倒れたかったので更に俺は
ヨッチの方に体重かけ倒そうとした

するとヨッチがまた超反応で
俺が体重をかけた方と逆方向に
一瞬で自分の体重をずらしてきて
全然倒れて転げる事が出来ない!
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!

3歳のヨッチのこの運動神経に俺は
凄く驚いてしまいその一方で
「そこまで倒れて転げ落ちるのが
嫌なんだ」と感じとても残念だった
(´・_・`)ショボン


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