増幅回路について，MOSFETを用いた場合もやることは同じである。

問題

電験の問題から計算演習を行うこととする。

解答

まずMOSFETにおけるドレイン電流について，ゲート-ソース間電圧・ドレイン-ソース間電圧・バルク-ソース間電圧の関数をテイラー展開することで変化量を示すことができる。ここでgはコンダクタンスである。そして，この式の第1項と第3項を電圧制御の従属電流源に，第2項を抵抗に置き換えることで，小信号等価回路が得られる。

これをもとにソース接地増幅回路の小信号等価回路を示し，インピーダンスと各利得を求める。

次に電験の問題から，回路を実装した結果を以下に示す。

(1)はバイアス電圧の条件，(2)(3)は電圧増幅の値で，いずれも単純計算により処理できる。

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