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書記の読書記録#1185『ガルガンチュワとパンタグリュエル』(全5巻)

フランソワ ラブレー(訳:宮下 志朗)『ガルガンチュワとパンタグリュエル』(全5巻)のレビュー






レビュー

『ガルガンチュワとパンタグリュエル』(ガルガンテュアとパンタグリュエル、Gargantua, Pantagruel)とは、フランス・ルネサンス期の人文主義者フランソワ・ラブレー(François Rabelais)が著した物語『ガルガンチュワ物語』『パンタグリュエル物語』のこと。ガルガンチュワ(ガルガンチュア[2]、ガルガンテュアとも)、パンタグリュエルという巨人の一族を巡る物語である。第二之書・第一之書はアルコフリバス・ナジエ(Alcofribas Nasier)という筆名(ラブレーのアナグラム)で、第三之書以降は本名で刊行した。1532-1552年に4巻までが出版された。ラブレーの死後に第5巻が刊行されたが、偽書説もある。
『ガルガンチュワ物語』の方が執筆・出版とも後だが、内容的にみて「第一之書」と呼び、『パンタグリュエル物語』を「第二之書」と呼ぶ。

これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。


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