《無料》JAL成田空港ファーストクラスラウンジリニューアル「いまさらラーメン」に思うこと…

この記事は全文無料です。

「いきなりステーキ」ならぬ「いまさらラーメン」

いやもう、冗談かと思いましたよ。
JALの成田空港ファーストクラスラウンジ
リニューアルのプレスリリース。


わたしの記憶が確かならば今年は
2019年で平成はあと1か月ちょっとで
終わるはずなんですが…

4月1日から成田のJALのファースト
クラスラウンジがリニューアルされる
そうなんだけど、その目玉が

「ラーメン出すぞ」

だったんですね。

そんなにドヤ顔でラーメンって言われても
さすがに使うこっちも反応に困るって

なにが悲しくってファーストクラスに
乗る前にカレーやラーメンを並んで
配給されないといかんのだ?

学食じゃあるまいし。

大事なことなのでもう一度言うけど
今年は2019年で、おまけに平成は
もうすぐ終わるのですよ。
せっかくリニューアルするのにカレーに加えて
追加提供するフードがセルフでラーメンって…

流石にコレ、客をバカにしてない?

もうひとつ、学食方式(スタッフが取り分ける?)をはじめます!ってのがプレスリリースのトップに書いてあったけど、これに関しては「いまさらラーメン」の衝撃が大きいのと、あまりのことに呆れすぎたのでツッコミする価値もなしと言うことでスルーします。



===
なんでわたしがこんなに嘆いているのか
というとですね、
世界のファーストクラスラウンジでの
フード提供のトレンドは
フルサービス式ダイニングが
スタンダードになってるという前提だから。

JALもファーストクラスのラウンジを
わざわざお金かけてリニューアルするなら
いつまでも
「炊き出し会場(buffet台)にカレー置いてあるので勝手に自分でよそって」
とか言ってないで
ファーストクラスラウンジという
名前に見合ったフルサービスの
ダイニングを作るのでは?
という淡い期待があったからです。

だけどプレスリリース見て
驚いてひっくり返りましたわ。

リニューアルの目玉がラーメンって。

カレーとラーメン出しときゃ
客が喜ぶとか本気で思ってるんだなと
とことん客を粗末に扱ってやろうという
ハンパない決意と意気込みが
すっごく伝わってくるこの
ファーストクラスラウンジリニューアル。

JALの客も見くびられたもんだなと
イヤな気持になりました。

JALポンコツで相当に出来ない子だとは
もちろん知ってたけど
そこまでとは思ってませんでした。
JALにちょっとでも期待したわたしが
馬鹿でした。


===

エアラインのファーストクラスラウンジ
ここ10年くらいで明らかに世界の
トレンドは変わってきてます。

昔はbuffet方式が主流だったのですが
新たにFラウンジを改装したりする場合

「セルフサービス方式やbuffetで
許されるのってビジネスクラスの
ラウンジまでだよね」

という不文律があるかのごとく
どこもファーストクラスラウンジに
関しては飲食の提供はセルフ方式ではなく
フルサービスのレストランで
着席型のサービス方式が当たり前になり
ファーストクラス内にはレストランが
併設されるようになりました。

ファーストクラスラウンジのフルサービスダイニング


もちろん軽食などはbuffet方式で
とってこれるコーナーもあるには
あるのですが、
それが面倒な場合はダイニングに行けば
普通にメニューが渡されコース料理が
注文出来て、ワインもシャンパンも
ワインリストから選べたりするのです。

これに慣れてしまうと
もうセルフとかに戻れない
自分で荷物の管理しながら
なにか飲み物を取ってくるとか
超面倒臭いから尚更。

なのでJALのファーストクラスラウンジ
ではいっつも

「なんでファーストクラスラウンジなのに
セルフで何もかもやらねばならぬか?」

って疑問に思ってたので
成田のFラウンジが改装工事に入ると知った時から

さすがにもうカレーはやめて
フルサービスのレストラン作るはずと
期待を持って眺めていたわけなのですが

見事に裏切られた訳です。

ちなみにラーメン出すぞ
どのくらい周回遅れかというと
約20年遅れくらいでしょうか?

もともとはキャセイパシフィック航空が
香港の空港のビジネスクラスラウンジで
ヌードルバーを作ったのが
2000年のはじめごろ。

このキャセイパシフィックのラウンジが
のちに世界中の空港ラウンジの方向性に
多大なる影響を与え、
これによって各エアラインが
ラウンジで提供するいろいろなアイテムの
レベルをあげたと言っても過言では
ないくらい当時はセンセーショナルな
できごとだったのです。

今から20年前のラウンジってフードは貧弱で
乾き物やクッキーのみ、良くてパサパサの
サンドイッチくらいしか置いてないのが
普通だった時代ですから

キャセイが香港につくったラウンジは
もうめちゃくちゃ革新的であり

「ビジネスクラスラウンジにヌードルバーがある!」

なんてのは奇跡のような事。
ほんと当時キャセイの香港のラウンジが出来たときは
世界中の旅人が驚いたんですよ。

キャセイパシフィック航空のラウンジ担々麺


そのあと明らかにキャセイに刺激された
ANAがラウンジにヌードルコーナーを作り
そばうどんの提供をはじめたり


初期はこのANA印かまぼこがトッピングされてたのだ。



ANAのラウンジ改革に危機感を抱いたJALが
のちに〈エアポート投稿おじさん〉の定番になる
「出発の儀カレー」をサクララウンジで出すなんて
ことをやりはじめたわけなのです。

参考画像:「出発の儀」出典は ZOZOの田端さん由来です。


もういっちょエアライン歴史資料館から

こちらはJALがラウンジでカレーを出し始めたころの貴重な画像。

初期のころのJALカレーは皿はこれだけど肉は大きかった

ちなみにわたしJALのラウンジでカレーを食べないので、画像フォルダにJALカレーの写真が見事に1枚も無くこの画像を入手するのにたいへん苦労いたしましたわ。



参考までに
2001年10月のフォーブスの記事

/2001/10/25/ The World's Ten Best Airport Lounges via @forbes

2001年にキャセイのラウンジにはヌードルバーが
あるよということが書かれています。

ちなみにわたしはこの香港にある
世界一のラウンジを見てみたい一心で
2003年にキャセイのファーストクラスに
乗りに行ったほどなんですね。
(そのはなしはまた別の時に)


ラウンジの変遷をわざわざ書いたのは
JALのラーメンドヤ!2019 が
どんだけありえない周回遅れかを
わかりやすくしたかったからなのですが
それにしても、わたしはJALのラウンジ
リニューアルに関するプレスリリース見て
ほんとになんとも言えない
どんよりとした気持ちになりました。

少なくとも20年前はちょっとだけアジアを
けん引してた気持ちになってた日本人は
多いと思うのです。

ですが徐々に追いつき追い越され
いまや日本は世界から「安い国」だから
観光お得というイメージをもたれ
成長も止まり衰退国となってしまいました。

そして航空関連のニュースから
我が国の衰退っぷりを
突きつけられることが多くなりました。

顕著な例ではANAの

いまさらA380

受け取る前に生産中止になっちゃったA380。
この機材、詳しい人は誰でも知ってますが
各エアラインではもう要らない子として
退役予定でどんどん売却されていく運命。
10年前に開発された古い飛行機なので
設計とかが前時代的すぎるんですわ。
なのでエアバスの中でももういいよねって
ことで生産中止が決定した潮時機材。

ANAのA380まだ就航もしてないんですけどね…
ほかのエアラインでは退役させる方向になってる
わけです。

こういうのこそ経営センス無し事案なので
「どんだけ周回遅れだよ」
株主の皆様より総ツッコミされるべき案件。

それと並んでJALのラウンジで
いまさらラーメンですよ。

もうね、なんかとどめ刺された
感じがします。ラーメン。

JALをやればできる子だとか
一切期待してないし
ありえないポンコツなのは知ってるし
とことんダメな子なのも知ってるけど。

さすがにファーストクラスラウンジで
ラーメン出していいって思ってるとは
考えてもみませんでした。

出来が悪いにもほどがある。

最後の望みというか期待としては
春から改修の第二期工事が始まるので
ここでファーストクラス専用
プライベートダイニング計画が
ひそかに進められているのかも…
というのがあるんですが

さてどうなるでしょう?

成田ファーストクラスラウンジ改修の
第二期工事が終わるのは秋ごろ


次のツッコミは秋にしたいとおもいます。

その時は
「JALってやればできる子だと思ってました。」

と言ってみたいわね。


cakes(ケイクス)でファーストクラス旅行記を連載中です。


新記事です。

実際に新しいファーストクラスラウンジに行ってきました。

〈問題がありすぎるエアライン〉リニューアルしたJALファーストクラスラウンジを利用してみてわかったこと。「賢い客はダイヤになってエコを買え!」




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