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どうしてぼくだけ違うの?

乙武洋匡さんが翻訳した絵本
「かっくん どうしてボクだけしかくいの?」
まん丸の家族に四角い「かっくん」が産まれる話。

長男が自分で選んできた本
当時 小学校三年生

この本を読んで
会話はあまりできなかった長男が
かっくんを指さして
「どうしてぼくだけ違うの?」
と涙を流して聞いてきた。

(あ~気づいてしまったか…)
と、思ってしまった私。
そこまで理解できる事を喜ぶ場面なのかもしれないけれど、
私は
気付かないほうが苦しまないのに…
と…
ネガティブすぎる事を考えてしまった(;^ω^)

この時長男は不安定で…
普通学級のクラスに行って
いたずらしたり…
もしかしたら、いじわるされていた?
長男の筆箱が
ベランダから投げ捨ててあったり…
不自然な事が多かった気がする。

当時の学校は
長男のような支援学級の子と
普通学級の子の交流を増やしたい…
「インクルーシブ教育」
を取り入れようとしていた…。

これって、
障害のある子は望んでいるのか?
健常者から見た理想なだけではないのか?
と…校長先生とも話しましたが…
一般的にも「インクルーシブ教育」が話題が言われ始めた感じで…。

人は「いい」と思ってしまったら、
真逆の意見は心に入らない。

特に
障害者と健常者
そこには上下が…
障害者には
「優しくするべき」「助けてあげるべき」
障害者は
「助けを受けるべき」

本当に困っているなら
助けはありがたい。

常に助けてもらう側の気持ち…
想像力を働かせて
もう一度考えてみようと思う。

「どうしてぼくだけ違うの?」
「ママは背が高いけどパパは背が低い。妹はメガネをかけないと見えないけど、あなたは目がいいからメガネはかけない。
ぼくだけではなく、みんな違うのよ」
と答えるのが精一杯だった( ̄▽ ̄;)


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