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コレじゃないかも星人になった瞬間に人間はオワる

コレじゃないかも星人が増殖中です。


 「コレじゃないかもしれない…」
とか考えてる人、最近増殖してないすか?自分の周りだけ?


大学で理系に進学して研究してるけど、私のやりたいことはコレじゃないかも…

新卒で就職した会社がキツ過ぎて、自分に合ってるのはココじゃないかも…

新しい彼女できたけど、俺のタイプってこういう子じゃなかったかも…



 こういう人に限って、「やりたいこと」「自分にあってる場所」「俺のタイプ」もはっきりしていなければ、はっきりしないなりに道を決めて根性つけてやってみるようなことも出来ないですからね。

 そういう人間は、大体マクドナルド行っても「てりやきマック」か「チキンマック」かとかどうでもいいことで悩んでるし、しまいには乃木坂46の誰が一番好きかを悩み始めて1日が終わってます。退場して欲しいです。


 今回はそんな、『コレじゃないかも星人』の襲来で日本が侵略される未来予想図について語って行きます。


始めから好きな事できるとか思うんじゃねえぞ

 何でこんなに「コレじゃないかも星人」が増殖してしまったのか。


結論:「好きな事して生きようハラスメント」に洗脳されているから。


 さて、自分の異常な人脈を駆使して、たまに30歳前後の人のお話を拝聴できる、女子大生の異常事態みたいな飲み会もあったりするんですけど、30代辺りの年代で「好きな事して生きようハラスメント」に悩まされた人ってほとんどいないんですよね。


 置かれた場所で頑張ったら、いつの間にか咲いていた。挙句の果てに、周囲から鬼の様に求められる存在になって、自分のやってることが好きになってた。


 こんなようなこと言っています、30歳前後で輝いてる大人。こんなハナにつく言い方はしませんが、これをオブラートで10回くらい巻き込んで発表してきます


 若者の間でにわかに蔓延している「好きな事して生きようハラスメント」。これは、泥臭い努力とか、やりたいこともできない時間とか、そういう過程を置き去りにして、「好きな事して生きてます!」みたいなとこばっかりメディアがピックアップするから、イメージが一人歩きしてしまっただけだと思うんですよね。

 だから、何の実績もないのに好きな事できると思っている人間が多いんだと思います。


コレじゃないと思わない力を鍛えた人間は最強

 そんな所以で『コレじゃないかも星人』が増殖してしまった現代社会なのですが、正直、自分も思い当たる節しかないからこんなこと書けるワケです。


 記事執筆を始めてからというもの、日曜日の丸一日返上しても全く文章にならなかったり、ボツ記事が大量に溜まってきたりすると、自分は世紀末級に向いてないことをやってるんじゃないかと思うこともあります。


 誰に言われてもないのに続けるのも、結構難しいなと思たりもします。


 そんなこんなで、こんなnoteの僻地みたいな場所で執筆しながら、一丁前に文章スランプに陥りがちだった最近です。だからこそ、一度やり始めたことに対して、『コレじゃないと思わない力』がいかに大切かっていうのが、本当に身に染みて分かるんです。


染まらないと、塗り替えることはできない。

 単純に、自分が本当に格好いいと思う人間で、「コレじゃないかもれしれない…」なんて考える程ヒマな人間を見たことがないです。「コレじゃないかも…」とか、「この場所は自分に合ってない…」とか言ってる人間はチリも積もって山となっていますが、尊敬している人間の中には一人もいません。


断言します、いません。


 一度腹をくくったら、場所が違う、やりたいことと違うなんてことはないと思います。そもそも、自分が大して何も持ってないのに、場所に期待し過ぎです。何も持っていない自分を受け入れてもらう場所なんて、水商売にそれなりのカネを払って実現するものです。


 始めたばかりだったら何もできないし、そんな全然何も出来ない自分を恥ずかしいと思いつつ、全力で謝罪しながらでもいいから周りに見てもらって、泥臭く進みたいです。

 一旦その場所に染まってみないと、「こうしたい」とか、「もっとこういうことをやりたい」とか、そういう自分の塗り替えていきたい方向すら見えません。自分にとっては研究と文章の話で、どっちも捨てる気はないです。


自分がやっていることに絶対に疑いをかけない人間。


 そういう人間って本当に格好いいなっていうことを、忘れたくないと思ったので書きました。


以上!!!


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