藤井風との二度の出会い「第一夜 愚かな偏見」
※藤井風は今人生で一番好きなアーティストです。どうか温かい気持ちで読んでいただけたら幸いです。
この瞬間、
どれほどのめぐり逢いが生まれているのでしょうか。出会いの物語はいつだって新鮮で素敵なものです。ここに大好きな「藤井風」とのめぐり逢いの物語を
みなさまとシェアしたいと思います。
第一夜 愚かな偏見
2020年8月13日深夜、大好きなYoutuber水溜りボンドのオールナイトニッポン0〜第20回〜
今夜は絶対リアタイ。だって、かの有名なofficial髭男dismの藤原聡が、水溜りボンドのラジオにゲスト出演するからだ。
ラジオが始まりリモートで本当に出演した藤原さん。からの実はスタジオにいたドッキリ。いつもシュールなラジオが一段と盛り上がる。
そんなこんなで人生で2曲しか知らない男、水溜りボンドトミーのために藤原さんが準備してくれたプレミア企画「藤原聡の音楽講座」が始まった。
そこで藤原聡によるピックアップ第一曲目として挙げられたのが、まさに
藤井風 「何なんw」だった。
水溜りボンドと藤原さんとの会話の後ろで流れ出す「何なんw」。かっこいい曲だ。メロディが好きだ。この曲のおすすめポイントとして挙げられた一人称「ワシ」や歌詞内に垣間見える岡山弁が確かになんとも面白いなと感じた。
ラジコで一週間配信された後、多分著作権等の関係で水溜りボンドのチャンネルにもアップが控えられたこの幻の神回、とても素晴らしい内容だった。
ラジオが終わり朝が近い。
一曲目の「何なんw」。一体どんな人が歌っているのか知りたくなった。
タイトルにwがついている。
今までの人生で「w」と「笑」について確実に自分は「笑」派だ。wはなぜか少し冷たく笑っているイメージがあった。
YouTube検索欄に「何なんw」と入力した時、なんだか誰かに呆れてしまった歌なのだろうか。と感じた。人の評価が気になってしまう自分は信頼している誰かに「何なんw」と言われたら落ち込むだろうかとこの曲について妄想を膨らませながら寝ぼけ眼でサムネイルをタップ。
さっきより独特な岡山弁を感じられる。ワシ、あんた、〜じゃったん。方言がある人生はかっこいいなと少し羨ましく思った。
やはりよく聴いても呆れた感情からでた「何なんw」かもしれない。恋人へ別れを告げる歌だろうか。相手に呆れてしまったのだろうか。
ミュージックビデオに映る歌手であろう男性は黒い服を着て、掘りが深く眼力が強い。
眼の前で呆れた表情で「何なんw」といわれたら逃げてしまうかもしれないと、その夜の歌詞の解釈と相まって第一印象はヤンキーっぽい冷たそうな人、絡まれたら怖そう。
タイトルの第一印象、勝手な歌詞の解釈で頭がいっぱいで後半の「目を閉じてみて〜」からの歌詞など聴いていたのだろうか。
動画を最後までは観たが、愚かなその夜の感想は
メロディはかっこいいが「恋人へ別れを告げる曲か」だった。
そうこうして日々の生活の色々な事に揉まれ、この歌を歌っていた男性の名前は遠くに消えていった。
次に「何なんw」を再生する日まで、この夜についてはただ、堀りが深い人がおしゃれな失恋ソングを歌っていた。という記憶だけがかすかに残った。
第二夜につづく
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