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性癖の煮凝り R-18G【サンプル 653文字】

※不適切、不快な表現が含まれます。

思春期?
始めから自分の性癖が
正常でないのはわかっていた。

でも、多少SM好き位な
モノだと当時は思っていた。

俺って、ちょっと人は違うんだぜ。
なんて思いながら仲間同士の
エロ話にも積極的に参加していた。


とにかく男子学生が集まれば
下ネタばかりで、誰かが卒業したら、
その話で一気に英雄扱いされていた。


………………………本文より抜粋


初めて切った肉の感触より
鼻腔を通ってきた異臭の方がキツかった。

厚手のゴム手袋をしているのに
ヌルヌルと滑る肉の塊は
脂が多く上手く切ることができない。

だから、冷凍してから
細かくするのかと、頭の中で
この前の話を思い出していた。

夏場の排水溝の匂いに目眩がした。

これ以上自分で処理する事は
できなかった。

想像以上に疲れたし
想像以上に難しかった。

エプロンと手袋を
脱ぎ捨てて外へ出る。

ポケットからタバコを出して
火をつける。
手袋をしていたのに
手にこびりついた
あの匂いに一瞬、
眉間にシワを寄せた。

寿命を縮める煙で肺を
満たしていく。
鼻の奥に残っていた
アノ匂いも、煙で薄れていった。

……………………………………本文より抜粋


グルッと一周回って
ドノーマルなセックスをしてみる。

もしかしたら、
本当はコレが正解なのかも知れないと
何かの教材のように
淡々と仕事をこなす。

あれ?
既にセックスを仕事だと
思っている時点で間違っている。

 

……………………本文抜粋




熟成下書きを
書いていたが、
アマゾンセールと
明日の宴の課題が
気になって途中で投げ出し走り出しました。

明日のショートショートも
楽しみだぁ。

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