郵便出句を軽視するなかれ

 「郵便出句に消極的な者は、俳句を早々と止めるから、相手にしないように」。私が超結社句会を立ち上げるにあたって、先輩俳人に言われたことである。郵便出句への切り替えがうまくゆかない者は、転職・転居・育児・家族の介護など、生活環境の変化に対応できず、句会や結社を辞めることが多い(特に年配者ほど、この傾向が強いように思う)。

 私自身も、いくつかの所属俳誌への出句と並行して、岸本尚毅氏の超結社句会に、毎月10句、約10年間、郵便出句していた。所属結社の外部から継続的に問題点の指摘を受ける大切さを学んだのである。
 
 俳句の基本が分かっているにも関わらず、郵便出句に消極的では、意欲不足・自学自習不足と言わざるを得ないのである。

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