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源氏物語ー融和抄ー序1

大和に雪が積もる朝

かすかに響く 声はうたう

まだ醒めぬ誰かの夢に

光る結晶を灯すように


わたしに灯されたわずかなしるべ

さやかにゆれる花をかすめる

どこか遠くから口笛がきこえる

誰かの愛が目醒めるように

かけられた虹に 触れてみようと 想う


女神 ムーサへ捧ぐ

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