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イマジナリー

イマジナリーとかイマジナリーフレンドといって、空想上のお友達をつくることがあるのですが、幼い子供に多いものです。
これをテーマにした映画が現在上映中で、「屋根裏のラジャー」。
先日観てきました。

映画の内容には今はあまり触れないようにしようと思うのですが、ツボにハマったシーンがあって、名前忘れちゃったけど、ガイコツちゃんがプクーって膨らんで、お友達になった子と💕になって転がってるところ、今でも思い出すとほっこりと顔がほころびます。
何故なんだろうって、すごく不思議です。

で、私の頭の中の冷蔵庫には、ついつい昨日行ったスーパーのレシートを入れちゃいます🧾笑。

それで今日書くのは、私のイマジナリーフレンドの話。
そう、私映画を観ている最中に急に思い出したのです。
思い出すというか、思い当たったというか。

忘れてなくて、ずっと記憶の中にいた、幼稚園くらいの時のお友達。
その瞬間まで、現実のお友達だと信じて疑ってなかった。

ようこちゃん。
多分漢字にすると、陽子ちゃん。
でもそう決まってるわけではないからようこちゃん。

実際にどんな遊びをしていたとか、考えてみればそういうのは一切記憶にない。
お姉さんみたいなお友達。お友達みたいなお姉さん。
いくつか年上だったと思うのです。
優しくて頼もしくて、大好きな人だった。
具体的なシーンも姿も、全く記憶にないのに、心の中にあたたかい空間だけが残っています。

ある日、ようこちゃんと遊びたくてお家に行きました。
おばあさんみたいな人にいないと言われて、しょんぼりと帰りました。
どれくらいたってからか、やっぱり会いたくてもう一度訪ねてみました。
すると、同じおばあさんかどうか分からないけど、おばあさんに「そんな子はここにはいない!!」と怒鳴られて、恐くて泣きながら帰りました。
怒鳴られた恐怖と会えない悲しさで、すごくショックを受けたのですが、そのせいか、その日の事だけがずっと記憶に残っていました。

だから、実在のお友達と信じて疑わなかったのかもしれません。

映画を観ながら、
あれ・・ようこちゃんって、イマジナリーフレンドだった?
あれから、なんと半世紀もたって、初めて浮上した新説😂

だって、具体的に遊んだ記憶はゼロ。
顔も覚えてない。
でも、髪は長くて手足の長い、すらっとした女の子。

映画には、子供の成長とともに忘れられたイマジナリー達が集う世界がありました。
そんな世界がもしも本当にあったなら、ようこちゃんもそこにいるかもしれません。

急にお引越ししちゃったのかな、とか色んな理由を考えたけど、どうもしっくりこないわけだ。
年上なんだけど、幼稚園にいて、一緒に遊んでた気がする。
住んでいた家も、今でも覚えている。
でも、いない。
でも、いた。

そんな事があるっていうことを、知っておく事は大切なことだと思います。
私みたいに、自分で体験していたにもかかわらず、ずっと知らなかったなんてことも。


そして子供はこっそり教えてくれます。
あのね、誰にも秘密だよ。。
きっとすごく嬉しそうに。
ちょっと心配になるだろうけど、そっと耳を傾けてみてください。
どんな作家よりもピュアなfantasyを紡ぐでしょう。

秘密って長くは続かないんだと思うのです。
あのね・・・
って、こっそり打ち明けてくれた時は、そろそろお友達とのお別れの時なのではないかと私は思うのです。
あなたを信頼して、あなたに心を開いている証なのです。

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