最近の学びは「西田哲学」
noteの企画に「最近の学び」があるので、さっそく書かせてもらいます。私が、近頃学ぶことは
西田哲学の見直し
です。
私は、西田哲学は二十代に「善の研究」を読み、十数年前には、「西田幾多郎論文集Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」に目を通していました。しかしながら
何を言ってるのか解らない
「哲学」の雰囲気を嗅ぐ
と言うレベルでした。
しかしながら、会社を定年退職後は、色々と学ぶ機会があり
摩訶止観等の大乗仏教
プラトンの「国家」など
を見直して、少しは理解が深まりました。この理解の深まりには、昨年から毎日投稿しているnoteでの発信も役立っています。
こうして、底にある知識が充実した上で、西田哲学を読むと
西洋哲学の不備を補う
大乗仏教の発想を実践
と理解できました。西田哲学では、西洋哲学で使う論理の多くは
抽象的論理
と言い、プラトンのイデアで成立するが、現実には
具体的論理
で考える必要があると主張します。こうした、具体的論理の実践は
摩訶止観で言う
「不思議の境地を観る」
だと思います。なお、西田幾多郎は
天台の止観でなく臨済禅
の実践者です。このような細部では、私も異論がありますが
求めるモノ
は同じだと思いました。
近頃の学びで一番大きな成果はこれです。
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