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具体的に観る仏の智慧

このnoteでは、何度も

仏の智慧

について書きましたが、今回はもう少し

西洋文明教育の弊害排除

の観点で考えます。昔、私が法華経の如来寿量品を読んだとき

無現の概念がないから
くどい比喩を行う

と批判的に考えていました。しかしながら、私たちは

数値化しさらに無限大などの概念を使う
ことで見えなくなるモノがある

という事実と、向き合う必要があります。

一例は

パレスチナやウクライナでの戦争
そこでの死者はXX人

という表現で、悲惨さがわかったようになっている。

しかし、実際は

死んだ人一人一人の事情

があります。一般人なのに巻き添えになった人、軍人として覚悟の死など、色々な人がいるのです。

これに対して仏は

全ての衆生は我が子
と観て
一人一人に向きあう

力があるのです。数百人、数千人でもすべて観る、これは「不可思議の境地」を観る力です。

これに対し西洋文明では

難しいから数値でまとめ

という発想で考えます。確かに、物理学などでは、こうした

細部の無視

で大きな成果をあげました。

しかし、人間要素が大きい、政治や社会の問題で、この発想は行き詰るときが来ると思います。

これも見ていただければ、幸いです。
仏の智慧の対応|鈴木良実 (note.com)

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