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フエギア香水サンプル祭り

 正月にフエギアのオンラインストアでサンプルを注文していた。ウェッヘッへ

 包装が丁寧でいい。包装紙もパタゴニアの地図で、この事からフエギアではラッピングではなくマッピングと呼ぶらしい。いちいち紙質がいいのが個人的にツボ。

旧ボトルは2個ずつ。

 スプレーボトルは一つずつキャンディ包みになっている。
 現在フエギアのサンプルはスプレーに変更されているが、まだ旧ボトルのままの物もあるし、スプレーも形状が違うものがちらほら。

 「1mlサンプル」となっているが実際はご覧の通りバラつきがある。旧ボトルと新ボトルの大きさの違いもあるのだけど、中央Biblioteca de Babelと右Los Humos Sagrados(ボトル2/3ぐらい)の内容量なんかこの差である。
 でも必ず1ml以上入っているので安心してください。
 香りによって価格は当然違い、今回の最安値はCactus Azul/704円、最高値はMuskara Cacao/1320円だった。



●私のやり方
 スプレータイプは胸元に1プッシュ。ボトルタイプはステンレスの薬さじで掬って胸元に付ける。

 まず前置きがある(え?)。

 昨年12月18日、「サッカーW杯でアルゼンチンが優勝したら明日30%オフセールを開催する」とフエギアが突然の宣言。えっ!?あなたたちそういう事するんだ!?と多くのファンを困惑させた。
 セールは店舗のみのため急遽六本木店へ向かった。30%オフはでかい。フエギアはグランドハイアット内にあるのだが、六本木ヒルズの複雑で不親切な構造は方向音痴には辛く…ようやく到着すると既に20人ほど並んでいた。こんなラグジュアリーでハイクラスな場所に行列ができているのは不思議に思えた。ていうかほんと分かりづらかった…。
 入店には人数制限があり、店員が付き添い個別に案内してくれる。行列はどんどん伸びていくし、長居するのはもちろん自由に見る事は無理だし迷惑だと判断し、「おいしい香り、甘い香り」を薦めてもらう事に決めた。
 次の3本がそれである。現品購入は見送ったが気になっていた香りをサンプルで購入した。
 ちなみにセールではLuna RojaとMuskara Apisをそれぞれ30mlで購入。メッシよありがとう。

La Cautiva / ラ カウティーバ: IV-XXII

 ミルキーな優しい甘さにカシスが混じり、ふんわりしていて濃すぎずサラリと香る。いわゆる「おいしい香り」は、香る分には楽しいが身に纏うにはちょっと躊躇うところがあるのだが、これはまったく気にならない、香りの強さもちょうどいい。
 吹き付けた途端…ふああ…!と白目を剥きそうになる。これは幸せになる香り。多幸感すごい。めちゃくちゃいいよお…!
 ミルキーな甘さの中にちゃんと植物の香りがあるのがいい。果実だけじゃなく茎の匂い。水っぽい匂い。フエギアってそうだよね、素材が自生してるのズボッと引っこ抜いてきましたみたいな、土や青々しさや空気感そのまま産地直送なかんじ。はあ…しあわせ…。
 時間を経てもあまり変化しない。ずっと甘くかわいらしい香りを楽しめる。優しい雰囲気のおかげで他の香りとのレイヤードも得意で、とても使いやすい。

 ちなみに、サンプル購入は見送ったがMbucuruyáという香りも同じフルーツ系ミルクとして合わせて紹介された。こちらはパッションフルーツで、爽やかさと青いなめらかな甘さが楽しめる。

Quilombo / キロンボ: II-XXII

 ラ カウティーバよりもねっとり濃厚で甘く、まさに不二家のミルキーのような香り。よく練乳と表現される。人によっては南国フルーツの香りもするようだ。私にはひたすらママの味。
 付けてすぐ「あ…っまーーーい…(うっとり)」ととろける事間違いなし。香りが強いので半プッシュでも十分かと思う。これも香りの変化がないのでずっと濃厚さを楽しめる。
 少し水分っぽさもある。練乳は練乳だが植物性という感じで、油っこさが弱い。濃厚な甘さではあるが喉に焼け付くほどじゃない。まあちょっとしつこいかもしれないが。
 他の香りとレイヤードするにも少し強めなので、まずは少量で。コーヒーの香りArabicaと合わせればラテになるのでは?と期待したのだが、甘さが強すぎて水分量が足りず、コーヒーキャンディのようになった…まあこれはこれでおいしいからやってみてほしい。

Muskara Cacao / ムスカラ カカオ: II-XXII

 ムスカラシリーズのうち一つ。Muskara Phero J.という「肌本来のもつ香り分子を吸着して揮発を促す効果をもつ成分」を使った「フェロモンと類似した分子構造をもつ『香りのない分子』を採用した新発想のフレグランス」、そこにカカオの香りを加えたもの。
 うおー!めっちゃチョコじゃん!ココアパウダーを纏った生チョコがはっきりイメージできるほどチョコの香り!Xocoatl(ラムの効いた高カカオチョコレートの香り)よりずっと分かりやすくチョコだこれは。しかも高くていいチョコだ(笑)。
 だんだんとチョコが落ち着いてきてしっとり、そしてムスカラが効いてきて私自身の匂い(少しミルクっぽいフルーティな香り)が混ざってくる。これが不思議で、とってもエロくなってくる…。うおお…!不思議…!チョコなのに体臭でエロい…楽しい。エロチョコ。
 ココアパウダーの粉っぽさがふわっ、チョコの脂っこさがベタッ、どっちも甘い。香りが強いので付け方には気をつけた方がいいかもしれない。
 使うタイミングも少し悩ましいところ。ラ カウティーバでも書いたが、おいしい香りは身に纏うのが難しい。これは本当にチョコレートの香りなので、通り過ぎにチョコの香りがふわっとしてきたら…「あの人いい香り!」ではなく「チョコ食べてたのかな?口や手についてたんじゃ?」なんて私なら考えてしまう。加えてムスカラというプライベートな香りでもあるので、日常的に使うというよりは夕方以降に特別な人と会う時や、家でゆったり過ごす時に向いていると思う。
 チョコレートな香りを活かして柑橘類やコーヒー、お酒の香りとレイヤードするのもおすすめ。

 寝香水として付けてみた。うわーっ朝の残り香たまらないよ~ムスカラのあの見えない香り感(普通みんな見えないけど)、そこにふぅっと残るチョコ…。はぁぁ…朝からエロ…いい気持ち…。


 余談だが、店員も「セールの事は公表直前に知らされた」とのことで、私達と同じぐらい困惑していた。本当にお疲れ様でした。

 以下はサイトを見て気になったもの。

La Tierra del Rayo / ラ ティエラ デル ラージョ: I-XXI

 以前にもサンプル購入した香りだが、あんまり好きなのでエディション違い(前回のものはI-XX)を購入した。ちなみにセールでは100mlサイズしかなく、使い切る自信がなかったため現品購入は見送っていた。
 酸味の効いたブラックコーヒーのような深いコクに、葡萄やレーズンのような甘酸っぱさ。樽の中で熟成された赤ワインの香り。何と言ってもこれはワインの香りの分子から逆算されて作られているので、ワインそのものなのだ。初めて試したときからお気に入りとなり、がぶ飲みしたいおいしい味として毎夜のように付けていた。

 が。
 なんということでしょう…悪酔いするようになってしまったのだ。この香りで気分が悪くなるようになってしまった。
 実はエディション違いで買い直したのはそれを確かめるためだ。前回のものは旧ボトルタイプだったのでアトマイザーに詰め替えたのだが、その後から感じ方が変わってしまった。私の手際かアトマイザーに問題があって劣化してしまったのではないかと思った。
 だが違った…同じだった。
 なぜだか、セロリの匂いを感じる。ワインボトルの底に溜まった澱のような匂いがきつい。酔って苦しくなってきたときの気分になってしまう…。

 おそらく原因は、セールで購入したLuna Rojaである。
 これは同じ赤ワインの香りをテーマにしているが、こちらの方が軽やかでとても口当たりがよく飲みやすいのだ(香りの話です)。私が購入した新しいエディションII-XXIIは特に軽やかで甘く、フルーティに香る。この香りがあまりに心地よいため、寝香水として何度も使っていた。
 その結果私は飲みやすいLuna Rojaの香りに慣れてしまったのだと思われる。La Tierra del Rayoはもっと濃くしっかりと赤ワインそのものを感じさせる。うーん。

 あんなに欲しかったはずが…30mlサイズが入荷したとオンラインストアからメールが来たが、結局購入を見送る事となった。残念だ。こんな事も、あるんだなぁ…。

Huemul / ウエムル: I-XXII

 アンデス地方の森林にいる野生のシカをイメージした香り。つまりムスクだが、もちろん動物性ではなく植物性のムスク、マッソイアを使っている。青い植物性バターっぽい濃厚さに、ジャスミンの香りも加えてアニマリックに。甘さは控えめで、クリーミーな風を感じる。
 これが…私にはダメだった…。あのユルーペの悲劇の再び。つまり、私の肌では青パパイヤを有塩バターでソテーしたように香るのだ…。
 なんかもう本当に悲しい。シカちゃん…私はただシカに会いたかっただけ…動物大好き…つら。
 ユルーペはこのソテーにさらにフルーツの甘さも加わってなんとも言えず口をモニョモニョさせてしまったが、こちらはジャスミンのおかげか割りとサラッとしている。シカの毛並みのように皮脂を纏ってつややかで、ほんのり甘く香ばしい香りを放ちながら、しっとりなめらかに風が吹き抜けるかんじ。

Malena / マレーナ: I-XXI

 マグノリアとカシスの組み合わせだが、シトラスのようなシュッとした爽やかさがあり落ち着いている。これは夏に向きそうな香り。
 フエギアらしい青い香り。すっきりした透明感の中に、マグノリアの柔らかくてムスクのようなうっとりさせる雰囲気がある。カシスが正直よくわからない…それよりもシトラスって感じる。青い。きゅうり感。おしゃれきゅうり感(笑)。
 レモンスライスを浮かべた水。水耕栽培の水を入れ替えてる時間。官能的な時間を終えた後の口に溜まった唾液。ん?なんだ微妙な例えか? 青い匂いが混じる、若い時間。少し暗い室内に、透明に見えるガラスから光が差し込むが、それは少し青く、グレーがかっていて、室内をよりシン…とさせる。湿度が高くて、でも暑くはない。
 青い香りだけだとあまり得意じゃないのだが、ビターですっきりした雰囲気にマグノリアの甘さがいい。水分がたっぷり含まれてる香り(イメージの話)なので、暖かくなってきたら付けるのが楽しみだ。

Amalia / アマリア: I-XXII

 美しく咲き誇るジャスミン!ジャスミンだよぉ…!(そうだよ)
 ウルグアイとアジアンの2種のジャスミンに、ムスクとアンバーも加えられてより華やかになっている。ジャスミンが好きな人なら絶対におすすめ!私はもう虜です。
 このまろやかな甘さ。クセ弱めのジャスミンティーの香りだ。それが体温のような温かさを伴って甘く漂ってくる。ジャスミンそのもののクセは控えめで嫌味がなく、お茶を飲んでリラックスしたような雰囲気になる。ジャスミンの高貴で華美で艶っぽい香りが、とてもラフな格好で寄り添ってくれるかんじ。
 お茶系の香りとレイヤードしたらもっとリラックスできそう。ただ、とてもすっきりしたクセの弱い香りなので、このバランスを崩さないものがいい。ヘタすると安っぽいフローラルになるので注意。
 はぁ…もうずっとフガフガ嗅いでいたい。

 この香りに甘くおいしい香りをプラスした、Amalia Gourmandという香りもある。次回はこれを買う!

Biblioteca de Babel / ビブリオテカ デ バベル: I-XXII

 ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編『バベルの図書館』をモチーフにした香り。
 バベルの図書館は無限に棚が広がっており、蔵書はすべてアルファベットを組み合わせて作られた410ページの本である。つまり、この図書館の蔵書ほとんどは無意味な文字の羅列だ。この蔵書を管理する司書たちは図書館の中に住み、ここで一生を終える。そういうよく分かんなくなる雰囲気の話だけど短編だからぜひ読んでみてね!

うちのボルヘスくん

 図書館の香り、なのだが紙の匂いとは違う。本棚の匂いだ。キリッとしたスパイス、ホットだけどドライ。ジンジャーエールみたいだ。昔の救急箱…古い絆創膏と消毒液のような匂い。シナモンも効いていて、じんわり甘く温まっていく…めちゃくちゃ…落ち着く…!

 図書館の香りといえばMAISON MARGIELAのWhispers in the Libraryがある。あれはもっと甘かった。
 小声(こうやって比べてみると…悪いがマルジェラの方がクオリティが低く感じる)
 お酒やグルマンな香りもなく、シングルノートなのに光景が浮かび上がる。フエギア臭もあるし。ウッディでズシッとした木の質感、でもふわふわっとした軽い繊維のような質感、あと墨の匂い。最初この墨の匂いが強くて救急箱だと思ったんだが、だんだんと落ち着いてきてシナモンが効いてくる。温かみがあって甘くて少しツンとして…それがウッディの重みに膜になって張り付いて、もわもわ…と少しベタつきながら煙るような。
 ラストノートにくると少しお香っぽい雰囲気に。どこまでも同じ光景が広がっていく図書館の奥行き。

 これがフエギア最初の香りらしいですね。最高だよ。もうずっとくんくんしてる。倍プッシュしたいぐらい。最高のインドア香水。

Yaguareté / ヤグアレテ: I-XVII

 ネコ科の放つ香り。つまりムスクの香り。シカのHuemulと同じく動物大好き人間ゆえに選んだ。猫ちゃん大好き。短毛も長毛も無毛も縮れ毛も大型も小型も猫はみんな好き。
 んで、結果から言うと、猫ちゃんは私の前に現れず、しつこく探すと姿を見せ、激しく威嚇してきた。

 あれ?全然肌から香らない…吸収されちゃうタイプかな?…ん? 全くと言っていいほど香らなかったため多めに付け足す。それでやっと分かるように。
 なんというかこう、スーンとした香り。冷たい酸味にジャスミンのような強いアニマリックさがツーン。このツーンが私はダメで…。今までもダメだった「ツーンとした嫌な香り」に近い。Huemulといい、私は植物性ムスクが苦手なようだ。
 付けすぎたせいかもしれない!と思い直し、後日少なめで再挑戦。…やっぱり全然香らない…!なんでだろう?しかし増やすとツーンとしてダメだー。その境が分からない。
 クリーミーな甘さだったHuemulと違い、こちらは猫らしく終始ツンとしている。この香りが得意な方なら、ゴロニャンとデレてもらえるんだと思う…。ムスクのまろっとした雰囲気の中に、甘みが少し感じられる気がする。この雰囲気が、猫ちゃんかわいいね~と触りたい欲求を抱かせるのだが、それ以上近づこうものならシャーッを牙を剥いて威嚇される。そしてツン。
 近そうなジャスミンの香り(Amalia)と重ねてもやはり「ツーン」が強く、私には難しかった。

Los Humos Sagrados / ロス ウーモス サグラードス: I-XXI

 ウードウッド。パロサントにアガーウッドにセージ。燻したような鈍い、ブルルンと立ち込める匂い。ブルルンというか…ぶるぁというか。
 この鈍い香りが私はダメで…。燻製、苦手なんです。それと子供の頃から肉が苦手で、こういうタイプのレザーの香りとかも苦手です。
 でもわからないのは、この香りはどこの子ですか?ということ。アガーウッド?パロサント?ちょっとここらへんの香りと名前の答え合わせが出来ていないので分からない。
 ただし、このインパクトを過ぎるとセージでまとめられていいかんじ。パロサントは甘くクリーミーと聞くからこの後ろのモフモフ感かな?それなら他のパロサント系も試してみたい。

Don Giovanni / ドン ジョヴァンニ: I-XX

 ジャスミンにアンバーとムスク、とあり、おや?Amaliaと似ているのかな?と思いきや。こちらはムスクが少し強く、甘さは控えめ。薄く付けると爽快なウッディのようで、そこにアニマリックなクセがネロッとまとわりつく。かぐわしい体臭ってかんじ。もう少し強めに香らせると、エロティックなジャスミンに。
 おそらくYaguareteのような「ツーン」が薄まったことで爽快に感じられているようだ。アンバーの甘さも下の方でゆるっと漂っていてとにかくエロい。すごく絶妙にエロい。
 さらに、だんだん落ち着いてくるとチュベローズが出てくる…!エロさに可愛げまで出してくるとかあざとい。なんかますますこういう体臭、という風になってきたな…いい…。
 最後まで「ツーン」は残るものの、それ以外の部分はとてもセクシーでツンデレな雰囲気もある。ムッと思うところはあるものの、人を惑わせ魅了していくその様は、さすが女たらしのドン・ジョヴァンニ…。
 これはまさに男性がつけるといい感じ。年齢や性格を選ぶとは思うが。もちろん女性でもいいが、どちらにせよ、ちょっと個性的で多少のわがままも愛嬌と受け入れられるタイプ、そして人好きで社交的なタイプに似合う。

Cactus Azul / カクタス アスール: I-XX

 昨年初サロパで初フエギアを体験したときから気になっていた香り。名前を見てすぐ「サボテ〜ン!」と理解できたからだ。
 何がサボテンかはわからないのだが(え?)、すっきり苦めのシトラスウッディでメンズ向けの雰囲気。甘さがなく、皮の苦味がギュッと効いてていい。ミントも入っていて、より爽快感が加えられている。これは夏に良さそうだ。
 シダーウッドがズシッと重しになっていて、言ってしまえばこのシトラスウッディは虫除けとかそういう薬臭さに通じるんだけど、とても爽やかだからスーッとして気分がいい。リラックスもできるし頭が冴えそうだ。かつウッディの重みがあるので、気持ちが横に広がらず碇を下ろして空高くまっすぐ登っていく。
 こういうのがどうしても必要な時って、絶対ある!精神安定剤としてだ。そんなときに手首に付けたら絶対に効く。日常的には使わないが、救急箱に必要なアイテムのうち一つ、という気がする。あくまで私個人にとっての話だが。
 Malenaもそうだが、夏に効きそうな香りは胴体に付けるより手首に付けるほうがよさそうだな。私はいつも胸元に吹き付けるのだが、それだとこの香りも温まってしまい気分が悪くなりそうな気がする。手首につけ、ひんやりした空気の中をスッと通ってくる方が気持ちがいいと思う。
 精神が不安定なときは、冬空の下でも付けたい。



 以上です。

 前から思ってたんだけど、どれ嗅いでも「フエギアーッ!! 」っていう香りするよね。青いというかウッディな香りというか。植物の水っぽさを感じる。
 実際、フエギアにはどの香りにも共通して入っているウッディな香りがあるらしいので、「フエギア臭」は私の勘違いじゃないそうだ。


 サンプル販売はオンラインストアのみ。
(限定ものなど、サンプルのない香りもたまにあります)
 これが現品購入時のおまけとして頂けたらいいんだけどね。ないよねそういうの。やってくれたらもっと購買意欲増すんだけどなぁ~(チラッチラッ


 高価格なフエギアが800円前後で試せるのはかなり有り難い。やはり実際つけないと分からないことがある。何度か試すうちに印象が変わってしまうこともある。
 あとエディションによって香りに差が出る。これは結構大事なことで、サンプルでいいなと思ってもいざ購入したら香りが違う!苦手なタイプでこれじゃ付けられない…!なんて事もある。
 それに店頭だと「フエギアの香水は使用期限がないので、そう考えたら100ml買っても十分お得なんですよね!」と笑顔で迫られてウッカリ買いそうになる。

 なので、急に100mlサイズ50000円どーん!なんて買う前に、まずはサンプル購入がおすすめです。

 ちなみに香りのファンになりすぎて新たなエディションが出るたびに購入するという猛者もいらっしゃる。富豪なんだと思う。W杯でカタール行った人に「おみやげは油田でいいよ」と言ったのに、忘れてしまったのか買ってきてもらえなかった。富豪になりそびれた私は、今後もちまちまとサンプルを集めることにする…。


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