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【2022年9月前半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

・9月6日からのレイバーデイ明け相場に注目も薄商い
・次回21日のFOMCにて0.75%の利上げが織り込まれた
・消費者物価指数(CPI)は予想の上

■起きている事

●米国10年債利回り動向

右肩上がり

直近1ヶ月の10年債利回りは綺麗な右肩上がりで、悪いCPIの発表で3.4%を越えました。


CME Fedwatch

9月11日段階ですがフェデラルファンズ先物を見ると、次回9月21日のFOMCにて、3回連続となる0.75%の利上げが織り込まれたことが確認できます。(そして、悪い8月のCPIを受けて、1%利上げという声も..)

もう投資家は慣れてきた感がありますが、これは歴史的にもスーパーレアなケースです。この急ピッチ&急角度の利上げが、景気にどのような影響を与えるのか。

定説としては、株価の急落⇒景気指標の悪化なので、もう私は急落前に逃げられると思っていません、静かにその時を待とうと思います。

●株式マーケット観察

-レイバーデイ明けの相場観察
Day1(9月6日)

Investing.com
セクター別パフォーマンス

レイバーデイ明け1日目。ダウ、NASDAQ、S&P500ともに下げて始まりました。特に小型株の下げが大きいです。NASDAQはこれで7営業日連続の記録的な下げ。

セクター別に観察してみるとハイテクセクターとエネルギーセクターが下げを牽引して、ヘルスケアセクター、不動産セクターが耐えている状況。

Day2(9月7日)

Investing.com
セクター別パフォーマンス

エネルギーセクターを除いて株は反発しました。特に公益セクターに資金が集まっています。リスクオンの際、公益セクター(UTILITIES)に資金は集まりません。よって、この反発もブルトラップの可能性が高いでしょうね。

Day3(9月8日)

Investing.com
セクター別パフォーマンス

ヘルスケアセクター、金融セクターが相場を牽引し、プラスで終えました。また、この日は9月のFOMC前最後のパウエルFRB議長の公式な発言があり、値動きの激しい1日でした。

Day4(9月9日)

バク上げワロタ
緑が鮮やか

レイバーデイ明けの1週間。かなり警戒して観察していましたが、終わってみると株価は堅調。

しかし、出来高は薄く金利は高いままなので、警戒モードは解かずに慎重に行こうと思います。


●経済指標観察

-米国FRBパウエル議長発言

「われわれはこれまでと同様、直ちに、真っすぐに、力強く行動する必要がある」

「同僚と私は、このプロジェクトに強くコミットしており、根気強く続けていく」

「労働市場において需要は依然極めて強い。雇用者数は高い水準での伸びがなお続いており、賃金は高止まりしている」

「われわれは政策介入により、経済成長が潜在成長率を下回る期間を得たいと考えている。それにより、労働市場はより良いバランスを取り戻し、賃金は2%のインフレ目標とより整合した水準へと下がっていく」

「(我々は)任務が完了するまで尻込みしない」

「金融当局には物価安定という責務があり、それを引き受けている」

「インフレ期待を抑制し続けるのは非常に重要だ」

「時間は刻々となくなりつつある」

「インフレが目標を大きく上回る期間が長引けばそれだけ、国民が経済的な意思決定にインフレ高進を自然と組み入れ始めるという懸念は大きくなる」

「われわれの任務は、それが起こらないようにすることだ」

Bloomberg

特に大きな変更やサプライズは無い印象を受けましたが、この発言で市場は次のFOMCで引き続き0.75%の利上げを完全に織り込んだ模様です。

また個人的にパウエル議長は物価そのものよりも、労働市場、賃金インフレを見ているなと感じました。

「賃金は2%のインフレ目標とより整合した水準」この‟水準”がどこなのか?を今後探っていきたいと思います。

-アメリカ消費者物価指数(CPI)

インフレ頭打ちの夢破れる

8月の消費者物価指数は予想、前回を上回り、市場参加者のインフレ頭打ちシナリオを見事に打ち砕き、株価は大幅安です。

■9月前半にしたこと

●労働・オブ・ザ・リング

今日も明日もせっせと働くのみ。中間管理職・利根川よろしく、組織で働く楽しさも大変さも、メリットもデメリットも噛み締めながら、労働に従事する毎日です。

たまにふと、「くだらねぇなぁ」と青空に向かって呟きたくなる時もありますが、金麦でも飲んで明日も働きます。

●個別銘柄入れ替え

エネルギー銘柄($PXD、$AR)アウト⇒ヘルスケア銘柄($MOH)イン。

エネルギー関連は冬のヨーロッパ需要を見込んでましたが、風向きが少し変わったので早めに撤退しました。

$MOH(モリーナヘルス)は低所得の家族と個人に公的な医療扶助制度関連のソリューションを提供し、政府機関による公的な医療扶助制度プログラムの管理を支援するビジネスを展開しています。

チャートもブレイクアウトを確認

打診買い程度ですが、買付理由は良決算ですので、手放しの決断も決算ミスにします。

■9月後半にすること

●台風シーズンといえばサーフィン

ホームビーチは湘南にある由比ガ浜や七里ガ浜なのですが、今月は千葉の作田に遠征しようと思っています。

湘南も台風前後でハマればメチャクチャ良いウネリが入る可能性のある貴重なシーズンです。

ホームビーチである湘南はサーフィンするのにコストが電車賃くらいしか掛からないので最高です。

■まとめに変えて

良くある問いですが、「アメリカの今後は今までのように株価上がらないのでは?」「積立投資でも将来元本割れするのでは?」というもの。

私パラディソは、馬鹿の一つ覚えのように、Buy&Holdを唱えていますが、結論として、”積立投資であっても、将来の元本割れリスクは十分ある”と思っています。

こんなに汗水垂らして、言いたいことも飲み込みながら労働に従事して、毎月のお給料の中から支出のコントロールをし、QOLの保てる範囲で最大限の入金を行い、投資理論を学び、経済指標の観察、個別銘柄の決算チェックを行っていたとしても、将来、損するリスクは十分にあるとか無慈悲だなと思いますが、それが現実です。

まあ、そうなったらそうなったで諦めるしかないですね。時間もお金も取り戻せませんので。

ただし、またこれも事実なのですが、”リターンの源泉はリスクである”ということ。

このようなリスクを背負う代わりにリターンを得ることが出来るのです。

個別株投資に全ツッパした経験のある私ですが、その時期に比べるとインデックス投資はどこか退屈で、値動き、リスクもマイルドに感じていましたが、実はインデックス投資でも十分にリスクテイクしています。(現金比率や債権比率にもよりますが)

偏差値50くらいの高校に通い、偏差値50くらいの大学を卒業しました。なにか特別な才能もあるわけでもなく、残念ながらサラリーマンとしてのエリート街道も歩んでません。

自分で事業を起こす事もしませんでしたし、ましてや自分の会社をバイアウトして億万長者になるような青写真も描くことすらできないパラディソです。

このままなんのリスクもとらず、社会や使用者の顔色と評価を気にしながら一生を過ごすくらいなら、たとえ元本割れのリスクを負おうとも、再現性の高いであろう自分のできる方法で、脱獄の可能性を追い掛けたほうがまだマシと割り切って、今日もリスク許容度の範囲内で、リスクを取っていこうと思います。

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