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【一戦一評】セルティックスvsレイカーズ(Game50)


こんにちは、スワッギちゃんです💜💛


この記事では「NBAを観戦できないファンも試合の流れを掴めるような寸評」をコンセプトに、レイカーズの各試合について情報・分析・予想などを交えてお話しします。


ウォリアーズ戦での2OTを超えた勝利から一転、ロードトリップとなるロケッツ戦、ブルズ戦で惨敗したレイカーズ。


重なる激戦でレブロン&ADの休憩を余儀なくされた今日、ホーム戦最強のセルツを迎え撃つのは散々トレードを噂されている放出候補生たちです。



敗戦濃厚でノープレッシャーな今日こそ彼らのアピールチャンス。果たして、暗闇を差す一筋の光となるのは誰か......!?




◯スタメンチェック

本日のスタメンはこちら👇


前述の通り、レイカーズはレブロン&ADの大将2人が欠場です。

代わりにスタメン枠を勝ち取ったのは、前戦もAD欠場につき先発出場したヘイズとここ最近ハイパフォーマンスを継続するバンダービルトでした。




対するセルツは安定の5人。

ここ数戦、レイカーズはDlo-リーブス-プリンスを並べた超オフェンシブ布陣を固定スタメン化しようと目論んでいましたが、セルツのような安定感は得られていません。




スタメンを固定させたいレイカーズとスタメンが固定的なセルツ。勝者はどちらか......!!





◯1Q: 重篤なミスコミュニケーションを突け!


セルツが今季上位に君臨する理由、それはスタメン5人全員がある程度1人で攻めれるし、1人で守れること。


この強みを活かすべく、敵は1stポゼッションからKPの絡むPnR以外をオールスイッチで守ります。



対してエース不在でなかなか攻め口の見つからないレイカーズはDlo,リーブスによるPnRプレーに頼らざるを得ません。

やや狭ホーンズセット
KPの壁

しかし、フィニッシャーとは言い難いVandoにはタフな仕事となります。

このあと交代で八村もローラーになりますが、やはりゴール下で潰れやすい傾向は変わらず。




代わりに敵の速攻が突き刺さりますが、敵は敵で重篤な問題を抱えることになります。


1つめはスリーの不調です。

相変わらずキャッチアップが遅く速攻に弱いレイカーズですが、今日は敵のスリーがいまいちで助かっています。


代わりにリーブスは1Qのみで3本のスリーを沈める好調ぶり。

今日のキーマンとなるのか?


2つめは主にカッティングプレーにおけるミスコミュニケーション。

特にJB,KPがパスミスを連発し、レイカーズがカウンターに繋げられています。


そんなカウンターのアーリーオフェンスをある程度止めてくるあたりは流石セルツ😅

特にホワイトとKP. レイカーズとは正反対の速攻セーブ率です。



そして、1Qの締めくくりにVandoが魅せます。

前述のパスミスを的確に狙うスティールと、味方のミスをカバーするオフェンシブリバウンドで飛び回る!!


その後のプレーがあまり上手くいかず大量得点とはならなかったものの、今後の展開を左右する良いプレッシャーになっているハズ。



ホリデーがベンチ陣を率いる時間も、身体を当ててじわじわ侵入しがちなホリデーとプリチャードを案外守れてしまいます。


今日はJBやテイタムのアイソが1番怖いかもな、、、




最後の最後にハウザーが複数本のスリーを沈めて追い上げられてしまいますが、1Q 28-25でリードは保てています。

守備崩壊の恐れがあるのはここから。気を引き締めよ!






◯2Q: 結論、スリーこそ正義。


2Q開始しました。ホリデーと代わりテイタムが出場していますね。

そして、1Q最終盤のわずかな時間でスリーを決めまくったハウザーも継続して使われています。


ちょっと離しすぎじゃない!?😅


Dloのチェイス力不足、八村&ウッドとのコミュニケーション不足が重なり独走状態のハウザー。

これが何度か続いてしまいました。


はじめの数ポゼッションは外してくれたので良かったものの、決まっていれば即タイムアウトでもおかしくなかった対応です。




ハウザーにパスが回らなかったポゼッションではテイタムがスクリーン要求からPnRを展開します。


ここでレイカーズはテイタムに圧をかけるべくブリッツを選択。すると、わりと早い段階でパスを捌いてくれますね。


今日に限ってはテイタムやJBにゴリ押しエースムーブされるほうが怖い気もしますが...




この間、レイカーズはDloがスリー2本、ウッドが1本沈めて食い繋いでいます。「ペネトレイトがキツいなら外から打てばいいじゃない」作戦です。



そして、キツかったペネトレイトが敵スタメンの帰還によりさらにキツくなります。


いよいよ得点手段が失われたかと思いきや......



リーブスがさらに2本のスリーを沈め、Vandoも次いで2本、Maxも1本沈めてしまいました!


最近、Vandoのスリーが本格的に戦力化してきちゃってるのが面白いですね。ハンディACの育成効果なのだろうか?



対するセルツはテイタム&JBのイージーミス連発で全く攻撃のギアを上げられなくなってしまいました。




絶好調のレイカーズでしたが、ここでバッドニュースが.....

Vandoがアキレス腱のあたりを痛めてしまった様子。


敵のTOVを誘えていたのはVandoの守備があったからこそ。コレは相当痛手だぞ、、、



前半は60-46で逃げ切れましたが、今後Vandoナシでも大丈夫か...?






◯3Q: テイタムがスターたる所以


さて、3Q開始です。

レイカーズは相変わらずPnRをメインオプションに攻めどころを探しますが、やっぱりDloのレイアップが外れまくっています。



代わりに少し目立ったのがヘイズ。

KP相手に高さで勝負でき、頭越しのアリウープやOffRebからのAnd1まで沈めてしまいました。



さらに、相変わらず好調なリーブスが2本のタフなスリーを決めます。


これでなんと本日キャリアハイを7本に更新‼️

欲しい武器が欲しい日にあれば戦えるんだ。



また、Xにも投稿しましたが3Qのプリンスがすこぶる良かったのでご覧ください。

目立つ活躍をする選手ではありませんが、何でも出来るので置いて損は無い選手です。

ハムHCは使いすぎだなんて言われがちですが、そりゃ使うよね。




ちょっとイリーガルな攻勢を示したレイカーズと裏腹に、セルツのオフェンスは未だにパッとしません。全く形は悪く無いように見えますが、、、あんなに外れるのも珍しいのではなかろうか。



この窮地にマズーラHCはホリデーとテイタムを残してプリチャード, ハウザー, ホーフらをなんと3Qのこり9分時点で早期投入。ベンチ陣で外からの圧力を強めてきましたね。

特にハウザーは既に3本のスリーを沈めていますが、3Qでもう2本追加してきました。リーブスの影に隠れていますが相当ヤバいです。





そして、これ以降オールスターたる所以を見せつけたのはジェイソン・テイタム。


やっと1on1でも本領発揮し始め、3Qのみで10得点の大活躍。




Vando不在で恐れていたスターの復活を招いてしまいましたが、この10得点はFG 4-9(44.4%)によるモノ。そんなに高い数字ではないです。



テイタムvs八村


NBA最大級のファンベースを誇るレイカーズとセルツの対決、ここに来て会場がようやく盛り上がってきました🔥🔥🔥


88-78で迎える4Q, レイカーズは貯金を切り崩すことなく勝てるのか.....⁉️






◯4Q: 遅咲きのクローザー


10点差を死守したいレイカーズは命運をDloに託します。

本日放ったレイアップはほぼ外れていますが、自分がダメならアシストを稼げばいい!と言わんばかりに場を組み立てていますね。


KPがゴール下に居ないスキを突いてバックドアパス。塁さんとの連携プレーでした。


この後もホーンズセットの形を取ろうとしますが、KPが塁さんをマークするとDloが「下がれ!」と指示。


DloはKPをゴール下から離すことでレイアップチャンスを狙っているようです。そして、八村にコーナースリーで圧力を掛けるようにも促していますね。




代わりにウッドが単独でピックを掛ける形となったのですが、このポゼッションでDloもウッドもレイアップが一切決まらない悲劇。

今日は本当にスリーに助けられています。



一方のセルツもオフェンスの型が定まらない様子ですが...

土壇場で仕掛けたのはなんとホリデーのポストアップ。

得点効率はかなり良かったものの、守備においてファール量が増えたことなども重なり最後まで逆転に至るほどの勢いを得られませんでした。





そして、 レブロン&ADを欠くレイカーズがリーグ最高勝率のチームに劇的勝利を遂げたのです!!


何よりスゴいのはリードをキープし続けて勝ったコト。奇跡の逆転などではなく、圧巻の勝利でした。





◯本日のMVP

本日のMVPは、キャリアハイ7本のスリーで停滞を危ぶまれた得点力にバフをかけたオースティン・リーブス🇺🇸



泥沼での希望、見えたね!!


タフなロードトリップを乗り越えるための良いムードが出来上がった試合でした!!





〜終〜




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