皮膚むしり症③美容からの学び

ネイルサロン2回め、行ってきました。
前回から2週間空いて、この2週間セルフケアの答え合わせと、再度のハンドケアを受けに。
とーってもいろいろな気づきを得たので、記録です…。

まずこの2週間のセルフハンドケアの効果について。
前回教えていただいたケアの方法は、

①爪周りにオイルを塗る
②ときどき角質処理をする
③爪切りを使わずやすりで爪を整える
④指先を触らない、なんなら使わない

の4点。

私の振り返りはというと。
最初の1週間、めちゃくちゃ頑張りました。
特に①オイルとハンドクリームによる保湿。
目標は、1時間に一回。
手がいつもぬるっとしてるくらい、塗りました。
④指先使わないのは無理だったけど、ちょっとした動きで爪や指先がダメージを受けて、爪が削れたりささくれができることには気づきました。
カバンの中の物を探すとか、食用油のフタを開けるとか。爪や指が引っかかるし、すぐささくれになってた。
逆になんで今まで気づかなかったんだろう。
ささくれなんていつできてるの?って、今まで知らなかったけど、この観察期間により知ることができました。

続く2週めは、少しサボり気味。
①オイルは1日5〜6回は塗ってたと思うけど、少しかさつきを感じる時間も増えてきた。
でも、そういえば後半は、ちょっとやそっとではささくれができなくなってました。

②角質をとったり③ヤスリで爪を削るやり方は、いまいちうまくコツが掴めなくて、少し引っ掛かりが気になる時に整える程度。
しかし2週めも、④指をいじることは意識的に猛烈に我慢したので、皮膚をむしるのも最低限で済み、最終的には爪もかなり伸ばすことができました。
わーい。

そして、ネイルサロンでの評価は
「めっちゃ保湿されてます!効果出てます!いい感じ!!」
とのこと。
ちゃんと毎日保湿してた成果が出てますよ〜と褒めてもらって、安心&嬉しい!

自分的には、ちょっとサボっちゃったな〜というのと、爪が逆に伸びすぎてバランス悪い…と思っていたのでいまいちな自己評価だったのですが、
保湿のおかげかささくれもほとんどできなくなったし、爪も艶が出て丈夫そうに見えてきたという実感は確かにありました。

そしてたしかに、前回撮ってもらったbefore写真と比べたらまるで別人の指先!!

今までどんなに気をつけても上手くいかなかったのに、たった2週間で変化が現れるとは。
まだまだ捨てたもんじゃないぜ、私。

続いて、この経験から学んだことを改めて3つ述べます。

① 美容において保湿は最強
20代半ばに通っていたことのあるエステ界隈でも聞いた話なのですが、美容のためにはとにかく保湿。
一に保湿、二に保湿。

この2週間での指先の変貌ぶりは、全身くまなく保湿さえしてたら、大抵の皮膚トラブルは無くなるんだろうなと思うくらい、あっけなかったです。
ただ顔も手も、思った以上に乾燥していて、それをきちんと補うのは、質も量も難しい。間違いない方法だけど、ものすごく意識しないとできない方法でもありました。

今回は、手の保湿にハンドクリームだけでなくオイルが良いという発見もありました。
こうして実感をもって感じることができると、いろいろ美容法を試したくなっちゃいますね。
とにかく保湿で見た目が良くなるし、指先が強くなった気がしました。ささくれができにくくなったのも嬉しい副産物でした。

②習慣化において伴走者の存在はめちゃ大事
次、皮膚むしり症を通して人生に必要なことまで学んだ気がする。
私は結構、一人で黙々とコツコツと物事を進められる人間だと思っていました。
それは確かに、自分の特性や特技として、一つ持っているものではあるけれど、
当然ながらそれで全てが成し遂げられるわけではない。

今回の皮膚むしり症もそう。
仕事とかわかりやすいものでなくとも、自分の力だけでは乗り越えられない壁というものが、人生にはそこらじゅうに転がっている。

そしてそんな時、一緒に目標地点と道筋を考えて一緒に走ってくれる伴走者の存在がめちゃくちゃ重要でした。

「今まで治せなかったし」
「どうせ気持ちの問題だし」
「いつ治るか本当に治るかもわからないし」
と同じ場所をうろうろしていた私に、
「治るよ!」と励まし、
「これとこれとこれをやって!」と課題を提示し、
「次また会おう!」と目標地点を約束してくれる、
伴走者。
このひとがいなかったら、ずっと私は同じところにいるしかなかったのです。

気持ちの問題だよね、と自分ではわかっていても、
目に見えない自分のその「気持ち」を変えることは、ものすごく難しいことでした。
なのに、この人が一人現れただけで、気持ちというより行動そのものを変えることができた。
この経験は、自分にとって宝物のように大事にしていきたいものです。

自分だけで解決できないことは誰かに手伝ってもらう。
この当たり前のことが、私にとっては案外難しく、そもそも選択肢に上がってなかったということに気づきました。

なんでも一人で解決する必要はないんだぜ。
転職だってエージェントに助けられたし。

自分の人生の新しい軸を見つけたかもしれません。

③習慣化において期間の設定も大事
もう一つ汎用性のある気づき。
むかし、誰かが、
「習慣を身につけるなら3の区切りで」
と言っていました。
まず3日、やってみる。
つぎは30日、やってみると、その習慣の良さがわかってくる。
良いことは3ヶ月続けたくなり、この期間続いたらもうそれは「習慣」です。
…という感じのイメージだった気がする。

自分に合わない習慣や必要のない習慣は、これらのどこかの区切りで選別されるのでしょう。
難しくて3日もできないとか、1ヶ月経っても習慣の効果が感じられないとか。

そして、今回はまず2週間で区切られたわけですが。
先にも書いたように、私は「1週間頑張れた」けど、「2週めはサボっちゃった」わけです。
その一方で、「1週間では効果がわからなかった」けど、「2週めはちょっとだけ効果を感じた」。

もし、1週間で答え合わせをしていたら、とりあえずもうちょっと続けましょうね、で終わったかもしれないし、
次回が1ヶ月後だったら、もう無理〜って辞めちゃったり、爪が伸びすぎて嫌〜ってなっていたかもしれません。
いずれにしてもモヤモヤしてしまったと思うのです。

だから、今回の2週間はとってもちょうど良いタイミングでの答え合わせでした。
効果があったことを認めてもらえて、それによってまた明日から頑張って続けてみよう!と思える。

習慣の内容によって、いわゆる最初の「スモールステップ」の適した大きさと期間は異なると思うけど、
それでもその設定がめっちゃ大事だと思った。
理想は、フィードバックがちゃんともらえること、自分でも実感できる効果が現れること。
自分で「やった」というだけだと、最初はいいけどだんだん不安になります。
誰かに見てもらってOKを出してもらったり、自分で自分にOKが出せて初めて、「続ける」ことができるんだなあと思いました。

こんな感じで、皮膚むしり症克服プロジェクトの間にかなり学びを得ました。
というか、自分の癖とか考え方のパターンとかが全てここに詰まっていて、図らずも自分と向き合う機会となっています。
癖と向き合うということは、自分自身の根っこと向き合うということなんですね。
おもしろーい

ちょっと大変だけど、ツルツルの指先は手に入れたいので、もう一息、習慣化にむけて頑張ります。

そして他にも習慣化したいことがたくさんある。運動とか勉強とかアウトプットとか…。
調子も気候もいいこの時期に、いろいろ自分プロジェクトを始めたいなと思いました。

なんだかすごく長く熱く語ってしまった!
最後まで読んでくださりありがとうございました!

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