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不妊治療②服薬治療の始まりと継続

初診の後、2回診察を受けました。

1回目は、初診で受けたおりもの検査と内膜症検査の結果を聞いた日。

おりもの検査では菌の培養をしていて、何事もなければスルーだったはずなのだけど、
微生物(+)が出てしまった。
なのでこの日は消毒と抗生物質の処方があった。

不妊治療界(?)ではB型溶連菌というのが有名らしく、常在菌ではあるが出産時に赤ちゃんに悪さをする可能性があるので、これを持っている妊婦さんは出産時に抗生剤を点滴する必要があるらしい。
よくある菌なので、対処すればほぼ影響はないとみていいみたい。

ところが私は、違うタイプの溶連菌に感染していた。
溶連菌って、熱が出て喉が痛くなるやつ、だと思っていたけど、もちろんそんな症状出てなくて、しかも「よくいるタイプの菌」でもないという説明をされて、目ん玉飛び出そうになった。
「治療しましょう」と強めに説明を受け、抗生物質を1週間飲むことになった。(いろいろあってこれは今日から飲んでる)

いきなり検査に引っかかり、前途多難とはこのことよ…と、とほほな気持ち。

子宮内膜症は、以前から血液検査でマーカーをチェックしている。
私は2015年あたりから、ずーっと服薬治療していたのだが、2023年初頭までにはかなり症状が収まってた。
薬を飲んでいるうちは基本的に排卵がなく妊娠しないので、妊活を始めようと決心した今年の3月くらいに、薬を止めていた。

その後生理もちゃんときていたけど、奇跡のようにほとんど生理痛がなかったので、
これもしかして内膜症治ったんじゃない!?
と思っていた、のだが。

内膜症マーカーはじわっと高かった。

一応治療しないとね〜という値だったので、服薬治療開始。
3月まで飲んでいたジエノゲストを再開しました。

不妊治療と言いながら、これ飲んでたら妊娠しないんだよね?振り出しに戻った?
妊活はいつ始められるのだろうか…。

この日はホルモン検査も追加で行い、終了。

微生物検査の結果といい、内膜症治療の再開といい、最初に聞いていた予定と全然違うことになり、なんだか複雑な気持ちで病院を後にしたのを覚えている。

この日は病院の入っているビルを出たら、目の前で選挙演説をしている人がいて(翌日選挙だった)、それがものすごく不快だった。
駅近のイイところに存在している病院なので、その場所で演説が行われること自体は違和感はないのだけど、診察で少し重い気持ちになっていた私には、マイクを通して聞こえてくる力の強すぎる声に、反発心しか湧かなかった。
この、気持ちや感覚が敏感になる感じ。これが不妊治療か〜と妙に納得してしまった。

そして、この時のホルモン検査の結果を聞いたのが2回目の診察の日。

プロラクチンが高い、テストステロンが低い、というのが結果だった。

いくつかのホルモンを検査して、それぞれに基準値があって、そこからはみ出たら異常値、になるわけなのだけど
プロラクチンが高いから下げるお薬を、
テストステロンが低いから補うサプリメントを、
って感じで、いちいち薬(とサプリ)が増える。

抗生物質と内膜症のジエノゲスト、葉酸サプリもあるから、既に薬4種とサプリ2種である。

この日はホルモン検査の結果と新しく飲む薬の説明をたらふく聞いて終了。

担当だった薬剤師さんはなんだか変わってる?ハッキリした方で面白かったな。
(溶連菌の話をしたら、「この薬溶連菌にめっちゃ効くやつなんで!!」と力強く言ってくれた。処方薬と適応症がハマったときの快感は、薬剤師でない薬学出身の私にも、わかる気がしますよ笑)


なんだか、不妊治療の開始以来、大小関わらず出てくるハードル全てにつまづいている感じで、なんというか萎える。

ホルモン剤も、妊娠するまで飲んでねと言われるから、これ妊娠しなかったら本当にエンドレスなんだなとか、
治療らしい治療をしてないのに検査や通院の回数だけが増えていって道のりが遠く見える感じとか。
不妊治療って、まさに努力が結実しない、変化の見えない治療なんだなと早速実感しております。

まあでも、究極の目的を「子供を授かり無事に産むこと」としてしまうと、今の私にはあまりに大きく重すぎるような気がするので、
「実感だけでなく中身から健康になること」という目標に置き換えました。

普段元気でも、ホルモンガタガタなら本当に健康とは言えないし、
見えないところに病原菌がいても嫌だし、
サプリも別に体に悪いもんじゃない。むしろ良いもの。

妊娠するためには健康体であることが第一だと信じているので、私の年齢なら、妊娠しやすい体づくり=健康な体づくりと思っても差し支えないでしょう(と思い込む)。

時間もお金もかかるけど、病院で体の中を見てもらって、合うものを処方なり紹介なりしてもらってるんだから、プレミアムな健康維持をしていると思うことにする。

ちなみに、ジエノゲストを開始してから高温期が続いていて、寝起きは特に体がほてってだるかったのですが、プロラクチンを下げるお薬を飲んだ翌日から少しマシになった気がしています(気のせいかも)

自分の捉え方一つで前向きになるのなら、いくらでも言い換えすり替えしてやらあ(投げやり)。
今大事なのは、治療を進めること。

毎度毎度、長くなってすみません!
誰かの参考資料になればと、一例のサンプルとしての記録です。

今は高齢者の如く、日々のおくすり管理を頑張りたいと思います。お薬カレンダーでも買おうかしら。

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