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北欧のスウェーデンでどんな国?

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スウェーデンってどんな国?と思っている方に、テキストと画像で現地からの生情報をお届けします。
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#ヨーロッパ情報

北欧で流行りの雪の中でのフィーカ

北欧には「フィーカ」というお茶の時間を表す言葉があります。職場や家族や友人たちとお茶の時間を持つことはとても大切で、ちょっとした休憩タイムとして午前と午後にフィーカの時間を持ちます。 北欧の人たちはフィーカが大好きで、生活の一部になっています。 それなのに、コロナ禍で今までのようなフィーカの集まりができなくなった今、アウトドアフィーカが流行っています。 このところ雪が積もり、気温もマイナス10度にもなるかというのに、人々は喜んでアウトドアフィーカを楽しんでます。 晴れ

ベビーカー天国、ストックホルム

ベビーカー天国、ストックホルムについてお話ししたいと思います。日本に帰るといつも思うのですが、スーツケース等の重い物を持っていると、駅や街中に階段が多いことに気づきます。重い荷物を持って、この階段をいったいどうやって上ればいいのだろうといつも悩んでしまいます。日本には、まだまだそのような施設に遭遇しますので、改善の余地があるのではないかと思っています。 ストックホルムではバリアフリーが行き届いていて、ベビーカーや車椅子の人でも困ることのないように、全ての駅のホームにはエレベ

オーロラが見える時

さて、今回はオーロラについてお話ししたいと思います。オーロラといいますと冬の風物詩とお思いの方も多いかもしれませんが、実は1年中出現しています。夏は太陽の光のために見えないのです。ですから、太陽の日照時間が短くなると見えやすくなってきます。オーロラは宇宙空間で起こる化学反応によるもので、その反応によって様々な色に見えますが、いちばん一般的なのが緑色です。紫や赤などはあまり頻繁には見られないようです。 ストックホルムでも運がよければオーロラが見えることはあるようですが、確率が

スウェーデン料理

2001.9.18のコラムをそのまま載せてみました。リライトする必要がほとんどないというのは、それだけスウェーデン料理が進歩していないということですね。新しいメニューは増えていますが、伝統的なお料理は何も変わりません。 日本ではなかなかなじみのない、スウェーデン料理についてお話ししましょう。スウェーデン料理というと何を思い出しますか?スウェーデン料理なんてあんまり聞いたことないかもしれませんね。あまり大きな声では言えませんが、この国は料理に力を入れているようには思えません。

スウェーデンってこんな国

人口1000万人をついに超えたスウェーデンの面積は日本の1.2倍です。地形は縦長で、北部は北極圏になり、人間よりもトナカイの方が多く住んでいます。公用語はスウェーデン語ですが、90%の成人は英語もほぼ完璧に話します。英語が話せない人がいたら、それは移民です。 スウェーデンの首都ストックホルムは14の島からなり、北欧のベニスと呼ばれる水の都です。日本では魔女の宅急便のモデルとなった街としても有名です。 スウェーデンの暮らしでもっとも厳しいのは、半年は続く長い冬です。北極圏で

北欧とスカンジナビアの違い

日本では、スウェーデンというより、北欧の方がなじみがあるかもしれません。北欧とひとまとめになっていますが、北欧といってもいろいろな国があります。スカンジナビアという呼び名もありますが、スカンジナビアと北欧はちょっと違います。 北欧は北ヨーロッパ全体で、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、アイスランドの5カ国になります。スカンジナビアというと、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーの3カ国になります。この3カ国は王国であり、言語も似ていますが、フィンランドとアイ

ニルスの不思議な旅とは

私は1998年から北欧スウェーデンの首都ストックホルムに暮らしています。スウェーデンで暮らすことになってまず始めたのは、スウェーデンを知ることです。その時代はネットはつながるものの、まだブログもなく、htmlを駆使したウェブサイトや掲示板で情報を得ていました。2002年に、海外在住日本人同士の情報交換も兼ねて、海外コラムのスウェーデン情報を担当することになり、その時に書いたコラム「ニルスの摩訶不思議な旅」をリライトしてみることにしました。 タイトルの元になった「ニルスの不思