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「香り」と「匂い」と「臭い」

これまで「BARで飲む時に心に留めておくと良いこと」みたいなことを何本か記事で書いてきたけれど、そういえば一つ抜けていたことがあったので今日はそれについて書いてみようと思う。

BARで飲む時に気を付けることの1つ、それは「におい」だ

お酒を楽しむ時の醍醐味の1つに「グラスを鼻に近づけて香りを楽しむ」なんてのもある
特にウイスキーなどは香りも重要なお酒の要素の一つで、気に入ったら
「あ~このお酒ずっとグラスで嗅いでいられるよな~♪」と悦に入ったりもするわけで。

また味わう際にも「香り」というのは重要な要素だろう、これはお酒に限らず繊細なお料理などでもそうで、「良い香り」というのは食欲を大いに刺激してくれる。

だが、そんなときに隣や近くから「自分の許容範囲を遥かに超えた明らかに異質な匂い」が漂ってきたらどうだろうか・・・

ハッキリ言って「今日はもう帰ろう」と思うぐらい最悪な気持ちになる。

無論、BARなどは喫煙可能なところも多く、タバコの匂い関しては非喫煙者の僕もそこまで目くじらを立てることは無い。(最近は禁煙のBARも多くなってきたようだけど)
しかし、「つけすぎた香水の匂い」というのはどうにも許容できない。

横を通った時に微かに香る程度なら全く問題ないのだけど、明らかに「香りの暴力がフルパワーで殴り掛かってくる」レベルのものはもはや「匂い」ではなく「臭い」、もしくは「香害」と呼びたくなる。

そんなのが隣にくるとお酒を楽しむどころではなない、どんなにグラスに鼻を近づけて香しいウイスキーの香りを探そうがその前に香水の臭いが前に出てきて邪魔をする。

あいにくと、ゆっくりお酒を楽しみに来たのにそんな空間を我慢できるほど僕の心は広くはないのでそんな場面になると

例え1杯目であろうと「ごめんなさい、チェックして下さい」言いたくなる

ことほど左様に、BARという空間においては(これは飲食店全般に言えることだけど)「香り」というのは重要なものだと僕は思っている。

もちろん大切な人との食事などで少し良い香りを纏いたい気持ちは十分わかるし、僕も柑橘系の香水などは時々使うのでそれを否定する気持ちは微塵もないのだけれど「繊細な香りを楽しむ飲食の場においては」という点においてほんの少しだけ気を付けよう、ということを今日は書いておきたい。

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