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僕は上手く生きてきたつもりだった。

昔から空気を読んで、人に好かれることは得意だった。

人から好かれたりいい子だと思われる行動をするのは苦じゃなくて、おかげで学校の成績も割といい方で、素でやっているように見せられたからだと思う。

まぁ実際楽しかったし好きな事をやってきた。
その上でいい評価を貰えるのはとてもとても有難いことだった。

私の目標とする人が、空気づくりの達人だった。
その人が輪の中にはいるだけで、ふわっと空気が柔らかくなる。憧れだった。その人は特に話がうまい訳でもないし、リーダーシップをとるような人でも無い、そこに居る、だけなのだ。

そうなりたいと思ってきた。
だからこそ私は私なりに少しずつ人との接し方を変えてきた。

それがダメだったのかもしれないと思うようになったのはいつからだろうか。

「生きるのがへたくそだね」そういわれてから、だ。


実際、打たれ弱いし、分かりやすい、嘘もへたくそ、我慢も苦手、世渡り上手な人といわれる人とはかけ離れている。

まぁ、ちょっと考えればわかったのかもしれないのだけれども、私の生きてきた環境が良すぎたのかな、と思う。

それはそれで幸せだ。

自分はうまく生きている、そう思えている自分に駆ってに救われていた。

それが打ち砕かれたときは、もう今まで生きてきた意味はないんじゃないだろうかとか、自分のすべて、生き様を全否定されたような気分だった。

死んでしまおうと思った。

なんで今もこうして生きているのかは別の理由があるのだけれども、生きてきたことに対して自信が持てなくなっているのは事実である。

これまでの生き方で私が出来上がっているとしたら、、と考えると、今も死にたくなる。

あまり深く考えないようにもう蓋をしよう


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