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【Lesson 22】動物制作 はじめの一歩

◆◆◆この講座の対象者◆◆◆
・動物制作の基本技術を身につけたい初心者~中級者
Lesson 121までのすべての講座を受講済みの方

※この講座は、趣味で制作を楽しむ方のために公開されました。内容は著作権法で保護されているため、講座を参考に制作した作品を販売・収益化することはできません。

1.動物モチーフに挑戦しよう

 ここまでの講座では、主にフェイクフードをモチーフに羊毛フェルトの基本技術を学んできました。磨きあげてきたテクニックを活かし、そろそろ動物づくりにも挑戦してみませんか。

 Lesson 1 では、羊毛フェルトに適したモチーフのひとつとして動物を挙げましたが、動物は、顔、胴体、脚、指、しっぽなどの多くのパーツが複雑な構造を成しているため、技術的なハードルが高いことも事実です。そこで今回は、初心者の方にもチャレンジしやすいモチーフを選定しました。

 それが、次回から作り方を解説する、画像のジャンガリアンハムスター(以降「ジャンガリアン」と記載)です。

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画像:ぺたんこジャンガリアン初級

 ジャンガリアンは、背骨も手も足もある四肢動物の一種ですが、肉付きがよく、極度の脱力時は四肢が肉に埋もれることがあります。このときの身体は、まるでまんじゅうか大福のような、非常に単純なフォルムをしています。まんじゅうと大福と言えば、Lesson 1415 ですでにみなさんがマスターした形状でもありますね。この形態であれば、ひとまず複雑な骨格や四肢を無視して制作することができますので、初めての動物づくりにぴったりなモチーフです。
 またジャンガリアンは、手のひらに乗るほどの、大きすぎず、小さすぎない身体をしているため、難しい縮尺を用いずに、等身大で制作することが可能です。


 では、まずは画像のお手本を参考に、ぺたんこジャンガリアンを独力で制作してみましょう。

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画像:お手本(ぺたんこジャンガリアン初級)

 ちなみにこの作品は、これまでに学んだテクニックと、その簡単な応用のみで制作できる難易度になっています。難しい部分は過去の講座を参照しながら、どのように制作すれば画像通りの作品が仕上がるのか考え、納得がいくまで試行錯誤してみてください。

ヒント▶ドーム型の形成模様のつけ方凹凸のつけ方産毛の生やし方


 さて、どんな作品が出来上がりましたか?

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