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世界一幸福な首都ヘルシンキが目指すCaaSとは?

最近よく耳にするようになった"●aaS"というワード。

一番有名なのは、MaaS=Mobility as a Serviceでしょうか。(よく考えたらMaaSくらいしか知らないな・・・笑)
カーシェア、ライドシェア、電子キックボードシェアなんかが有名どころですね。

しかし、"●aaS"の●に当てはまるアルファベットは、なんとA~Z全てあるとも言われているのだそう!

・AaaS=Analytics as a Service(クラウドで提供される解析・統計サービス)
・BaaS=Backend as a Service(モバイルアプリケーションを効率的に開発できる環境の提供)
・CaaS=Communication as a Service(テレビ会議やWEB会議などコミュニケーションに関するサービスの提供)

長すぎるので以下省略・・・。


そして、今日新たに知ったのが、CaaS(City as a Service)
世界一幸福な国フィンランドの首都、ヘルシンキが標榜したものです。

CaaSとは何ぞや?

キャプチャ

CaaSとは、ヘルシンキの町全体を解き明かす包括的なサービスのこと。
国際的なテクノロジー人材にヘルシンキをホームベースにしてもらうことがミッション。

まだ構想が深堀りされていないのか、かなりざっくりした説明しかありませんでしたが・・・

要するに、「テック人材よ、ヘルシンキに集まれ~!」ということですね。君たちに集まってもらうために、君たちが仕事しやすい&生きやすい環境整えていくよ!と。

テクノロジー人材の確保のための施策は世界各国で行われているかと思いますが、"CaaS"というワーディング+概念で打ち出すのはセンス良いなと思いました。

そんな世界中のテック人材にを対象に、11月には無料でのデモを行うそうです。

キャプチャ4

内容はと言いますと・・・

・フィンランド式サウナを体験しちゃお!
・凍結したバルト海へ飛び込んじゃお!
・北欧料理を堪能しちゃお!
・ナイトイベントを楽しんじゃお!
・世界的なテックイベントに参加。

という(ほぼお遊びな)素晴らしいデモですね。

なんだかこのデモの内容も北欧らしさが出ている気がします。
たぶん日本で同じデモを企画するとなったら、もっと「お仕事」要素がツメツメになるんじゃないでしょうか。
最終日の夜だけちょこっとお遊び、みたいな。

デモのほとんどが娯楽で、お仕事要素はちょこっと、っていうのが北欧の人々の生き方そのものなんでしょうね。
仕事のために生きてるわけじゃないんだなぁ。

現時点では、世界のテック人材が集う場所と言えば、シリコンバレー深センというイメージですが、そういう街に気疲れしてQoLを重視するエンジニアたちがヘルシンキをベースにし始める日が来るのでしょうか・・・?

世界一幸福な国が、世界一テクノロジー人材を保有する国になったら・・・


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