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ドキドキもする。

昨日、就労継続支援B型事業所での実習が終わりました。
ついさっき日誌と自己評価表を書き上げたところです。

「ドキドキもする」

そう言ったのは、利用者のAさん。
最終日の朝の出来事でした。

Aさんは今月中旬にグループホームへ体験入所をし、問題なければそのままそこで暮らす事になるそうです。
私はそのことをAさんとの面接がきっかけで知りました。
今回の実習では、一人の利用者さんと面接して支援の計画を立てる事が目標の一つで、私はAさんに協力してもらうことになったのです。
面接で「グループホームについて学びたい」と言ったAさん。
Aさんの口から唐突に出てきたグループホームというワードに「あれ?」と思って職員の方に聞いてみると、体験入所について教えてくれました。
そして、その時点ではご家族も職員もご本人に伝えていなかったんだそうです。

最終日は月曜でした。
週末にご家族がグループホームの話をされたのでしょう。
朝一番、私のところへやってきて「グループホームで頑張る」と言ったAさんの顔は不安そうに見えました。
「頑張る。でも、ドキドキも、する」

新しいことに一歩踏み出すのは、怖いです。
私も4月から新しい職場で仕事を始めます。
内定が決まった時は心からホッとして、未来が開けた気がしていたのに。
その日が近づいてきて、現実味を帯びてくると日に日に不安が募ります。

Aさん、私も同じです。

「頑張る。でも、ドキドキもする」

新しいことを始める時、色んな感情が湧き起こります。
頑張れると思った途端に自信が無くなったり。
そんなことの連続で生きてきました。

面接の時にグループホームの話を始めたAさん。
気持ちのどこかに予感があったのかもしれません。
この日の連絡帳に、ご家族がグループホームの話を伝えた時、嫌そうにしていたと書いてあったそうです。
無理もないと思います。

それでも「頑張る」と言ったAさんの強さ。
私は尊敬します。

私も頑張りますね。

私より一足先に一歩踏み出すことになったAさん。
応援しています。
新しいことは不安もたくさんだけど、きっと楽しいことにも出会えるから。
お互い頑張っていきましょうね。

イベントが再開出来るようになったらお手伝いに行きます。
その時またお話を聞かせてくださいね。


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