見出し画像

えっ?!無茶な演劇ワークショップ初日に約20人も参加者が?!〜ムナポケ爆速ワークショップ〜②

こんにちは!
宝塚歌劇団のオタクです。

さて、演劇経験ゼロなのに咲妃みゆさん(宝塚OB)の「自分自身でいるよりも、誰かを演じていたい。」という言葉に背中を押され、
2日間の集団稽古だけで本番を迎える無茶な舞台(ワークショップ)に申し込んだ私。

「ワークショップ初日に参加してみて、無理だったらお手伝いにして貰おう…」
と緊張しながら、鴨江アートセンターへ向かいました。
扉を開けると、約20人の参加者が!
(よ、世の中にはこんなに無茶なことしたい大人がいるのか…!)
と思いました。

オリエンテーションの後、早速演劇ワークショップが始まりました。

まずは「色当てゲーム」
5人程のグループで25秒の制限時間の中、ひとつの色を決めます。そして、それぞれが色の名前を声に出す、というシンプルなゲームです。
これが案外難しい。
たとえば、「ピンク」と「オレンジ」の2案が出た場合に25秒の制限の中でグループの意見をどうまとめるか?が問題になります。
また「色の名前を言わないでグループの意見をまとめる」という制限がかされた時。
「空の色」にしよう!と決めても「青」なのか「水色」なのか、はたまた夕焼けの「茜色」なのかは人によって違います。それを時間制限の中、グループで一つの色に決めるのは難しいものです。

このゲームでは、
・挨拶の大切さ
・仲間の発言の意図を察したりまとめることの大変さ
・効率よく動くために考えることの大切さ
を実感しました。
「効率的に仕事をする」
言われるよりも言うことの方が多くなった言葉ですが、改めて効率的に動けるようにならなきゃなぁと思いました。


次に、3人グループで40秒程の会話劇を行いました。
この会話劇で「セリフの間の入れ方」や「感短音の言い方」など実践的な技術を学びました。
皆の前に立ち、会話劇を行う機会を頂いたのですが、「セリフの間」の過ぎる時間の遅さにビックリしました。

そして、いよいよお待ちかねの公演内容の決定です。
今話題の人工知能ChatGPTを利用して上演演目を決めました。
参加者から出た「赤鬼」「ひょっとこ」「柏餅」「チューリップ」「革命」というキーワードを基に、ChatGPTがあらすじを書き出します。
そのあらすじの珍妙さに、参加者から思わず笑いが起き、場が一気に盛り上がりました。

ちなみに、「革命」は私が提案したのですが、宝塚オタクは親の顔よりマリーアントワネットを観ているせいかもしれません。

公演内容も決まり、残り30分程度でしょうか?いよいよ初稽古。
歌とダンスの練習です。
振り付けはどうしようか、どういう立ち位置にしようかなど、
色んな案が飛び交います。
でも、1日目のワークショップも終盤。
とりあえず意見をまとめ、練習に入らなければ!
案出しも大事ですが、まとめ役はもっと大変で大事だなと思いました。
形骸化しがちな会議のタイムキーパーや議長はちゃんと意味があるもんだな〜と思いました。

歌い踊り汗をかき、稽古が終了しました。
怒涛の3時間でしたが、非常に新鮮で楽しい時間を過ごすことができました。

もっと知りたいな、舞台のこと。
もっと好きになれそうだな、舞台のこと。

宝塚オタクは、本番も役者として参加することを心に決めたのでした。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?