家族を大切にする文化

おはよう。

最近、配偶者の目を見て会話したのはいつだろうか
最近、子供の目を見て会話したのはいつだろうか
最近、親の目を見て会話したのはいつだろうか

少しでもハッとした項目があるのならば、おこがましいが私と同じだ。

学生時代から少し前の社会人までは、気ままに海外に出たり、現地の学会に参加して友達作ったりと、島国を出た世界や文化がどうなっているかという突如湧き出た好奇心と探究心だけで行動していた。
ドミトリーで出会ったレバノンの建築学生との会話や、1週間の休みをとって3日だけ滞在できた国のとある人との会話や、訪ねた国のことが気になって旅立つ前や帰国後に読んだ数々の書籍…
そうして気づいたことがある。

日本は、なぜ家族を大切にする文化がこんなにも薄いのだろうか。

いや、薄いというよりも当たり前すぎて明言しないだけなのだろうか。
日本が家族を大切にするかということの評価軸として、休日に注目してみた。経緯としては、日本の祝日における家族で過ごすという比重が低いのではないかという仮説が私の中にあったからだ。
というわけで、家族と祝日について調べてみた。
わかりやすいのは、クリスマスだ。日本のクリスマスは、家族と過ごすというイメージは大きくないが、諸外国のクリスマスは家族と過ごすという習慣が根強い。それは、多くの邦画にも表れている。
もう一つ、Thanksgivingだ。私がこの祝日を初めて知ったのは、中学生の教科書上であった。何の祝日かほとんど理解せずにいたが、この祝日もまた、家族と過ごす比重が高い。
さらに調べていると、驚いたことにカナダは2月に家族デイという祝日を制定したらしい。
なんだか、調べるとそこそこ出てきそうな気がしてならない。

一方で、日本の祝日のうち、家族で過ごすという概念が強い祝日はどれだろう。お正月、お盆…そんなところだろうか。ただでさえ、日本の文化や祝日に疎い私ですら思い出せる祝日なのだから、そんなところか。もっと言えば、勤労感謝の日も入るかもしれない。
しかし、休みの日を家族と過ごすことが当たり前だと考える人はどれだけいるのだろうか。
幼少期は親戚同士で集っていたけれど、長く続くことはなかったなんてのが現実ではないか。
それに、日本にいる人から「家族と過ごすから!」なんて堂々と言う人をみたことがない。それはビジネス然り、プライベート然りだ。

これは私の所感でしかないが、外国人の友人が言う「家族と過ごすから!」と日本人が言う「家族と過ごすから!」のニュアンスにも違いがあるように思える。前者の方が、「当たり前でしょ!」といった具合に聞こえるのだ。

日本のその背景はどこからやってきたのだろう。
歴史に疎すぎるので、想像力が広がらない…残念だ。

あーあ、こんな簡易的でまとまっていない調査なんて提出したら、仕事柄怒られちゃうよ。
でも、たまにはそういうのも良いよね。
本腰入れて調べる機会があったら調べてみたいものだなぁ。

今日もいってらっしゃい
そして、おかえりなさい

文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。