歴史という教科

おはよう。

どうやら、来月のカード請求の明細欄には、Amazonから四万円の請求が印字されることになりそうだ。
この勢いでいくと、「キングダム」を全巻読み干してしまう。

元々、少年漫画は得意な方ではなかった。
今回、仕事の関連で概念や思想について整理することがあり、成果物を見て「キングダム」を勧められた。
「キングダム」自体は、友人から勧められていたものの、摂政が苦手なので映画の知識しかなかった。

にわかキングダムファンの私から、作品やキャラクターについてどうこう言えることはないが、かつてない勢いで作品を読み漁るうち、歴史の勉強について考えた。

学生の頃はずっと歴史という授業は、仮眠の時間だった。
戦国時代の土地の争いに興味もなければ、実力主義・権威主義の戦国時代の思想にも興味がなかった。なぜ、歴史という科目が存在するのか、なぜ私たちが歴史を勉強しなければならないのか、全く理解できないでいた。

キングダムに限らず、GWからいくつかの歴史書籍を読みあさっていて、今ようやく歴史という科目の大切さに気づいた。

この世の中には、誰かと共存しなければならない。人というものは簡単なものではなくて、色々な欲や情をもち、妬み嫉みなんかも生まれる。それらをうまくコントロールしたりして、一緒に生きていかなければならない。
今、この中に溢れる思想がどこから来ているのか、今、どうしてこのような社会になったのか。過去を知ることで時代と人を理解し、そしてこの先どうなっていくのかを考える。
こんなに深い教科であったと、恥ずかしながら今になってようやく腑に落ちた。

漫画はさらにエンターテイメント性も前面に出してくれるので、士気や戦術といったすぐにとりいれられそうな要素も散りばめられている。

もし、今自分に子供が居て、学生の頃の私のように「なぜ、歴史を勉強するのか」と聞かれたら、うまく答えられる気がする。

今日もいってらっしゃい
そして、おかえりなさい

文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。