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歴史から言葉を引用して「百家争鳴だけど…」

小学生や中学生の頃、あんなに懸命に覚えていた四字熟語は、今となってはほとんど使えていない。なんのために覚えていたのだ、と思うことがある。

先日、聞き慣れない四字熟語を耳にした。

「百家争鳴だけど…」

ヒャッカソウメイ?
なんのことだかさっぱりだった。
どうやら調べてみると、四字熟語でもなく歴史の出来事を文字った表現のようだ。

言葉の由来は、百花斉放百家争鳴から来ている。
これは中国の政治運動を指していて、人民からの主張を歓迎するという運動だった。

つまり、「百家争鳴だけど…」は「色々言っちゃうけど…」ということか。

会議で好き勝手話す上司が
「好き勝手言っちゃうけどさ…」ではなくて
「百家争鳴だけどさ…」と言ったら、ちょっと上司を見直すかもしれないね。

ちなみに、中国の政治運動は、結果的に右翼派を洗い出す運動となったそうだ。なんてヒドイ話なんだ…

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