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阪神淡路大震災記念 人と防災未来センター

神戸市にある「阪神淡路大震災記念 人と防災未来センター」へ行ってきました。HAT神戸という、兵庫県立美術館やJICA関西などと同じ並びにあります。一度行ってみたいと思い、アソビューでチケットを買ったまま何か月も経ってしまい、もうじき期限がきてしまうので慌てて見に行ったというわけです。

https://www.dri.ne.jp/

私は結婚してから阪神間に引っ越してきましたので、阪神淡路大震災を経験していません。当時は仙台で仕事をしていて、朝に家を出る時に関西で大きな地震が起きたようだ、詳細は分からないが煙が見える、みたいな速報的なニュースをテレビで見てから電車に乗り、お昼に職場の営業の人が駅前で配っていたと言ってビルが折れて倒れている写真の載った号外を持ち帰ってきたのを見て「大変なことが起きた」と知りました。

人と防災未来センター

建物は東館と西館に分かれていて、チケットを西館で購入して西館4階から見ていくことになります。西館の4階では、まず「震災追体験」ということでシアターで震災の衝撃を映像と音響で体感します。大きな地鳴り、建物の壊れる音、パチパチという光、被災地各地の被害の映像などが地域ごとに流れ、尋常ではないパワーの地震だったことを体感できる仕掛けです。かなりの臨場感で、嫌でも大震災について考えさせられますし、見学の導入部分として良くできていると思いました。
その後、震災直後の神戸の街の模型の中を歩きながら次のホールへ行き、復興にいたるまでの神戸の人たちの短い(実際の映像を交えた)ドラマを見ます。

関東大震災の写真展示

3階は震災の体験談や資料の展示がされていて、映像の見られるモニターや、語り部の方のお話の聴けるブースなどもありました。2階は世界で起こっている自然災害についての知識を得られるスペースや防災についての資料などもありました。この2階から東館へ渡るようになっていいたので東館へ。
東館では、自然災害を体験できるVRのシアターがあったり、津波の仕組みを目で見て理解できる模型があったり、体験型の展示がたくさんありました。風水害のVRを見ましたが、お父さんと娘が車に乗っている時に大雨にあい、道路の冠水に巻き込まれて動けなくなってハンマーで窓を叩き壊して脱出するという、かなり具体的なシチュエーションの体験でした。

ディスカバリーボード

私たちが行った時には修学旅行生の方々が大勢来ていて(中学生だと思われる)、賑やかに見学をしたり語り部の方の話を聴いたりしていました。自然災害の増えてきた現代に、若い世代の皆さんの防災の意識を持ってもらうにはぴったりの見学先ではないかと思います。
個人で行っても、随所で案内の方の説明があったりしますし勉強にもなる場所です。まだご覧になっていない方は、兵庫県立美術館にお越しの時にでも立ち寄ってみても良いかもしれません。

1階のショップでお土産を購入してセンターを出ると、ちょうどお昼時でしたので隣のビルにある「JICA関西食堂」へ。

JICA関西食堂の案内

JICA関西のビルの1階にある食堂で、一般の人も食事をすることができます(JICAに研修で来ている人たちもいらっしゃいます)。ハラル料理がありますし、月替わりのエスニック料理がお手頃なお値段で楽しめます。
私はここが気に入っていて、美術館を見た後のお食事はここですることに決めています。今日は、週替わりのベジタブルセットをいただきました。これは、代金の中から20円が開発途上国の学校給食の支援に寄付されるメニューです。レジで代金を支払うと、そこから20円をレジの担当の方が募金箱に入れて下さいました。

厚揚げと野菜のバジル炒め

明るい店内で、近所の会社勤めの人たちや、外国人の方々も多くいらっしゃるところも気に入っています。

本日のお土産

この写真は人と防災未来センターのショップで購入したお土産です。防災グッズが豊富に並んでいて、その中からヘッドライトと減災手ぬぐいを買いました。ヘッドライトは、暗い中で避難する際に両手が空くので便利だそうです(大学生息子談←一緒に行った)。

兵庫県立美術館には美かえるが健在

兵庫県立美術館ではPerfume COSTUME MUSEUMを開催しています。普段美術館ではあまり見ない感じの男性の方々が入っていくところを見ました。


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