仮想通貨はカウンターカルチャーの立場を脱するか

仮想通貨、ビットコインというフレーズを一般メディアでもちょいちょい耳にするようになって数年。初期は国の発行する法定通貨に対するカウンターカルチャーのような扱いをビットコインは受けていたものですが、一部の国では政府がデジタル通貨を発行するような状況になってきました。

紹介するケースとしてはドバイ政府のものです。

ドバイ政府は、公式サイトを通じて国が管理する独自のデジタル通貨「emCash」を発行することを発表した。アラブ首長国連邦(UAE)の市民は、emCashを使って公共料金やショッピングの支払いが可能になる。ドバイは、複数の国から構成されるUAEのうちの1つの首長国だ。


本件については、「中央銀行コインが仮想通貨になりえない理由」の記事で指摘されてるように、電子マネーや電子決済とどこがどう違うのか、記事レベルの情報ではまだ良く分からないですが、銀行システムに依存しない低コストで使い勝手ののいい金融取引基盤として機能することを期待されているようです。

隣接領域として、資金調達を仮想通貨を通じて行うICO(Initial Coin Offering)の動きも活発になってきており、仮想通貨を本格的に世の中の仕組みとして取り入れようとする試みはますます活発化している感があります。

そのうち仮想通貨で給料支払われたりするんですかねー、どうなんですかねーー。


なお、日本でも政府発行まではいかないですが、大手メガバンクなどが自前の仮想通貨発行を検討している様子です。これまた電子マネーとどこがどう違うのかよく分からないところがありますが、各所盛り上がってはいますねー、と。



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