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2年ぶり

死にたくなるような日々を過ごして、本も読めず、映画も見られずの生活を送りながら、ふと気がつくと最終更新から2年が経っていた。

更新しなかった間、自分がディズニーの悪役についての記事を書いていたことは頭の片隅から消えていたし、何か創作物(特に映画や書籍)を楽しんでいたということもなかった。

いやアニメとかは見ていてそれなりに楽しんだりはしていたか。

ただ、本が読めなくなったというのは本当で、文字情報が頻繁に記号の羅列にしか見えなくなっている。

そんな感じの状態を保ちながら、ただ忙殺されて生きていた。

朝6時に職場に行き、夜10時過ぎに帰る日々が長く続いた。

それよりもキツい目にあってる人もいるだろうが、自分にはこれが限界だった。

忙しすぎて、今年度に入って、体を何回か壊した。
うち1回は、かなり危ない場所で失神していて、本当に文字通り死にかけていた。

なんなんやろ、俺の人生。みたいなことを考えながら生活している。

「死にたい」ではなく「もう死のう」が口癖になってしまっていて、ヤバいところまで来てるなと思っている。
職場の自分の席でこの口癖が出てしまい、幸いに人が周囲にいなかったので事なきを得たが、いっそのこと聞いてもらえばよかったと思う。


ところで、失神したときの話だが、急に気分が悪くなって座り込んだ後、意識がなくなった。
気がついたら湯をためた浴槽に頭を突っ込んでもがいていたのだが、それに気がつくまでは、たぶんすごく暗くて静かなところにいた、みたいな感覚がある。

そこには何もなくて、心の波風もたたなくて、ただただ静かだった。
最終的にあそこに行けるんだったら、という思いがしないわけではない。

だってなんか、もうたぶん回復なんかしねえんだもん。

これからずっと。

ずっとさ。

そういう気分で、今はずっと、生活している。

日々の隙間にたまに現れる救いみたいな光が思い出せなくなって、あの暗がりを思い出す時間が増えていく。

向いてないね。人生に。

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