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【感想102.5】最近見た映画の感想集②

 P3R、80時間弱で1週目完了。
約束の日に間に合ってよかった。ぼちぼち2周目進めてるけど、初回クリア後の演出のおかげで起動するたびに感慨深くなっちゃうよ。


ONE PIECE FILM RED(2022)

 良くも悪くも長年の謎が解けた感じがした。

 今までも他の感想で結構書いているけれど、誰かが全部現状を説明してくれるのとウタ(というかAdo)の歌唱でいいねぇ!と思っておけばワンピを全然見た事なくても十分楽しめる。
連載で追ってる人もウソップヤソップの連携だったり各キャラの同窓会だったり、特にエンドロールの憎い演出は今のジャンプで唯一できる火力の感慨深さがあった。

 それでもこれを面白いって言う勇気は出ないなあ…。そういうのはなんだか怖い。


ナポレオン(2023)

 IMAXで見たけれど、人間としてのナポレオンにフィーチャーしていたのもあって特に後半は恩恵を受けられなかったのが惜しかった。なので当然渋い声も上がるし、狙いがあるかと思いきやそういうわけではなかった口語が基本英語の違和感は拭えない。

 ただある時代にそういう人がいた、程度でしか高校では知れなかったナポレオンを人間関係をはじめとして内面を中心に見ながら辿れたって意味では良い時間だったし、完全版もいつかは劇場でやれる機会があったらうれしいなあとも思う。


ビデオドローム(1982)

 すげ~~~~~~良かった。比較的わかりやすくもあるし。

 テレビが演出し続けた刺激に対して一石を投じた題材はもはやテレビがオワコン扱いされているものの、youtubeやtiktokが該当する現代でもかなり響くメッセージ性を孕んだまま広まってもいい気がする。
SMシーン自体は正直SMにそこそこ興奮するぐらいには好きなのはあるけれど、中盤でのテレビへの鞭打ちとの切り替わりは鱗片を見せてきた異質さが具体化していくシーンとしても個人的にはかなり印象深いし好きな所。


ウィッシュ(2023)

 ディズニーメソッドで娯楽性が担保された純文学。込められたメッセージが先行したせいでYoutuberに食い物にされてたのが悲しかった。

 久々にコメディリリーフ兼ヴィランのマグニフィコもいいキャラだったし、ストーリーとしても個人的には変だなと思うようなこともなかったし純粋に好きな映画。
如何せんチョコレート工場の秘密の後に見たせいで、申し訳ないけどミュージカルの質が全然違うよなあ、ていう感想が漏れ出たぐらいには楽曲面の良さもある。


ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2024)

 ホラーとしてはもの足りないけれど、話は普通に面白いと思う。

 PCゲームにシナリオを肉付けしたって前提ならようやっとるの範疇だし、描写も控えめな分誰かと見に行くにはちょうどいいホラーって感じ。
こういうタイプの映画って小突きやすい粗が多いせいで文句の方が多くなっちゃうけれど、ファンからは大絶賛だし知識がない側としても雑に楽しむのにちょうどいい面白さだからこれでいいんだと思う。


キャビン(2013)

 いつも行く美容室の人が言ってた「ホラー好きが一番怖い」ていう前評判確かめるために見たけれど、ホラーマニアだからそう言ってたんだなあっていうのがちゃんと理解できてよかった。

 言ってしまえばお約束を徹底的にメタっていくタイプで、ホラーっていうよりはスプラッター。後半はずっと『サンクスギビング』の過去であったショッピングセンターのシーンみたいな感じ。
正直最初の段階でこれは普通にホラーやる気はありませんと言わんばかりに裏側の様子を映していくので、ホラーが好きで最初から話に入り込めると一層この映画を楽しめるんだと思う。


本当はもう少し見てるけれど、書き始めた先月からだいぶ放置してたからこの辺りで区切るの許してほしい。


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