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10行日記:2足買ったら、2足捨てる。

新しい靴を2足買ったので、古い靴を2足捨てた。
新しい服を3着買ったので、古い服を3着捨てた。
このバランスの取り方を愚直に保てば、そう散らからない。自分が何を持っているのか、全体をおおよそ見通せる。
整理整頓に困らないというのは大事だ。
元々片付けは苦手な方だったから、人間は変われるなとしみじみするし、なるべく戻りたくない。
掃除しようとして、もし途方に暮れたら、それは心身が訴えるなんらかのサインだと思うようにする。
新しいものを一つ増やしたら、古いものを一つ捨てるのだ。シンプルな理屈だ。
しかし。
本だけはそうはいかない。読んで減らすペースに買い足す頻度が全く釣り合わず、数は増える一方だ。
そもそも「読み切るつもり」で本を買ってない。何年も本棚の同じ位置にいる本に対しても、いつか読むからね、と背表紙を撫でる余裕すらある。
習慣と、その例外が、割とその人を物語っていて面白いんじゃないかな、と思う。

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