小説に出てくる実在の本を、片っ端から読んでみる
読書の取り組みについて、個人的に懐かしいアイデアを思い出し、再度チャレンジしようと決めました。
まず、「九年目の魔法」という小説があります。
作者はジブリ映画「ハウルの動く城」の原作、「魔法使いハウルと火の悪魔」を書いたダイアナ・ウィン・ジョーンズ。イギリスの児童文学作家の女性です。
「指輪物語」を書いたトールキンや「ナルニア国物語」のルイスに師事したそうです。
「九年目の魔法」は、初読当時の私にはなかなか難解な内容だったので一部だけ取り上げますと、年上の男性リンさんから主人公の少女ポーリィに本が贈られるくだりがあります。
その本はリストにすると数十冊にもなるのですが、タイトルは「オズの魔法使い」、「宝さがしの子供たち」、「ライオンと魔女」などなど、全て実在する本なのです。
私はそれらの本を、片っ端から読んでみよう! と取り組んだことがありました。20代前半の頃だったと思います。
なかなか膨大な数のためいつしか頓挫してしまったのですが、それでも十数冊は集中して読み、イギリス児童文学の魅力を知る素晴らしい機会となりました。
その取り組みを10年越しにふと思い出し、ぜひまたやってみよう、と決心。
リストの途中までは読んだけど、あえてまた最初から。
同じ本を、それなりの時を経てから再読する喜びってありますよね。読んだ感想が変わっていく醍醐味です。
早速、一冊目を書いました。(前は図書館で借りたんじゃなかったかな。)
ああ、懐かしい。また読めて嬉しい。
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