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ブレーカーが落ちるのは冬の風物詩。

月曜日だ。この週末には月が変わる。いよいよ12月が迫っている。
電化製品の同時使用が行き過ぎて、ブレーカーが落ちる。冬の風物詩だ。
暖房をつけ、米を炊く傍ら、ティファールでお湯を沸かしながら電子レンジを使う。
ばつーん、と落ちて真っ暗になる。冬だなあ、と思う。
ブレーカーが落ちると、電子レンジの消音設定がリセットされる。さてどうやって設定し直すんだったか、と説明書を引っ張り出すのもこの季節。

冷え込む朝は、炊事で立ち上る湯気がいっそう慕わしい。
ありったけの野菜を切って、強火で炒める。
最近ハマっているのは、飯島奈美さん(フードスタイリスト)によるレシピで作るソース野菜炒め。
もう一品、映画「かもめ食堂」の生姜焼きも作る。
味噌汁の具は、さつまいもやかぼちゃなど、甘めの野菜がつい多くなる。長ネギの青い部分も刻んで入れた。
平日は、お弁当用も兼ねて毎日作る卵焼き。
うまく巻ける日、焼き目がしっとりといい感じの日。

さつまいもやかぼちゃの甘さがする味噌汁のおつゆを飲んで、汁物の温もりを身体に移す。
味の濃いおかずで白米もしっかりお腹に入れる。食べて、満ちるとホッとする。
朝食をきちんと整えることは、一日の始めを踏み出そうとする自分の背を励ます行為だ。

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