諸行無常は美しい
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」というチャールズ・ダーウィンの名言は、私たちにとってとても重要なメッセージのように思えます。
文句
時代の変化についてとなると、
たいがいこんな説明がつきます。
~今日、私たちは常に変化の時代を生きています。ビジネス、テクノロジー、人生において、私たちは常に変化に直面しています。このような状況下において、私たちが持つべきスキルは、変化に対する柔軟性です。私たちは、柔軟な思考と行動を持ち、変化に適応することが必要です。~
なんてぐあい。
柔軟な思考と行動を持ち、
変化に適応することが必要だなんて言われてもねぇ。
こちらは生身の人間、
粘土じゃないんだからと文句も言いたくなります。
至難の業
私のようにケチをつけたがる人間は、
たいがい小心者でネガティブに考えてしまいがち。
変えるとか変わるなんてのは、
正直、一番ドキっとしてしまう。
健康診断で再検査なんて指摘されると、
もはや人生終わりかなんて思ってしまう。
どこまでもネガティブ。
それを変える!?
つまり、受け止め方を変えるということなので、
変化に対応するなどは至難の業としか言いようがない。
きっかけ
そもそも、なぜ変化に弱いかといえば、
「変化=悪い(こわい)」というネガティブ思考が働いてしまうから。
「変化=チャンス」と思えない。
健康診断で悪い箇所が見つかると、
「これはチャンス」だなんてとても思えない。
でも、よくよく考えてみたら、
いつまでも変わることなく健康が続くというのもありえない。
そう考えると変化を見つける、
変化が見つかるというのは大発見。
それこそがチャンスの、
きっかけとなる。
今回のちょっとまとめ
仏教においても「諸行無常」という概念があります。
常に変化が起こると説かれている。
「諸行」とはすべての存在であり、
「無常」とは常がない、続かない、変わっていくという意味。
無常の理解は、人生のあらゆる側面に関わる。
例えば、喜びや楽しみ、富や名声、苦しみや悲しみなど、
すべての感情や状況が一時的で変化するものであるということです。
当然、老い、病気、死といった変化も経験となる。
そうなると「変化がこわいだなんて」のはあり得ない。
変化はあたり前。
世の中も、毎日の生活も、健康も、心も。
喜びも悲しみもみんな無常。
受け入れるしか術はない。
いちいち拒絶していたら身が持たない。
できないこととできることがある。
できないことは受け入れて、
できることをやってみよう。
そうだ!
健康診断の結果を受け入れ、
「健康になるぞ」と病院へ行こう!
諸行無常はチャンスと言わずして何になる。
(ひとり言)
サクラは諸行無常を表現している。
日本の四季もまさしく諸行無常。
諸行無常、なんて美しいんでしょう。
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