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夢の話(ユメのハナシ)①

夢の中に出て来た幽霊が歯無しだった…とかいうオチでも駄洒落でもなくて、普通に夕べ見た夢のことです。
昨日、りみっとさんが夢に出て来た話を書いたらもっと夢の話を書いておきたくなりました。
…覚えていたらの話。

夢の中では、
自分のこれまでの記憶とか自分の性格とか、過去に見た夢のアーカイブなどが微妙に入り混ざって出て来る。
まさに自分の頭が出処のストーリーなのだ。
だから見ている自分にしかわからないし、笑えないし、ワケがわからない。
でも、夢の話は書いておくと後々面白い…というのはちょっと「日記」にも似ているなぁと思う。




高校の卒業式
…というか卒業してから数年経ってから式がある感じ。
何を着て行くんだろうと思ってると私は濃いめの水色のワンピースに着替えた。
それは70年代にはよくあったアルプスの少女ハイジが着るようなメイド服みたいなフリルのついたカワイイけど今見ると少し野暮ったいドレス。
こんなんでいいのかな。ま、いーか。

家の前の道を卒業生らがちらほら歩いて登校していくのが見える。そしたら、
「えっ、みんな制服じゃん!」
そうだよね、卒業式はやっぱ制服だよ!!

でも制服って、まだあったかな、卒業してもう2、3年経ってるけど…と思ったら、制服の上下が壁に掛かってるのが目に入った。
あった。
しかしブラウスが無い!

何故かここで急にブラウスを買いにウニクロみたいな店に来てる展開になり、お店の棚に並んでるブラウスを物色するがどれも80年代のOLさんが着るようなぴらぴらオシャレ?なのばかり。制服向けのは無いのか?何なら中学生用でもいい。
こんなぴらぴらはブレザー着てもわかっちゃう。はい校則違反。

とかなんとか困っているうちに、時刻はもう8時を回ってしまうところ。まずい、遅刻してしまう。
もともと私は時間ギリギリに登校するタイプだったけど、さすがに卒業式にこれはまずい。

その時、玄関の外を見ると1台の車が止まって、知り合いのお父さんとお母さんが降りてきた。同級生の親御さんたった。
「遅れるから乗って行きなさい!」
うちの娘はもう登校したから、今度は私を車で送って行ってくれるという。
ありがたかったけれど、なんせ着ていく服がない。
カボチャのお馬車は来たけどドレスの魔法はかかっていない。

私は諦めて、卒業式を休むことにした。折角お迎えに来て下さった友達のご両親には申し訳なかったけど。

家の中にポツネンと居る私は、何故か生配信されている卒業式の模様をパソコンで見ていた。式の内容はあまり見えなかったけど、式後、体育館から出て校庭の築山を歩く同級生(卒業生)達が映った。
楽し気にそぞろ歩く彼女たちは、なんとそれぞれ色とりどりの着物やワンピースを着ている。もちろん見慣れた制服姿もいる。
なんだ、なんでも良かったんじゃん!!
クラスメイトのひとりがカメラに向かってなんか言ってる。
「〇〇ちゃん!なんで来なかったのよ?!!」
Uちゃんが呆れたように窘めるように私に言ってる!
私はエヘヘへ…と誤魔化し照れ笑いをして頭を掻いてみた。
ま、私ってそれまでもこんなモンだったよね〜。
だからそーゆーことだから、、。
夢の中でも自分のドン臭い性格をよくわかっている私がいた。

そこでハっと思った。欠席の連絡してなかった!電話しないと!!

私はスマホを探した。
無い。
しょうがないので何故かガラケイを出してスマホに電話をかけた。スマホの着信音を鳴らして在り処を見つけようとしてる。
相変わらずまどろっこしい。
ところが、番号を押してもスマホに繋がらない。何度も何度もやっても駄目。
この「何度ボタン押しても上手く押せなくて電話がかけられない」というシーンは、過去に夢によく出て来た場面だ。昔は公衆電話の場合が多かったが。

私は担任のおばあさん先生の顔を思い浮かべて、先生に電話したら何て言うかなぁ?と想像した。
「あの、〇〇ですが、今日の卒業式休んでしまいました(…事後報告ですが)」
「あなた、なにやってるんですか…?!」
ソフトに厳しいM先生との会話を想像しながら、やばいなぁ…と思っていた。
そしたら急に小6の時のT先生(こちらもおばあさん先生)の顔が浮かんではM先生とダブり、おばあさん先生が二人で困った顔をしている。
困った顔というのは、怒ってる顔のことだ。
まずい。
なんかすごくまずい。私の方が困った。どうしょう。
あとから高校の卒業証書を受け取りに行ってもいいんだろうか?
ていうか、なんで今頃小6のときの苦手な先生の顔まで出てくるの?

とにかく、ああどうしよう。気まずい。何か栄誉なことがあって卒業式に出られないならまだしも。
(試合で海外遠征に出ていてメダルをとって帰ってきてから、校長室でひとりで卒業証書授与される羽生結弦みたいな。いや、創作でも何でもなくホントに夢の中の一瞬でそこまで考えた。)

ああどうしようどうしょう…

って、何をそんな困っているんだろう。
こんなのきっと夢だよ夢!
夢だ!夢だ!


最近ようやく、そう思いながら夢から目覚めることが多くなった。それも自分の声で言いながら。
こうやって今朝の夢も終わったのだった。

都合の悪い夢からは自分で覚める。これがタイミング良く出来た朝(夜中の時もある)は、寝覚めがいい。
復習すると話もどんどんまとまる。日記みたいに書けたら御の字だ。

…恐い夢もあるので多分そうは上手く行かないと思うけれど。。