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セブ|よいとこ

今回は環境建築の国際会議「GREEN 2020 from Ridge to Reef」に参加するためにフィリピンはセブ島に行ってきました。

空港から市内へ。さすが。早速セブの洗礼を受けます。世の中、リスクってなんだろう。

マゼランを倒した国民的英雄ラプラプを記念した公園へ。公園の東屋。葦のようなもので葺かれた屋根と、草で編んだスクリーンの壁。壁は外に倒れた角度で取り付けられている。他の小屋でも同じような作られ方をしているので、一般的な作られかたなのか。

雨を防ぐつもりはなく、日陰を作るためのもの。

公園の前のマングローブ。天然だそうです。これも森の姿のひとつです。

海はひたすら美しく、ゆったりとした時間が流れています。

サクレッド・ハート・スクール - ジェスイーツ(Sacred Heart School - Jesuits)の礼拝堂「COR JESU」。イエズス会。竹を内装に用いた鉄骨造の建築。

パラメトリックにうねる竹のルーバー。

回廊の竹のスクリーンは3層からなり、よく計画されている。プロの仕事。

「Basilica Minore del Santo Niño de Cebu」。セブ島でもっとも親しまれているイエズス会教会。

外壁は珊瑚石。

屋外ミサ用の広場。

バシリカ。聖人がグリッド状に配されている。

そして国際会議「GREEN 2020 from Ridge to Reef」がスタート。山代は二日目にプレゼンテーション。

今回はビデオ会議参加者も。

会議の合間に市内の木造住宅「Yap-Sandiego Ancestral House」を見学。17世期に作られた、一階の外壁は珊瑚石積み、二階はハードウッドの住宅。屋根はスパニッシュ瓦で野地板もなし。

床が立派。

街を移動しているととても目につくのが、人々を満載したジプニー。

ホテルに近い巨大なショッピングセンター、アラヤセンター・セブに隣接するPUV(パブリック ユーティリティー ビークル)ターミナル。ジプニーのステーション。

ジプニーってなんとなくインフォーマルな乗り物のイメージがあったのですが、ちゃんと路線図もあって運営されていたんですね。

そしてセブ島での国際会議「GREEN 2020 from Ridge to Reef」無事に二日間のセッションが終了。

山代のプレゼンテーションも20分ほどの持ち時間で英語でお話ししました。


夜は日本人参加者が中心で素敵な木造のお屋敷を使ったレストランでセブ名物の豚の丸焼きレチョンをいただきました。顔はあまりになまなましかったので自粛。

企画運営に尽力された三宅理一先生、岡崎瑠美先生、本当にありがとうございます。帰るのが名残惜しい。

セブ島のもうひとつの目的地、マクタン・セブ国際空港ターミナル。湾曲集成材を用いた美しい空港。

3ヒンジアーチで、集成材のせいは1.2mほど。梁幅は250mm、足元では別材が添えられて750mmほど。防災的にはスプリンクラーで解いているようだ。


集成材はオーストリアのRUBNER。設備はアーチ下部のグレーのパネルの中に納められている。

正味四日間弱の短い滞在でしたし、今回は街をじっくり自分の脚で歩く時間はなかったのですが、印象深い滞在でした。ぜひまた来てみたい。セブ。


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