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ペーターとオンジとハイジ。仕事の未来

朝シャワーを浴びながらの思いつき。

労働時間の短縮が叫ばられる。もちろんこれ自体は結構なこと。一方で自分自身に高い課題を課して成長を続けられる人以外はスキルが低いまま置かれる。そしてAIやロボットに仕事を奪われていくだろう。

労働時間短縮の次の論理的な帰結は、労働者自体の削減だろう。実際は同時に起こる。

近未来の仕事はどんなものになるか。アルプスの少女ハイジになぞらえて考えてみた。

ひとつは、おんじ、みたいな感じか。手づくりで家具やチーズをつくり、ある程度社会から自立してでも生きていく。以前は傭兵だったという説も聞いたことがある。

もう一つはペーター。AIやロボットが発達したとしても、それらがうまく稼働しているか監督し、微調整してやるような仕事は残るだろう。羊飼いのように。その仕事すら次第に置き換わっていくだろうけど。

もう一つはハイジのように、自由気ままに発言し、行動し、既定路線にノイズを入れる仕事。クリエイティブとも言えるが、どんなノイズが最も効果的に働くか、シミュレーションを何度まわしても事前に予測することは本当は難しいだろう。結果オーライ。

クリエイティブな仕事は残る、ということだが、これは一種のノイズを入れることなのだろう。いわゆるセンスのいいデザインはすぐにAI化されるだろう。これってカッコ悪いんじゃないの、というノイズを入れられるのが仕事。

そして、おそらくは「責任をとって辞める」というのが人間に残される最後の仕事になるかもしれない。

業績が悪くてもAIは恐縮に感じたりはしないだろうし、くび(プログラム利用中止)はできるだろうが、なんだか怒りがいがなさそう。「申し訳ありません、、。」と言って、自分が管理していたプログラムの稼働の結果の責任をとって辞める。そしてちょっと申し訳なさそうな顔をしてくれる。これが最後の仕事かもしれない。

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