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元旅行会社社員が行くアフリカ縦断

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エジプトから南アフリカまでの旅の記録を残します。 noteはテキスト中心、画像や動画はInstagramで更新しています。
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アフリカを縦断したルートと費用総額

2024年1月21日から同年3月28日にかけてアフリカを縦断したので、ルートと費用を簡単にまとめる。 出発時に書いた準備編は以下。 ルート訪れた国 🇪🇬エジプト → 🇸🇦サウジアラビア → 🇪🇹エチオピア → 🇷🇼ルワンダ → 🇺🇬ウガンダ → 🇰🇪ケニア → 🇹🇿タンザニア → 🇿🇲ザンビア → 🇿🇼ジンバブエ → 🇧🇼ボツワナ → 🇳🇦ナミビア → 🇿🇦南アフリカ 出発前はレソト、エスワティニ、西アフリカ1ヶ国も渡航予定だったが、この後に南米に行くことにしたため省

🇿🇦南アフリカ 観光都市ケープタウン滞在

ナミビアでのロードトリップを終え、同じメンバーでウイントフックからケープタウンに向かった。 長距離バス運転手がバスを置いて帰った話ナミビアのウイントフックから南アフリカのケープタウンまで、インターケープ社の長距離バスが出ている。 所要時間は22時間だが、快適だと評判のこのバス会社を何の疑いもなく利用した。 1時間遅れで出発したバスは5〜6時間ほど走った後、休憩から中々出発せずにいた。 しばらくして同乗していたバス会社の社員から説明があり、何らかの理由で運転手がウイントフッ

🇳🇦ナミビア② ナミブ砂漠とレンタカー

ウイントフックでレンタカーを借り、ナミブ砂漠を中心にナミビアの見どころを周った。 レンタカーを借りるまでナミビアの観光地は主に自然だが、それぞれ街から離れており交通機関が存在しないため、レンタカーを7日〜10日ほど借りて周遊することが主流になっている。 ただ、レンタカーは軽く10万円を超える上に走行距離も長くなるため、1人では厳しい。 ツアーもあるが、2泊3日で6万円程度と高額だ。 そのためバックパッカーの多くは現地でレンタカーをシェアできる仲間を募り、一緒に旅をすること

🇳🇦ナミビア① ウイントフック・スワコップムント滞在

ボツワナのカサネから国境を超えてナミビア側の国境付近の街カティマムリロへ移動し、そこからバスで首都ウイントフックへ向かった。 ナミビアとは アフリカ大陸の下部に位置し、南は南アフリカ、東は主にボツワナ、西は大西洋に面している。 国土の大半は砂漠地帯で、ナミブ砂漠と呼ばれている。 1800年代末期〜1900年代初頭にはドイツに支配され、その後は1990年に独立するまで南アフリカに支配された。 ドイツ統治時代にはナミビア虐殺、南アフリカ統治時代はアパルトヘイト等、苦労した歴

🇧🇼ボツワナ カサネ滞在(チョベ国立公園)

ジンバブエからナミビアに抜ける際に、ボツワナのカサネに数日滞在した。 カサネの町カサネはボツワナの最北に位置する小さな町。 近くにはジンバブエ、ザンビア、ナミビアとの国境がある。 またチョベ国立公園の玄関口にもなっており、安価にサファリを体験出来る。 町の外れにはショッピングモールがあり、洒落たレストランやカフェ、先進国並みのスーパーもある。 エジプトやエチオピアでは首都でも見られなかった水準の店が並んでおり、アフリカ南部の発展度合いがうかがえる。 町が小さいため、う

🇿🇲ザンビア・🇿🇼ジンバブエ ヴィクトリアフォールズ

ヴィクトリアフォールズ概要 北米のナイアガラ、南米のイグアスと並んで世界3大瀑布の一つ。 ザンビアとジンバブエに跨っている。 情報源によって異なるが、おおよそ1〜8月頃が雨季で水量が多く、9〜12月頃は乾季で水量が少なくなる模様。 僕が訪れた3月上旬はベストシーズンに含まれ、迫力満点だった。 ザンビア側から見る滝 この記事のサムネイルもザンビア側から撮影したもの。 分かってはいたが、雨のように水飛沫が降り注ぐため、すぐにびしょ濡れになる。 カッパを被っていても隙間か

🇹🇿タンザニア ダルエスサラーム〜🇿🇲ザンビア リビングストン

この辺りは駆け足になってしまったので1つの記事にまとめる。 タンザン鉄道タンザン鉄道とは タンザニアのダルエスサラームとザンビアのカピリムポシを結んでいる鉄道。 2泊3日約50時間で移動するこの鉄道は旅人の間で大人気で、もちろん僕も予約した。 ちなみにバスだと約40時間でもう少し先のルサカ(ザンビアの首都)まで行ける。 運行は火曜日と金曜日の週2日で、1等・2等は寝台、3等は普通の座席になっており食堂車もある。 ダルエスサラーム発の場合、火曜日発が旧車両、金曜日発が新車

🇹🇿タンザニア 楽園ザンジバル滞在

ナイロビからダルエスサラームを経由してザンジバルへケニアの首都ナイロビからタンザニアの最大都市ダルエスサラームへ空路で移動した。 実は現在のタンザニアの首都はドドマという別の街であり、ダルエスサラームは旧首都である。 本来はケニア国内を内陸のナイロビから海沿いのモンバサへ鉄道で移動し、そこから南のダルエスサラームへバスで移動する予定だったが、この後に乗るタンザン鉄道の旅程上、ショートカットした。 ザンジバルはダルエスサラームからフェリーで約2時間。 料金は外国人料金が適用

🇰🇪ケニア② ナイロビ滞在

ナイロビ行きのバス ウガンダ第2の都市ジンジャから夜行バスで14時間ほどかけ、ケニアの首都ナイロビに到着。 終点のバスターミナルは治安が悪いとされるエリアなので、10分ほど手前のウェストランドという高級エリアで降ろしてもらった。 途中の休憩は10時間ほど走って初めて与えられた。 その間、トイレはどうするのか? 我慢できなくなった男がバスを止めさせ、路肩で立ちションするのだ。 すると男達が続々と続く。もちろん僕も。 皆が横一列に並んで中々面白い光景だったが、流石に写真は撮ら

🇰🇪ケニア① マサイマラ国立保護区(サファリツアー)

マサイマラ国立保護区にて2泊3日のサファリツアーに参加してきた。 サファリツアーの概要 マサイマラ国立保護区はナイロビから6時間、タンザニアとの国境付近にある。 国境を越えたタンザニア側はセレンゲティ国立公園となっている。 僕が参加したツアーは料金$380+クレカ手数料5%(合計約6万円)、TOYOTAのランドクルーザーでドライバー兼ガイド1人、ツアー参加者は最大7人。 ツアー中はマサイマラ国立保護区の入り口付近にあるキャンプに宿泊する。 ちなみにタンザニア側は3泊4

🇺🇬ウガンダ カンパラ・ジンジャ滞在

ルワンダの首都キガリ → ウガンダの首都カンパラへの移動 この2都市間は直行バスが出ており、僕は夜行のバスを利用した。 利用したのは人気のJaguar社。 チケット代は25,000フラン(約3,000円)だった。 キガリを20時に出発し、翌朝7時にカンパラのバスターミナルに到着した。 所要10時間。 ※ウガンダはルワンダより1時間進んでいる ただ、ウガンダに入ってからの道路は街があるごとに減速のための凹凸が大量にあり、これでかなり酔ってしまった。 バス内でも時折り嘔吐の

🇷🇼ルワンダ キガリ滞在

エチオピアの首都アディスアベバからルワンダの首都キガリへ移動した。 ケニアの入国要件が変わり、旅程を変更した話 当初はエチオピア → ケニア → ウガンダ → ルワンダと陸路で行く予定だったが、ケニアが今年(2024年)からビザ不要になり、代わりにeTA(アメリカESTAのようなもの)の申請が必要になった。 これにより、以下の影響が出た。 1.エチオピアとケニアの国境はeTAでは入国不可 詳細は以下のポストだが、これにより当初の予定での入国が不可になる。 2.ケニア

🇪🇹エチオピア アディスアベバ滞在

首都アディスアベバに3泊4日で滞在した。 アフリカはエジプトに続き2カ国目だけど、エジプトとは文化・民族ともに全く異なる。 エジプトは文化的には完全に中東だと理解した。 貧富の差を感じる巨大都市 アディスアベバは東アフリカ有数の巨大都市で、アフリカ連合の本拠地も置かれている。 街中にはビルやモールもあり、主要道路はしっかり舗装されている。 けど大半は古びたコンクリートの建物、道路も脇道に逸れると未舗装だったり部分的に水没していたりする。 街中ではみすぼらしい格好を

🇸🇦サウジアラビア リヤド滞在

ビザのトラブル カイロからアディスアベバまでの乗り継ぎでリヤドに2泊した。 サウジアラビアの航空会社(SaudiaとFlynas)で乗り継ぐ場合、96時間まではトランジットビザで滞在可能だ。 トランジットビザは予約した航空会社のサイトから申請する。 ところが、私が利用したFlynasはWebサイトの出来が怪しく、辛うじて航空券は取れたもののトランジットビザはついに申請できなかった。 仕方が無いので通常の観光e-visaを取得したが、トランジットなら10ドルで済むはずが2万