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🇳🇦ナミビア② ナミブ砂漠とレンタカー

ウイントフックでレンタカーを借り、ナミブ砂漠を中心にナミビアの見どころを周った。

レンタカーを借りるまで


ナミビアの観光地は主に自然だが、それぞれ街から離れており交通機関が存在しないため、レンタカーを7日〜10日ほど借りて周遊することが主流になっている。

ただ、レンタカーは軽く10万円を超える上に走行距離も長くなるため、1人では厳しい。
ツアーもあるが、2泊3日で6万円程度と高額だ。
そのためバックパッカーの多くは現地でレンタカーをシェアできる仲間を募り、一緒に旅をすることになる。
当然旅程や予算はバラバラのため、仲間を見つける難易度は高い。

僕の場合は幸運にも5人集まり、一緒にレンタカーで旅を出来ることになった。
現地で探したのでは無く、ここまでの道中で出会った方達と連絡を取りつつ、ナミビア入国のタイミング・旅程の都合が合う人たちで一緒に借りた。

メンバーは以下の通り

  • タンザニアで出会ったアフリカ縦断中のカップル

  • ザンビアで出会った世界一周中の青年

  • ジンバブエで出会った南部アフリカを旅行中の青年

この通りナミビア入国前に既に仲間を見つけて旅程を擦り合わせていたため、ウイントフックに着いてから仲間を探すことは難しいと思われる。
ウイントフックでは旅仲間を探す日本人が集まる有名なホステル「カメレオンバックパッカーズ」に滞在したが、出会った日本人はレンタカー旅から帰って来た3人組だけだった。

メンバーの旅程上の制約を考慮して5泊6日で周ることに決めたが、僕は海辺のスワコップムントに行きたかったため、3日目までは別行動をし4日目にスワコップムントで拾ってもらえる事になった。


旅程


1〜3日目

1〜3日目は僕は別行動だったが、以下の旅程で行動したとのこと。

1日目
ウイントフックで車をレンタル
 ↓
エトーシャ国立公園のキャンプサイト「Okaukuejo Camping Area」に宿泊

2日目
エトーシャ国立公園でサファリ
 ↓
1日目と同じキャンプサイト

3日目
エトーシャのキャンプサイトを出発
 ↓
シュピッツコッペ
 ↓
シュピッツコッペのキャンプサイトに宿泊

4日目

僕はここで加わった。

シュピッツコッペのキャンプサイトを出発
 ↓
スワコップムントでみんなと合流
 ↓1時間
難破船
 ↓30分
ケープクロス
 ↓2時間
フラミンゴラグーン
 ↓30分
スワコップムントのキャンプサイト「Tiger Reef Campsite」に宿泊

観光&釣りスポットになっている難破船
ケープクロスのオットセイコロニー
ウォルビスベイのフラミンゴラグーン

個人的にはケープクロスが迫力満点で面白かった。
臭いが強烈だそうだが、鼻の悪い僕には殆ど分からなかった。
周りはキツそうにしていたので、普通の嗅覚を持つ人は苦労しそうだ。

ロードトリップでお世話になった車。
ルーフテント2つを装備したATの四駆自動車

ナミビアではよく車の上にルーフテントを積んでいるが、これに寝泊まりするのも初めての経験だった。
寝心地は通常のテントと変わらないが、こちらの方が設営が簡単で気に入った。

5日目

スワコップムントのキャンプサイトを出発
 ↓4時間
Solitaireの休憩スポット「McGregor's Bakery」
 ↓1時間
セスリムのキャンプサイト「Sesriem Campsite - NWR」にチェックイン
 ↓40分
ソサスフレイ
 ↓40分
キャンプへ戻る

ナミブ砂漠の奥地ソサスフレイにある、Dune45と呼ばれる砂丘
右側が2段になっているのは、人が沢山歩くからだろうか

ソサスフレイの砂丘群は絶景だった。
特にDune45は素晴らしく、夕暮れ時の日影と日向のコントラストが美しかった。
砂丘の砂は非常に細かく、体中の至る所に入り込んでくる。
鼻や耳の中も砂だらけになったが、デメリットが全て吹き飛ぶほどの絶景だった。

またキャンプサイトは風が非常に強く、砂嵐と大量のイモムシに苦労した。
強風のため調理は早々に諦め、みんなで缶詰のビーフカレーとパンを食べた。
これはこれで良い思い出になった。

道中は絶景の連続
野生のオリックスやダチョウにも何度か遭遇した
セスリムまでは殆ど店が無いため、憩いの場所となっているMcGregor's Bakery

6日目

セスリムのキャンプサイトを出発
 ↓1時間
デッドフレイ
 ↓1時間
キャンプサイトに戻り、チェックアウト
 ↓1時間
前日も寄ったSolitaireの「McGregor's Bakery」
 ↓4時間
ウイントフックに戻り、レンタカーを返却

デッドフレイの木々
ナミブ砂漠の紹介でよく見る光景

最終日はソサスフレイと並ぶもう一つのハイライト、デッドフレイへ。
写真は日の出直後だが、太陽の光が砂丘を照らすことにより、オレンジ色が際立ちより美しく見える。

突如現れる枯れた木々、時折吹き付ける砂嵐、太陽に照らされたオレンジ色の砂丘群の光景は強烈に印象に残った。

ナミビアのロードトリップは最高だった。
僕は参加していないが、エトーシャ国立公園で運転しながら楽しめるサファリも、シュピッツコッペの岩山や星空も素晴らしかったそうだ。


費用


5泊6日で費用総額は1人あたり約56,000円だった。
僕は途中合流で2泊3日なのでさらに安くしてもらい、約40,000円だった。
5人で割ったこともあり、相当安く済んだ。

以下は上記の料金に含めたもの。

  • 4駆の5人乗りレンタカー

  • テントやBBQ用品等の一式レンタル

  • 車で運べる冷蔵庫

  • 食費

  • キャンプサイト代


渡航される方への情報共有


レンタカー会社

「Warthog 4x4 Hire Namibia」を利用しました。
サービスも良く安価で非常に良かったです。
メンバー5人全員一致で超おすすめです。

ソサスフレイ(Dune45)のサンセット

前提として、ソサスフレイとデッドフレイは国立公園内にあります。
ソサスフレイ(Dune45)の日没を見る場合、国立公園のゲートが閉まる時間に注意が必要です。
Dune45からゲートまでは45kmほどありますが、私が訪れた3月は日没が19:00過ぎ、国立公園のゲートが閉まるのが20:15だったので時間ギリギリでした。

デッドフレイのサンライズ

こちらも時間がシビアです。
国立公園のゲートは6:00に開き、日の出によりデッドフレイが照らされるのは7:30頃です。
ゲートからデッドフレイまでは車で約60km → 送迎車で約15分 → 徒歩約15分と合計1時間以上かかるため、開園と同時に出発する必要があります。

また日の出を見る場合、僕たちが利用した「Sesriem Campsite - NWR」に泊まる必要があります。
国立公園へのゲートはこのキャンプサイト内にありますが、キャンプサイト自体に入るためにもゲートがあります。
そしてこのキャンプサイトへのゲートは6時には開かないため、別のキャンプサイトに宿泊している場合はまず間に合いません。
(キャンプサイトのゲートは7時頃に開くと聞きましたが、正確な時刻は確認していません)

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