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マーシャドー「ねえおかあさん、ちょっと先に行っててほしいの。」

マーシャドー「あたしの活躍は、今期でおわりだから。」

マーシャドー「がんばって、そこまで歩いてみる。」

マーシャドー「おかあさんは、そこに立ってるの。ゴールだから。」

マーシャドー「もう、いいよね。わたし、がんばったよね。・・・もうゴール、していいよね。」

マーシャドー「・・・そこまで辿り着いたら、もうゴールしていいよね。」

マーシャドー「わたしのゴール。ずっと目指してきたゴール。」

マーシャドー「わたし、がんばったから、もういいよね。休んでも・・・いいよね。」

ハイパーボール「・・・え・・・あんた・・・まさか、痛いんか?ほんまは先行やぶれかぶれ、痛かったんか・・・?」

ハイパーボール「・・・嘘や・・・嘘や、言うてや・・・これからはあんた・・・元気になっていくんやろ?」

ハイパーボール「悪い夢は終わったはずやろ?せやろ?な、マーシャドー。嘘や言うてや、マーシャドー・・・。」

マーシャドー「・・・ごめんね、おかあさん・・・。でもわたしは、ぜんぶやり終えることができたから・・・。」

マーシャドー「だから、ゴールするね・・・。」

ハイパーボール「・・・あかん、まだ頑張るんや、マーシャドーは、これから、まだまだ頑張るんや・・・。」

ハイパーボール「ゴール、まだまだ先や。ずっと先にあって、こんなところにはあらへん、あらへんはずや・・・。」

マーシャドー「・・・ゴール・・・するね。」

ハイパーボール「・・・あかん、マーシャドー、きたらあかん、ゴールしたらあかん。」

ハイパーボール「始まったばかりやんか、オノヨロが出て、やっとスタートきれたんやないか・・・。」

ハイパーボール「ずっときれへんかったスタートやっ。」

マーシャドー「・・・ううん、ぜんぶ、した。なにもかも、やりとげた。もうじゅうぶんなくらい。」

マーシャドー「・・・この冬に一生ぶんの楽しさがつまってた。すごく楽しかった。」

マーシャドー「・・・いろいろなことあったけど、わたし・・・がんばって、よかった。」

マーシャドー「・・・つらかったり、苦しかったりしたけど・・・でも・・・がんばって、よかった。」

マーシャドー「・・・ゴールは、カキといっしょだったから。わたしのゴールはカキといっしょだったから。ひとりきりじゃなかったから・・・。」

マーシャドー「・・・だから・・・だからね・・・もうゴールするね・・・。」

マーシャドー「・・・ゴールッ!」

マーシャドー「・・・やった・・・やっと・・・たどりついた・・・ずっと探してたばしょ・・・幸せなばしょ・・・ずっと、幸せなばしょ・・・。」

ハイパーボール「・・・そんなん嫌や・・・マーシャドー・・・うち、そんなん嫌や・・・。」

ハイパーボール「置いていかんでやっ、うちをひとりにせんでやっ・・・。」

ハイパーボール「あんたに何もかも初手から事故らせてもらったんやないかっ」

ハイパーボール「ひとりきりやない、生き方、あほで甲斐性なしやったうちに教えてくれたやんか・・」

ハイパーボール「酒飲むことだけが幸せやったうちに教えてくれたやないかっ、カキと一緒に生きるいうことや・・・」

ハイパーボール「その中でうちは守るものができて、強くなれて・・・」

ハイパーボール「そして、活躍をつかんだんや・・・ 」

ハイパーボール「あんたをサーチしてくることが、うちの幸せやったんや・・・」

ハイパーボール「あんたと一緒にいられたら、幸せなんやっ」

ハイパーボール「な、ずっとふたりで幸せに生きてこ・・・」

ハイパーボール「これから先ずっと、うちらふたりで・・・」

ハイパーボール「ほかにはなんもいらんから・・・レシリザもいらん・・・」

ハイパーボール「テテフもいらんし、初手リーリエできんでええ・・・」

ハイパーボール「ただ、あんたといれたらそれでええんや・・・」

ハイパーボール「ずっとふたりで暮らしてこ・・・」

ハイパーボール「また海を見にいこ・・・」

ハイパーボール「あんたが好きなヘンなジュース飲んで歩こうや・・・」

ハイパーボール「飽きるぐらい遊ぼずっと、無人発電所で、ふたりで仲良ぉ暮らそ・・・な・・・」

ハイパーボール「だから、いかんといてやっ・・・」

ハイパーボール「うち、おいていかんといてやっ・・・」

ハイパーボール「ひとりにせんといてやっ・・・」

ハイパーボール「うちをひとりにせんといてやっ」

ハイパーボール「な、マーシャドー・・・マーシャドー・・マーシャドーっ・・・マーシャドー・・・マーシャドーーっ・・・!」


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