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CL愛知直前、環境考察まとめ。+デッキ考察。

どうも、シャロン( @syaronalex )です。

CL愛知は落選してしまいました。
残念ですが、「CL東京」「シティリーグ」と二度も優先枠を獲得する機会がありながらそれすら手に入れることが出来なかった時点で悲観するべきは不運ではなく実力でしょう。

しかし悪いことばかりではなく、落選してしまったということで特に「情報を隠す」というようなことを考えずに発信していけるという珍しいタイミングでもあります。
(自分に、そこまで影響力があるとは思っていません。特に実績も無いので・・・。ですが競技として考えている以上、不利になる可能性が少しでもある情報発信はしない!つもりです。)

ここでチームに所属してる方々でしたら「チームメイトのため」など大義名分があるかと思いますが、そこは友達のいないソロプレイヤーで良かった。いや一人だけいるか。原さんが(CL抽選落ち)。

(アゴが鋭利すぎて銃刀法違反でCL会場に入れなかった原さん)


落選してしまったものの、シティリーグの抽選はなんとか通っていますし、そもそもポケモンカードが大好きなので、大会参加前のモチベーションほどでは無いにせよポケモンカードのことを考えています。

今回は、

◆どういった環境か
◆どうアプローチするか
◆実際に作ったデッキ

の3点を自分の視点で考え、文章にしていきます。

◯1週目 12/07~

発売前の風潮としては「3神+ザシアンVが板」これで間違いなかったでしょう。(※板 鉄板のこと。手堅い!間違いない!みたいな意味)

元々環境最上位に君臨している「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」通称3神。これにすんなりと新パック最強カードと言われる「ザシアンV」が入ってしまうのですから、強いに決まってますよね。

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そして発売翌日、最初のシティリーグの結果がコチラ。

◆12/07 シティリーグ茨城
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/07/07661/
優勝:三神ザシアンV
準優勝:三神ザシアンV
ベスト4:ガラルタチフサグマ
ベスト4:モスノウ軸ミュウツー&ミュウGX

優勝、準優勝並びに「3神ザシアンV」でした。

「3神ザシアンVが板」が噂ではなく、紛れもない事実に昇華した瞬間と言えるでしょう。

ここで見逃してはいけないポイントは、誰でもわかりますが、ズバリ「ガラルタチフサグマ」の登場です。

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勿論このカードはカードリストが出た段階で「お~新時代のラフレシア(※)じゃん。とーしんが使うんじゃね?」くらいには話題になっていたカードです。
ですがその程度の話題性の中で、新パック発売翌日の大会で「ベスト8に2名」という結果は非常に注目度が高い結果と言えます。(※ラフレシア レギュ変更前に存在した、たねポケモン完封ポケモン。)

しかし、正直この結果は予想外でした。

というのも、個人的にガラルタチフサグマは「2週目」のメタゲームに絡んでくるカードとして捉えていた為です。

自分が捉えていた1週目のメタゲームの予想図としては

・3神ザシアンVが一番多く、一番強いだろう
・ラプラスVMAXとカビゴンVMAXも一定の使用率があるだろう
・ガラルタチフサグマは、VMAXに勝てないからまだ使えないが、世間が3神ザシアンVが最強だと認識した時に輝くだろう

といったものです。
やはり新パックのカードで上位入賞したいという人も多いだろうし、ラプラスVMAXとカビゴンVMAXに関しては公開されてから考える時間も多かったために、最初の大会での使用率は一定数あって間違いないという予想。

勿論的外れだったとは思いませんが、想像以上に世間の風潮は「3神ザシアンVが板 VMAXなんて使わねーよ」でした。その点を読み切った、ガラルタチフサグマを使用したプレイヤーは見事に読み勝った事になります。

自分が見た範囲で大会に関連するnoteを書いている方とその記事を掲載しておきます。

https://note.com/dwusu/n/n0405bff73961
https://note.com/shirsu/n/nc75302dbb972
https://note.com/syun2266/n/na2ada252c75a
https://note.com/negi_ptcg/n/n32ee8d67d046

そして翌日のシティリーグ、また新たなデッキがメタゲームに頭角を表すこととなります。

◆1208 シティリーグ東京
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/08/7720/
優勝:モルペコV人形
準優勝:三神ザシアンV
ベスト4:三神ザシアンV
ベスト4:三神ザシアンV

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準優勝以下は、「3神ザシアンV」が「茨城でたまたま流行ってただけ」ではないことを証明する強さであることを物語っています。

注目すべきは優勝デッキ「モルペコV人形」です。

デッキのギミックとしてはモルペコVのワザ「エレキホイール」でベンチに引っ込みながら「リーリエのピッピ人形」をバトル場に出し、倒されてもサイドを取られない。「ベンチからポケモンを呼び出す」手段が少ない現環境の穴を突いたデッキギミックとなっています。

デッキリストには、デッキギミックとのシナジーはほとんど無い「モルペコVMAX」が採用されており、前日の「ガラルタチフサグマ」の活躍をしっかりと意識していることがわかります。

"「ベンチからポケモンを呼び出す」手段が少ない現環境の穴を突く"というテーマに関しては、自分としても早い段階から考察していた部分でした。

というのも、今のソード・シールド発売後のカードプールとレギュレーションは、以前の「BW環境」に少し近い部分があるということが少しですが話題に挙がっていました。そこで友人に話を伺ったところ、「パルキアカビゴン」というデッキギミックがあったことを知りました。

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パルキアEXのワザ「ひるがえす」を使い、ダメージを与えながら引っ込み、「カビゴン」を壁にする。といったギミックのデッキだったようです。

この頃も、「ベンチからポケモンを呼び出す」手段が少ないという部分が共通しており、「パルキアEX」を倒される手段が少なかったため、結果を残したデッキということでした。

しかし、このデッキは「ダブル無色エネルギー」「プラズママシーン」により1ターン目から攻撃に移れることに対して、「モルペコV」はエネルギー3つかつ「カプ・コケコ◇」「サンダーマウンテン◇」という1枚制限のカード2種にエネルギー加速を委ねているという部分で、あまり考察を進めるに至りませんでした。

しかし、ここで「モルペコV人形」というデッキのポテンシャルが優勝という結果で証明されることとなります。

これ以降のメタゲームにおいて、「ベンチからポケモンを呼び出す」手段を持たないデッキへの圧倒的なプレッシャーとなりました。

続けて、同日のシティリーグを見ていきます。

◆1208 シティリーグ広島
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/08/2943/
優勝:ピカチュウ&ゼクロムGX
準優勝:ズガドーン
ベスト4:三神ザシアンV
ベスト4:カラマネロ軸オーロット&ヨノワールGX


◆1208 シティリーグ北海道
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/09/60043/
優勝:三神ザシアンV
準優勝:カラマネロ軸ミュウツー&ミュウGX
ベスト4:リザードン
ベスト4:不明

https://note.com/hachipoke8/n/n3192d6479aa6
https://note.com/ariiiiiiin/n/n78bc62a89b8d
https://note.com/watagashi1278/n/n84e21b04e73e

余談ですが、今回のこの結果を見て、「小ズガドーンが環境トップ!」「たけるとうきが板!」等と判断するのは結果を鵜呑みにしすぎて考察をブレさせてしまう要因となります。

環境序盤のシティリーグは、どうしても参加者のデッキ練度の平均値は低くなってしまいますし、規模の小さいものでは「3勝1敗→トナメ2落 結果4勝2敗ベスト4」というようなものも存在します。デッキの相性差で上振れて勝ち上がるデッキもあれば、下振れて日の目を浴びないデッキもあるのです。

あくまで結果は判断材料です。

自分としては、
・「3神ザシアンV」が板
・「ガラルタチフサグマ」がメタゲームに加わった
・「モルペコV人形」がメタゲームに加わった
・他にも多くのデッキに可能性がある

これが1週目の感想でした。

◯2週目 12/14~

そして2週目、環境がCL愛知に向けて固まっていくこととなります。

1週目から2週目にかけて、多くの人のアプローチは

・最強デッキ「3神ザシアンV」で「ガラルタチフサグマ」「モルペコV人形」をどう攻略していくか

・最強デッキ「3神ザシアンV」に勝てるデッキは何か

という2方向が多かったのではないかと思います。


CL前最後のシティリーグは「環境を定義」します。
最後の大会の結果を踏まえて、最後の考察をして、デッキを完成させる人がほとんどでしょう。

◆1214 シティリーグ埼玉①
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/14/9076/
優勝:ピカチュウ&ゼクロムGX
準優勝:カラマネロ軸
ミュウツー&ミュウGX
ベスト4:三神ザシアンV
ベスト4:ピカチュウ&ゼクロムGX

◆1214 シティリーグ福岡
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/14/2905/
優勝:レッドパーフェクション
準優勝:ルカリオ&メルメタルGXザシアンV
ベスト4:ピカチュウ&ゼクロムGX
ベスト4:ピカチュウ&ゼクロムGX

◆1214 シティリーグ埼玉②
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/15/2908/
優勝:ルカリオ&メルメタルGXザシアンV
準優勝:ピカチュウ&ゼクロムGX
ベスト4:三神ザシアンV
ベスト4:
三神ザシアンV

◆1215 シティリーグ東京
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/16/291402/
優勝:ピカチュウ&ゼクロムGXデッキ
準優勝:ピカチュウ&ゼクロムGXデッキ
ベスト4:ピカチュウ&ゼクロムGXデッキ
ベスト4:
レッドパーフェクション

◆1215 シティリーグ愛知
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/16/61109/
優勝:レッドパーフェクション
準優勝:カラマネロ軸オーロット&ヨノワールGX
ベスト4:ルカリオ&メルメタルGXザシアンV
ベスト4:ピカチュウ&ゼクロムGX

◆1215 シティリーグ千葉
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/16/86411/
優勝:ガラルタチフサグマ
準優勝:レッドパーフェクション
ベスト4:ピカチュウ&ゼクロムGX
ベスト4:ピカチュウ&ゼクロムGX

◆1215 シティリーグ岐阜
(参考: https://pokecardlab.com/2019/12/16/67344/
優勝:ルカリオ&メルメタルGXザシアンV
準優勝:レッドパーフェクション
ベスト4:ピカチュウ&ゼクロムGX
ベスト4:
レッドパーフェクション

https://note.com/lon50_poke/n/n4dbe761e72ca
https://note.com/yuu_and_playing/n/n677e7a3373d3
https://note.com/reimin314/n/n2eec0ee869ff
https://note.com/ilikerizardon/n/n2093abc9dfad
https://note.com/donabe_gohanpoke/n/n5fd09312d881
https://note.com/kiku_kiku_kiku/n/nee3558a7ef7a
https://note.com/19941012/n/nd6189dd83373

さて、情報量は非常に多いですが要点をまとめると簡単です。

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「ピカチュウ&ゼクロムGX」「レッドパーフェクション」この2デッキが2週目の圧倒的勝ち組デッキだった!

これに尽きるでしょう。

”最強デッキ「3神ザシアンV」に勝てるデッキは何か”という事を多くのプレイヤーが考察した結果生まれたのは、この2デッキだったということになります。

この異常なまでの入賞具合を見るに、「3神ザシアンV」に有利だというのは紛れもない事実と捉えていいでしょう。

他にも見逃せない点としては「ルカリオ&メルメタルGXザシアンV」というこれまで見なかったアーキタイプが突如現れ、4つの大会で尽く上位入賞し驚異のアベレージを叩き出している点です。

2週目にして環境は大荒れすると同時に、収束を見せつつありました。


この環境をベースに、残りの1週間でチャンピオンズリーグ愛知当日です。

果たしてどうなってしまうのか、非常に楽しみですね。


ここまで読んで頂き有難う御座いました。
ただの総括記事ではありますが、少しでも考察の助けになれたら幸いです。

ここから先は有料で、

・ここまでの流れを踏まえた、自分の考えるTierリスト
・自分が考えていた、最強の「3神ザシアンV」デッキリスト その採用理由
・上位デッキに対する、対策カード
・自分が考えた、現環境に適したTier外のオリジナルデッキ その構築過程

について書いていきます。


◯Tierリスト

・Tier1
3神ザシアンV
ルカリオ&メルメタルGXザシアンV
レッドパーフェクション
ピカチュウ&ゼクロムGX

・Tier2
ガラルタチフサグマ
モルペコピッピ人形
カラマネロ軸

・Tier3
その他


現在のデッキ図はこのTier1に属する4強体制と見て間違いない。

特に「ルカリオ&メルメタルGXザシアンV」は突如現れたデッキということや、上位入賞したデッキについても共通したデッキギミックを持っているわけでは無かったり、不透明な部分が多いことからダークホースとして考えていいでしょう。

◯シャロン流3神ザシアンV

3ザシ最新

1週目の時点で作り上げた自信作の「3神ザシアンV」です。

テーマは「相手より少し強い3神ザシアンV」

基本コンセプトは通常の3神ザシアンVと変わらずに「オルタージェネシス」からの「アルティメットレイ」「ブレイブキャリバー」を狙っていきます。

・ルカリオ&メルメタルGX
ガラルタチフサグマへの対策と、エネルギー破壊が刺さるマッチアップで使用します。大体タッグコールで加わって手札コストになります。

・ヤレユータン
特性「さるぢえ」は博士の研究、マリィのメインのドローサポート2種との相性は勿論ですが、何よりも初手の「ふとうのつるぎ」で確定で1エネ加速出来るというのは非常に大きいです。順当に回った場合、「ふとうのつるぎ」の宣言は1ターン目だけなのですが、ここでヒットするか否かでこの後「アルティメットレイ」が使えなかった場合の展開が大きく変わってきます。エネルギースピナーやタッグコールといった山札をシャッフル出来るカードと組み合わせることで、少しずつ手札が良くなります。

・フィオネ
ガラルタチフサグマやモルペコV人形に対して複数回プレイすることで勝率が大きく変わります。フィオネケアを怠った相手にも非常に活躍するでしょう。

・アブソル
3神ザシアンVやピカチュウ&ゼクロムGXなどジラーチを採用したデッキに対してスムーズに動きを行わせないために採用しています。ベンチ枠に余裕があることで採用出来る1枚。

・げんきのハチマキ
・戒めの祠

「オルタージェネシス+ブレイブキャリバー」でHP270のタッグチームGXを倒すために採用しています。どちらもグズマ&ハラでサーチが可能なのでどこからでも刺せます。

・メタルコアバリア
ザシアンVに持たせることで実質HPを290にまで引き伸ばすことが出来ます。環境が「鋼鉄のフライパン+ザシアンV」のHP250や「3神GX」のHP280を意識したダメージラインに設定している中HP290は相手の意表を大きく突くことが出来、非常に強力でした。
特にザシアンV同士の殴り合いという多く発生するシチュエーションにおいて無類の強さを誇ります。

・エネルギースピナー
手貼り、ヤレユータンの特性さるぢえ、メタルソーサー用にトラッシュに送りたいと、手札にエネルギーはいくらあっても困りません。後手時の追加効果も非常に重要なので絶対にエネルギー転送は使わずにエネルギースピナーを採用しましょう。

・リーリエのピッピ人形
相手にフィオネをプレイされた時のために1枚。ベンチは余りがちなので引いたら適当に出しておいてOK。

・オーロラエネルギー
グズマ&ハラのサーチ対象として1枚。大体戒めの祠捨ててる気がします。

・基本水エネルギー2 基本鋼エネルギー10
エネルギースピナーの選択肢になるので1は不安なため2。鋼エネルギーは多ければ多いほどふとうのつるぎのヒット率が上がっていいと思います。


他にも細かい枚数配分の意図があるのですが割愛。
まだ抽選結果が出ていない時の練習時の勝率は圧倒的でした。

世間の風潮として「鋼鉄のフライパン」が一般的であることを利用して、そもそも炎ポケモンにスポットライトが当たっていなかったことから、「だったらフライパン採用しなくていいよね」という発想は良かったと思います。

ただしそこから環境は変わり、現在は「フラダリラボ」でポケモンの道具をシャットアウトしながら炎タイプのポケモンでザシアンVの弱点を突きにいく形の「レッドパーフェクション」が大流行しているということもあり、今の環境で戦うならまた別に「レッドパーフェクション」への対策を考えるべきでしょう。

ただ発想の中には今でも通用するものもあるかと思いますので、何かの参考になれば幸いです。

◯Tier1への対策カード

対策の度合いによって(強)(弱)をつけます。

◆3神ザシアンV
◆ルカリオ&メルメタルGXザシアンV

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・条件
HP280以上でサイドレースを有利にする(強)
「鋼鉄のフライパン」を消す+弱点を突く(弱)
アルティメットレイの前に3神GXを倒す(弱)
たねポケモンである部分を突く(強)

デッキの性質上、最大火力が「オルタージェネシス+ブレイブキャリバー+げんきのハチマキ」の270ダメージであることから、タッグチームGXが「大きなおまもり」を所持することによってサイドレースを有利にすることが出来る。

ザシアンVが「鋼鉄のフライパン」を所持することで弱点を消しつつ、高耐久力と高火力を備えるという強みを持つデッキだが、「フラダリラボ」と炎タイプを組み合わせて攻略することが出来る。

たねポケモンであることから、ガラルタチフサグマの「ブロッキング」で完封出来る。

多くのドローカードでデッキを回し、「先手2~3ターン目」もしくは「後手1~2ターン目」で280ダメージ(3神GXを2発で倒せる火力)を叩き出す。

◆レッドパーフェクション


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・条件
アタッカーであるミュウツー&ミュウGXの弱点を突く(弱)
アタッカーであるミュウツー&ミュウGXの特性を止める(強)

超弱点を突いてサイドレースの有利を狙う。現環境は超タイプのアタッカーが多くないためジラーチGXの採用率は比較的低い。

ポケモンVが活躍する環境であり、環境トップの3神ザシアンVに対して無力であることから採用率が低くなっているが、「無人発電所」などで容易に止まる。

◆ピカチュウ&ゼクロムGX

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・条件
アタッカーである雷ポケモンの弱点を突く(弱)
雷ポケモンである部分を突く(弱)
高耐久のポケモンで戦う(強)

雷ポケモンのアタッカーしか存在しない点を突いて、「フェアリーチャーム雷」での完封を狙う。(カプ・コケコVには働かない)

昔のピカチュウ&ゼクロムGX対策として使われた、「マッシブーン」など少ないエネルギーで弱点を突けるポケモンを採用する。

デッキの性質上、最大火力がそこまで高くないことを利用して高耐久のポケモンで戦う。

◆レッドパーフェクション
◆ピカチュウ&ゼクロムGX

・条件
たねポケモンである部分を突く(弱)
デデンネGXを狙う(弱)
GXポケモンが多い部分を突く(強)

たねポケモンであることから、ガラルタチフサグマの「ブロッキング」で完封出来る。

デデンネGXが多く採用されていることから、正面から戦わずにそれを狩ることを意識する。

GXポケモンが多いことから、「メガミミロップ&プリンGX」が刺さる。


雑ですが、対策と言えそうな条件をまとめました。

これを踏まえて、これら上位デッキに勝てそうなデッキを考えてみます。

◯Tier1全部に勝てそうなオリジナルデッキを考えてみる

形がハッキリとしてないルカリオ&メルメタルGXザシアンVに関してはふんわりとした感じで行きます。

まず

・3神GXをアルティメットレイの前に倒す

の条件をクリアする要素として、「サーナイト&ニンフィアGX」+「マツリカ」に注目してみました。

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先手であれば、
1ターン目 手貼り
2ターン目 マツリカ+手貼り 3エネカレイドストーム150×2(弱点)で3神気絶

後手であれば、
1ターン目 手貼り ようせいのうた マツリカ
2ターン目 マツリカ+手貼り もしくはタッグスイッチ 3エネカレイドストーム150×2(弱点)で3神気絶

といったように、先手時であれば3神GXにオルタージェネシスすら許さずに、後手時でもアルティメットレイされることなく気絶させることが出来ます。

サーナイト&ニンフィアGXは特性の無いポケモンであるため、「アタッカーであるミュウツー&ミュウGXの特性を止める」を満たす無人発電所を採用することが出来ます。

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・雷ポケモンである部分を突くを満たす「フェアリーチャーム雷」もすんなり入ります!

流行のデッキリストでは「カプ・コケコV」の採用は殆どが1枚。ならチャーム2枚入れたら勝てる。

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さなn

デッキの基盤が出来ました。

ここから、実際の対戦の流れを想像しながらデッキとして完成させていきます。


案①
サーナイト&ニンフィアGX+バクガメス

サナニンフバクガメス

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「誰こいつ」とほとんどの人が思ったと感じたので載せます。真剣です。

「3神ザシアンV」とのマッチで、3神GXを倒すことが出来てもザシアンVに押し負けるケースを考慮した上での採用です。

3神GXをカレイドストームで倒す時に、エネルギーを3つバクガメスに移動します。
そしてエネルギースピナーからの炎エネルギー、もしくはグズマ&ハラからのオーロラエネルギー+げんきのハチマキ回収で、「ばくねつほう」((100+10)*2の220ダメージでザシアンVを気絶させるという作戦です。
(たねポケモンで同じことが出来るポケモンはバクガメスしかいない)

3神GXとザシアンVを倒し、残りの1枚をズガドーンGXの「バーストGX」で華麗に取ってゲーム終了です。

「ピカチュウ&ゼクロムGX」は、カプ・コケコVを「ミラクルマジカルGX」で倒してしまえば「フェアリーチャーム雷」を突破されることはないのでとてもイージーに勝つことが出来ます。1体をカプ・コケコVに倒されてもいいようにチャーム2枚の採用です。「無人発電所」「メガミミロップ&プリンGX」も非常に刺さることから有利マッチと思います。

「レッドパーフェクション」についても、3枚積まれた「無人発電所」はタッグコールとグズマ&ハラ、ブルーの探索を含めてどこからでも何枚でも持ってくることが出来ます。「無人発電所」自体の採用率は高くないため、最近では「混沌のうねり」「リセットホール」といった対策カードも以前より採用率が高いわけではありません。もちろん「メガミミロップ&プリンGX」は非常に刺さっているため有利マッチかと思います。

案②
サーナイト&ニンフィアGX+ビクティニV

サナニンフビクティニ

バクガメスでは、「鋼鉄のフライパン」を持っているザシアンVを倒せないため、無理矢理にでも「炎炎」のビクティニVを運用する形で考えた。

「レインボーブラシ」を使って、「カレイドストーム」で移動したエネルギーを炎エネルギーに付け替える作戦だ。

今回は「フラダリラボ」も採用し、確実にザシアンVを葬れる形を取りつつ、ベースは先程の案①と変わらない。

プランは変わらず3神GXとザシアンVを倒し、残りの1枚をズガドーンGXの「バーストGX」で華麗に取ってゲーム終了。

「レッドパーフェクション」「ピカチュウ&ゼクロムGX」にも変わらず有利と言える。(フラダリラボ貼るとチャーム消えて死ぬので注意)

案③
サーナイト&ニンフィアGX+カビゴンVMAX

カビゴン サナニンフ2

サーナイト&ニンフィアGXのワザと相性の良いポケモンとして、カビゴンVMAXに注目した。

カビゴンVMAXのポテンシャルは高く、「げんきのハチマキ」込でザシアンVを倒すことも出来る。

ベンチを広げるという性質上、妨害能力を持つポケモンを多数採用することが出来、中でも「ミミッキュ」「戒めの祠」は「レッドパーフェクション」に対して大きな効力を持つだろう。


という訳で、「サーナイト&ニンフィアGX」に注目した構築例を3つほど紹介しました。

勿論、実際に対戦した訳ではないので「3神全然出されない」「相手カプ・コケコV3枚くらい入ってるんだけど」「混沌のうねりキツすぎワロタ」 等様々な壁はあると思いますし、「これをCLに持って行け!」とオススメすることはしませんが、構築過程だったりこれらの例を何かのヒントとして、これを読んでくれている読者の方に届けば良いなという思いで書いています。

◯終わりに

長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂いた方はありがとうございました。

CL愛知、どんなデッキが活躍するのか今から凄く楽しみです。

是非頑張ってください!

誤字脱字、リンクミスなど有りましたらTwitterアカウントにDMの方宜しくお願いします!


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