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『戦場のヴァルキュリア』一周目プレイ後感想

『戦場のヴァルキュリア』(無印)のSwitch移植版をクリアした。
一周目クリアまでのプレイ時間は41時間26分。

クリア後要素など残すところも色々とあるけれど、一周目を完走し切っての感想を書き留めておこうと思う。

ゲームをなかなか最後までクリアしきれない私(ポケモンスカーレットもFE風花雪月もずっと前に買ったのに未クリア…)が珍しく、久々に長編ゲームをクリアできた。
新しくプレイするゲームを探していたり、戦ヴァルちょっと気になってるという方へもぜひおすすめしたい気持ちを込めて、所感を記していく。


まずはネタバレ無しの部分から。
アニメ『戦場のヴァルキュリア』を放送当時見ていて、カナダ人でアニソンのコンテストを優勝したHIMEKAさんが歌うOP『明日へのキズナ』やVOCALOIDのKAITOを思わせる電子音風なED曲なども合わせてとても好きだったのだが、調べてみると2009年とあって驚いた。
今から14年前…干支超えてる、やば。

アニメの放送が終わってからはニコニコ動画でプレイ動画なども見ていたし、PSPで続編が発売された時も気にはなっていたのだが縁がなく。
Switch版でセールも開催されて、ようやくDL版を購入。

まずグラフィックが良い。水彩画のスケッチのようなタッチで、全体的に優しい絵面。
頬の斜線(照れ顔)の表現は少し前のMMDモデルのようで懐かしいし、表情も豊かで自然に感じる。

音楽もよき。ブックモードのBGMはいつまでも聴いていられるし、クリア後に楽曲を自由に聴けるようになって嬉しい。作業用BGMに垂れ流してもよさそう。

銃火器などもよく作り込まれているように思うけれど、個人的にはキャラが好き。特にサブキャラの設定が細かいのが良い。
兵士として戦いに登用したりゲームが進んでいくのにつれて人物総覧でキャラの設定が開放されていくのだが、これが十人十色に多種多様で、驚く事実がしれっと書かれていたりして面白い。

アニメの時もそうだったけれど、メインキャラのアリシアやウェルキンもとても魅力的。ちょっと変人で、優秀なのになんだか平凡を感じさせてくれる心優しいウェルキンがメインに据えられているから、穏やかな気持ちでプレイできる時間が多かった。
アリシアとのやりとりも和ませるものばかりだし、最後までブレないのも良い。

あとはやっぱりゲームシステム。FPSなどはからっきしだけれど、シミュレーション系の戦闘は楽しくできた。リアリティに欠ける部分はあるかもしれないけれど、狙撃兵の一発で敵を撃破したり戦車兵一人で戦車を一発撃破できた時はやはりスカッとしたし、敵からの攻撃をギリギリで耐えてくれたりするとそのキャラへの好感度が自分の中で上がったり。

ネーミングセンスも魅力じゃないかと思う。ランドグリーズやギルランダイオ要塞のような地名もそうだけれど、アリシア・メルキオット、ウェルキン・ギュンター、マリーナ・ウルフスタン、ノーチェ・ワーズワース、エリシス・ムーアなど、フルネームをなんだか覚えちゃうキャラが多くて、気持ちのいい音列という感じがする。

本を読み進めるように毎日少しずつでも進めやすいのも良かった。ストーリーの進行具合をプレイヤーの方でコントロールしやすい仕様になっていて、先頭も会話も一つずつ進めたり、まだ進めずに訓練や開発、遊撃戦等でのレベル上げに映ったり。

時間がないから会話部分だけ、というのもできるし、ちょっと戦闘だけプレイしたい時にはそうすることもできる。フレキシブルなプレイが可能だからこそ、ちまちま進めて完走することができたんだと思う。

ニンテンドーeストアでは頻繁にセールも開催されているので、気になる人はぜひ「ほしいもの」のハートマークをつけておくことをオススメする。


以下、ストーリーに関するネタバレ有りの感想。
キャラの行く末などにも触れてるので、全くもって気にしない人やクリア済みの方向け。

ネタバレを気にする方はこのまま閉じてしまっても、ネタバレの前後には改行してスペースを開けておくので下まで一気にスクロールしてしまっても。







イサラが撃たれた時、あまりにもあっさりしているように感じて、「死ぬ必要あった…?」と思った。ロージーの成長を促すだけでは理由として薄すぎ…ていうか衛生兵ー!いつも通り回復してー!!と思った。衛生兵万能すぎるんだもん。

でも最終決戦後の飛行機がISARAの名を冠してるのに気づいて、このために死んだのかな…と思った。いやでも、戦車操縦できない程度の負傷で、いやでもそんな負傷をしたら飛行艇も操縦できない、のかな…
と思ったらイサラ、転生してた。いや全然違うけど。ウェルキンとアリシア、子を授かった時に二人で決めたんだろうな…

イサラ、見た目も性格も好きだっただけに解せぬ。の気持ちが強い。けど衛生兵システムのせいでもある気がする。第7小隊死なせずに完走が自分の中で目標だったこともあって、ストーリーで強制的に死んでしまうのが納得いかなくなってしまってる。
でも現実的に考えたら死傷者なしで戦争乗り切るとか無理だもんね…システムが優しいだけだね…


アリシアのビジュアル、元も好きだけどエンディング後かわいすぎておったまげた。あの髪型のアリシア最強では??スクショ撮りまくったよね。

一番驚いたのはラルゴ。結婚の文字を見てええっ!?ってリアルに声出た。

他にもリィンとカロルが結婚してたり、ユーノが復学して発見した細菌にウェルキンの名前を(おそらく)つけてたり、ノーチェがアリシアへ贈る賛歌を完成させた途端二人が結婚してたり、ノーチェだけじゃなくターリスもハート打ち砕かれるもロージーにすげかえしてたり、ヴァイスとアイカが二人とも新天地へ冒険の旅に出てたり、ヤンは保育園を開いてたり(似合う〜!)、レストランを開くも報われないウォルターとか、エリシス・ムーアがコーデリア姫付きの近衛兵になってたり、ネーディレスは恋愛小説執筆中とか、クローディアの不幸体質やばすぎなのとか、オスカー・とエミールも元気にやってて、マリーナはキツネと暮らし始めてて、死なせなかったキャラ一人一人のその後が読めるのが嬉しい。

クリア後のコンテンツやEXTRA戦闘を進めるのも楽しみ。人物総覧に「???」の項目があるってことは、新しく加わる兵士がいるってことだろうか。今度は違うメンバーで進めるのも楽しそうだ。








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