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日本全都道府県に行ってきた(会津東山温泉)

これまでの流れはこのマガジンからどうぞ。

昨晩はさんざん飲んだので、アルコールを飛ばす最適の方法をしなくては…。

朝ランである。

今日の目的地は、青葉城!

これまでこのいつ終わるかわからないハナシを読んでいる人は、

「こいつ、なんで旅先で走ってるんだ?アホか?」

と思うかもしれない。
(アホ、は合ってるかもしれないが)

いや、ランナーとしては知らない土地を走るのは楽しいのだが、僕はそれ以外にものっぴきならない事情があって…。

11月23日に、福知山マラソンという大会で、フルマラソンを走るのである。
なので、いくらフィニッシュタイムにはあまりこだわらない!旅先の大会なんだから!楽しんで完走できればいい!と思っているとはいえ、少しは足を慣らしておかねばエライことになる、というわけ。

そのマラソンはどうなったか?ということは既に書いたので、よかったら読んでみて下さい。

話戻って、仙台。まだ通勤する人もまばらな市内の大通りを駆け抜ける。段々ビルが少なくなっていき、アパートや住宅が増えてきた。

そして、こんもりとした青葉山が見えてきた。

げ、少し…坂がきついでないの。

いい練習にもなっていいか~、と気を取り直して坂を登るが、やはりしんどかった。しかも、なにやらここの公園一帯が改修工事をしているようで、通行止めの場所が多く、あっちに行ったりこっちに行ったりしてしまい、しかもうねうねとした坂を登らないと一番上に到達できない。あ~しんど。

ま、上から望む仙台市街の眺めは良かったので、No Worries!

あの有名な伊達政宗の巨大な像も、改修中で、囲いの裏に隠れていた…。

仙台城址は、ほぼ当時の建物は残っていないのが残念だが、それでも周りが緑に囲まれているし、眺めもいいのでとても素敵だった。

帰りは下り坂なので気楽にホテルに戻り、ちょうどホテルのすぐ近くにある仙台朝市でおにぎりを買い、朝食代わりにする。

その中に洒落たカフェがあり、元気なお姉さんが切り回していた。
久々にガツンとしたコーヒーを飲みたくなったので、エスプレッソを頼んだら、気を回してエスプレッソの説明をしてくれたので、少しカッコつけて、

「あ、僕オーストラリア住んでるんで大丈夫ですよ!」

と言うと、

「あ~、すみませんでした!知らない人もたまにいるんで…でも、オーストラリア、カフェ文化すごいみたいですよね~」と返された。

やはり、バリスタにとってはオーストラリアのカフェはなかなかやるぞ!というのは知れ渡ってるのかなあ。

そんなこんなでゆっくりした後に仙台駅に戻る。

今日の目的地を書き忘れたが、福島県の会津若松なので移動距離は大したことはない。

早めに新幹線ホームに上がると、別のホームに懐かしい色合いの新幹線が…。

お~~!東北新幹線オリジナルカラーではないの!

もちろん車両はオリジナルではないけど、僕は一時この塗色の新幹線に数えきれないくらい乗って車内販売のバイトをしていたので、30年くらい前の記憶がが~っと浮かんできて、唖然、呆然…旧懐、回顧…。

その時のことも書いたなあ。

気を取り直して自分が乗るべき新幹線、「やまびこ」に乗る。

もちろん、ビールのつまみは東北テーマで!

ほやのおいしさに目覚めたのも、新幹線のバイトを始めてからだったなあ。

サクッと新幹線を郡山で降り、磐越西線の普通列車に乗り換える。
電車は意外と(というと失礼か)、主に通学の高校生で混みあっていたので一番後ろの窓から過ぎ行く景色を眺める。

電車は猪苗代湖をぐるりと回り西へ進み、終点の会津若松へ。

さて、この日も宿を探すのに少し手間取ったのだが、会津若松の駅を降りて納得。

町が、ちいさい。
(っていうか、JRの駅あるあるだけど、駅が町の中心にないことがけっこうありますよね)

赤べこさんもお出迎え。

というわけで色々探した結果、町のはずれにある東山温泉という場所の温泉宿を予約したので、バスでそちらまで向かう。

山間の川に沿った、こじんまりとした温泉町だ。コロナのせいか、閉店しているような宿やお店も多く、何やらさびれているなあ、というのが第一印象だった。

それでも、歴史のある温泉地らしく、明治時代の文豪がこもって執筆していそうな古風な旅館もある。

僕が泊った宿はもっと簡素な場所だったが、旅館の部屋、久々だなあ~、と荷物を置いて畳に寝転がる(絶対やるよね)。

夕食はいろりを囲んでほかの宿泊客と一緒に食べる、というスタイルだった。

ソロトラベラーとしてはこういうシチュエーションはやや気まずいものがあるけど、幸い向かいに座っていたご夫婦がフレンドリーで、ちょうどそちらのお子さんも海外に住んでいるということで色々話が弾んでほっとした。

食事も、鮎の塩焼きなんていう海外在住民からしたら泣いて喜ぶようなメニューがあったりで、予想以上に(失礼)美味しくいただき、もちろん完食。

昔懐かしの黒電話がちゃんと稼働していたので、他の宿泊客がいなくなった時を見計らい、悪乗り写真を撮ってみた。

「あ~君!ブンゴー(文豪)のXXだがね、来週〆切の原稿、書けねーんだよ!だからあとよろしくな!ガチャ!」なんて…。

(つづく)

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