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肌荒れ体質、何をやってもダメ、と思っていた一般男性がメイクを始めて10年くらい経ったけど・・・という話。

男性がメイクをすることも当たり前、そんな謳い文句でコスメコーナーに"男性用"化粧品が売られることも"普通"になってきた今日この頃。わたし、24歳社会人、男性、実はかなり時代を先取りしていました。(?)

わたしのメイクデビューは中学2年生。
かれこれ10年近くメイクアップのある生活を送っています。
当時から特別隠していたわけではないので、たぶん友人の中でも知っている人は知っているでしょう。

しかし事の発端は、綺麗になりたい!美しくなりたい!というポジティブな願望というより、必要に迫られて…という感じでした。

中学2年生といえば、思春期真っ只中。思春期といえば、肌荒れ・ニキビは付き物。ですが、わたしの場合はかなり程度が違いました。赤いポツポツができてカッコ悪いから~、なんて生ぬるいものではなく・・・顔から出血多量ですか?というレベルで痛みを通り越した出血が止まらず、腫れあがった頬によって目が開きにくかったり、熱を持ったりまでしていたのです(泣)
未だに当時の傷跡に悩まされるときもありますが、我ながら見違えるほど綺麗になったと思います。

どんな洗顔方法も、プロ〇クティブも、皮膚科のお薬も効かなかったわたしを、唯一救ってくれたものが、コスメだったのです。

今日は、男女問わず、老いも若きも関係なく、もしかしたらコスメがあなたを救ってくれるかもしれませんよ、という話をしようと思います。

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これはわたしの自慢になるんですけどね(なるんかい)、中学時代は生徒会長を務めていました。何かと人前に立ったり、壇上に上がる機会も多かった中学時代、それはすなわち地域の広報誌や学校のWebサイトに掲載されていく、ということでもありました。

同時期に"自分のスマホ"というのも与えてもらっていたわたしは、比較的ITモラルの高い子どもだったと思います。一生消えないネット上に、自分の嫌な姿をアップされたくない。それはたとえ学校のものだろうと絶対に嫌だ!・・・と、中坊小僧にも関わらず、そんな意識が非常に強く、必要最低限、腫れた顔で人前に出ないこと、血が垂れた顔の写真を撮られないことを肝に銘じ、遂にコスメの力を借りることになった、というわけなのです。(だからといって、過去の情報を詮索しなくていいですからね)

特にネットの世界では、我々Z世代のカリスマ的存在「けみお」が大ブレイクした時代。密かに彼の存在に激ハマりしていたわたしは、ウチらはウチらの価値観で人生全うしなきゃ死んでるくない??というギャルマインドが拍車をかけ、田舎の土埃まみれの学校生活でも、必要以上に高い美意識(?)を維持し続けていました。

とはいえ、中高の学校生活というのは、メイクの天敵、体育の授業も頻繁にありますし、ちょっと人と違う行動をすることが、いじめや指導の対象になり得る、非常に"生きにくい"環境でもあるわけです。

そういう意味では、あくまで人にバレないように、という意識も潜在的には働いていたと思います。が、これだけSNSが普及してしまった世の中において、子供時代から黒歴史を作らない、ある程度納得感のある状態を維持し続けるということも、とても大切ではないかと思うわけです。恐ろしい時代であり、豊かな時代を生きておりますな。ありがとう、先人。
わたしの場合も、有難いことに早くから人前に立つということを経験させてもらったためか、やかましくもその意識の芽生えが早かったのだと思います。これもまたありがとう、先人。

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さて、そんなこんなで肌荒れが酷かったわたしが、10年ほどメイクをし続けてきた中で、いくつか独自のセオリーを持つようになりました。それは単純に荒れた肌を隠す、というだけでなく、肌質改善、自己意識改善の根本となる、まさに改革という意味においてです。

何を隠そう、当時あまりに顔の治安が悪かったとき、皮膚科の医師から言われたのは「メイクやコンシーラーでニキビに蓋をしないように!」という忠告だったのです。オーマイガー。
その言葉を信じ、絶対にニキビを隠すようなことはせず、勧められた薬を試し続けるも、荒れは酷くなる一方。遂には医師から「なんで改善しないんでしょうかね」というお言葉をいただくほどに。このときばかりは素で「うっせえわ!」と思いました。(当時曲作りの才能があったらなー。)

押してダメなら引いてみろ、ではありませんが、薬がだめならコスメやろ、のやけくそ精神で、母と姉のコスメをこっそり使い始めました。ですが、こういうときの女性の勘というのは凄まじいもので…すぐ自分のものが勝手に使われていることに気が付くんですよね。というわけで、18禁コーナーに足を踏み入れるかのような緊張感を持って、キラッキラ、キュルンキュルンのコスメコーナーに連れていかれました。これがコスメデビューの瞬間です。

まぁ~それからは驚きの連続です。そこで対応してくれた女性スタッフというのは、皮膚科の医師なんかとは比べ物にならないくらい可愛くて・・・もとい、優しくて、何より親身になって肌荒れに向き合ってくれたんですよね。あなたの肌質ならこう、こういう肌感になりたいならこう、って。本当にちょっとした魔法です。

エピソードトークが長くなりましたが・・・セオリーの1つ目は、肌のことをいちばんよく考えてくれるのはコスメコーナーのお姉さんである、ということです。

なんたらかんたら菌が発生してどうのこうの、という話も大切ですが、肌荒れに悩む人々の思いはただひとつ、なんでもいいから堂々と人前に立っていたい!なんです。その"堂々"という言葉を、具体的に実現してくれる人は、医師ではなくコスメコーナーのお姉さんである可能性は十分高いと思っています。(最近は男性のスタッフの方もいらっしゃいますね)
男性諸君にとっては、未だに化粧品売り場であれこれと物色することに抵抗感を覚えるかもしれませんが、一度試してみても損はないと思いますよ。「男性のメイク!とても素敵だと思います!」って、朗らかにそう言ってくれます。

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そうしてコスメをあれこれ購入すると、これが医薬品以上に、複雑な(?)ルールに則って使用する必要があることを学びます。洗顔はこう、何分以内にこの化粧水をこう、美容液はこれだけの量をこう、下地はこう、ファンデーションはこう、崩れ防止にはこう、赤みにはこう、トーンアップにはこう、付け過ぎ、付けなさ過ぎ、やりすぎ、抑えすぎ・・・!もう鏡の前で、てんやわんやです。

ですがある時、気付くわけです。あれ、毎日メイクしているときのほうが、肌の調子が良い・・・と。セオリーの2つ目は、コスメの力を信じてメイクをし続けているほうが肌に良い、ということです。

これには賛否両論あると思いますが、あくまで個人的には、メイクをし続けているほうが、圧倒的に肌の質感が良いんです。事実として綺麗なんです。それこそこれは時代と技術進歩のおかげというところが大いにあると思いますが、最近のコスメって、本当に肌のことをよく考えてくれていて、人それぞれに合った、まさに"ベストコスメ"に出会う確率がとても高くなっていると思います。

メイクなんか肌に悪いから絶対だめ!と言われていたときには全く気にしていませんでしたが、下地やファンデには必ずUVカットの役割がありますし、皮脂テカリ防止パウダーなんかには、ニキビ菌の殺菌効果や、外部からの炎症を防いでくれる成分が含まれていることも多いです。無論それには、"メイクを落とす"という行為も怠らないこと、という鉄則がありますが、薬よりも簡単に、継続的に、綺麗であり続けることができます。少なくとも、日中の間だけ、自分が納得感を持って外出できるという状態を創り上げるだけでも、かなりのストレス軽減で、肌荒れ防止につながります。
もう何やっても治らないよ、、、と思いながら薬を塗っているくらいなら、どうせ治らないんだからと開き直って、自分史上最高の綺麗を取り繕ってみるというのもアリだと思います。結果論ですが、わたしはとても良かったです。

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肌荒れ、肌トラブル、ニキビは、本当に辛いものです。どれだけ綺麗に顔を洗っていても、食べ物に気を付けていても、皮膚科に通っていても、だめなときはだめなんですよね。(それなのに汚らしいという評価を受けてしまう。かわいそうな私たち。)
わたしなんかは、ストレスを抱えると本当にすぐ肌荒れするので、結局日々のメイクは欠かせない、というようになってしまいました。でもこれ、意外にハマると楽しいもので、プラモデルに色塗りしてる感覚や、ジオラマを細かく創り上げていく感覚と、とてもよく似ていると思っています。めんどくさい~より、おもしろい~が勝るときがありますよ。

時間のない平日朝なんかは、いわゆる仕事用メイク、雑メイクになるんですが・・・休日なんかにちょっと時間をかけて行うと、本当に1日中清々しい気持ちで外を歩いていられます。実はメイクしてるんだーと言って驚かれると、なんとも言えない優越感に浸れるし、時たま「実は俺も…」といって思わぬ情報交換をできることもあるし、良いことばかりです。(※個人の感想です)

繰り返しですが、今は本当に良い時代で、男性がメイクをするということに、逆風を感じることはほとんどありません。感じたからといってなんなんだっていうところですが・・・。笑
途方もないほどに多様なコスメが溢れかえっているので、肌トラブルに悩んでいる方も、そうでない方も、何人も、わたしはそれぞれのベストコスメを見つけていいと思っています。思春期真っ只中からコスメのお世話になって約10年、そしてこれからも、そんなわたしのお話でした。

"美容系男子"とか"コスメ好き"とか、なんかそういう特殊な呼び名はいらないから、単純にちょっと綺麗になりたいんだけど??という男性諸君の背中を、少しでも押すことができたなら嬉しいです。

音楽イベントでMCやったとき
メイクうまっ!て言われて調子乗ったひろひろ(左)
隣は我らが天才ミュージシャンGEN HIROI (右)


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さいごに

一応ご紹介 #私のベストコスメ
案件でもなんでもないので、以下さらっと。笑

1. 化粧水ー無印良品

これ、良いです。
使うときはコットンに浸み込ませて、ふき取り兼パック的な感じでひょひょいとやっています。


2. 美容液ーanua

韓国土産でもらってからリピートしています。
ドクダミの美容液、個人的にはこれのおかげでとても肌荒れが落ち着いている気がしています。


3. 化粧下地ーCEZANNE

高校時代から愛用です。
オレンジのほかにも、ブルー、ピンク、と種類がありますが、個人的にはオレンジ一択です。オールシーズンこれ。


4. コンシーラークレヨンーCEZANNE

セザンヌさまさま。
リキッドファンデーションを使っている時期もあったのですが、わたしの場合は肌全体、というより、赤み部分だけ集中的に、という隠し方がしたかったので、最近はめっきりこれ1本勝負です。


5. フェイスパウダーーCICAのやつ

メイク最後にやるやつ。
これに出会ってから本当に1日中顔をテカリを気にすることがなくなって、お肌サラサラです。


6. アイライナーーCEZANNE

気分上げるためにたまーにやります。
わたしは奥二重なので、これやるだけでもだいぶ変わります。


ざっと、こんなもんでしょうか。
参考になることがひとつでもあれば☆

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