見出し画像

私があの花を好きになった理由

好きな花がある。

キバナコスモス

秋に咲く、オレンジ色のコスモス。

好きなった理由は、一目惚れ

昔からオレンジ色が好きだった


最寄りの駅までに咲いていて、好きになった
出会った瞬間、
その花を好きになることが、決まっていた。

少し話は変わるが、これは私の男友達の話。

彼は、恋愛において顔が最も大事だと
そう公言するような彼。

顔が大事であれば、
中身も好きになれる。

私はその考えが理解できなかった

だって、顔よりも大切なことはあるでしょう
一緒にいる感覚だったり
考え方だったり
大事にするものだったり

彼からすれば、顔が好きなのであれば
全てを受け入れることが可能なのだと言う

もっとも、分からなかった。


秋になると、キバナコスモスが咲く。
見るだけで幸せな気持ちになる。

ある時、ふとキバナコスモスの花言葉は
なんだろうと気になり調べたことがある。

あなたはどんな素敵な意味を持つの?
と問いかけるように。

わたしが大好きな花に求めたのは、
自分にぴったりな言葉。

キバナコスモスの花言葉は
「野生的な美しさ」だった

これを知った時。
私は、キバナコスモスの花言葉に他の意味はないのかと、必死に探したのだった。

私は大好きな花には
もっと違う言葉を持っていてほしい。

好きな花には、自分を重ねたい。

「野生的な美しさ」という花言葉が
わたしはどうしても気に入らなかった。

わたしの生きたい人間像や
今の自分を重ねたときに
私はそんな「野生的な美しさ」
持ち合わせていなかったし、求めていなかった。

わたしは、自分の好きになった花が持つ意味が
「柔らかな気配り、凛々とした」
これはアルストロメリアの花言葉

そんな意味を持っていて欲しかった。
そう願ったのだった。

それでも私は、アルストロメリアよりも、
キバナコスモスが好きだ。

中身よりも、見た時の直感を信じて好きになった

あなたの花言葉は好きになれなかった
それでも、1番好きになれた

一番好きな花の、花言葉を好きになれなかった
それでもあなたが好きだと
そう伝える自分を受け入れた時。

それと同時に、
彼の、「顔が大事だ」という考えは
こういう感覚に近いのかもしれない。

そう思ってふと笑った。

そこから、私は彼の考えを
受け入れられるようになったのだった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?