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100歳になっても願えばずっと少女でしょう!(道重さゆみ「少女予報」感想)

配信曲「少女予報」

道重さゆみちゃんのショー「SAYUMINGLANDOLL(サユミンランドール)未来」の開演に合わせて配信が始まった新曲「少女予報」に心を打たれたので書いています。

サユミンランドールは道重さゆみちゃんの人格・キャラクターをストーリーや楽曲に織り込んだショーです。少女予報は道重さゆみちゃんのオタクである大森靖子の提供曲のため、詞は道重さゆみちゃんへの「こうあって欲しい」という宛て書き的な面があると思うのですが、この曲の内容は歌う道重さゆみちゃんもきっと同じ気持ちで、さらに受け手である私も同じように願っているので、作り手・歌い手・受け手の三者で想いのマッチング率が100パーセントという奇跡の曲でした。

13歳 少女だった
19歳 少女だった
30歳 少女だった
少女確率 100パーセント
60歳 少女でしょう
70歳 少女でしょう
100歳になっても願えばずっと少女でしょう

「少女」は魂に存在する

この曲の「少女」は、自分の内側にいる存在のことと受け取っています。これはおそらく楽曲提供者の思想が反映されていて、大森靖子が楽曲を手掛けるアイドルZOCのcutting edgeという曲には「"私の中の"少女をひとりも殺させない」というフレーズがあります。大森靖子に関してそこまで造詣が深いわけではないですがいくつかの作品や発言を見た上でこの人は魂の属性をかなり大事にするように思います。

「少女」は他属性と共存する

道重さゆみちゃんの少女予報の歌い方はわりとセクシーです。曲調もアダルトな雰囲気があり、他の配信曲3つと比較しても大人っぽさの目立つ仕上がりです。これは大人と少女は共存するという表現に思えます。
私の見解ですが、魂の内側に少女がいたとして、そこに他の属性が入る余地というのもかなりあるものだと思います。例えば30歳の魂には、30歳がひとり住んでいるわけではなく0歳〜30歳までのその人が集団生活をしていると捉えています。属性に関しても同じで、少女と少年も共存するし少女と老婆も共存します。発現頻度は違えど生まれた属性が消えることはなく、歳を重ねることは自分が増えていくことと思っています。少女であること=大人にならないことではないのです。

外側の可愛いにこだわり抜いた道重さゆみが「100歳でも願えば少女」と歌っている!

この歌詞を道重さゆみが歌うことは長年彼女を見てきた人間とって本当に嬉しいことです。
道重さゆみちゃんは誰より可愛いことにこだわってきました。自分自身に冷静な第三者評価を下す人でもあります。自分以外の若くて可愛い女の子のこともやや異常なほど好きです。

「可愛さのピークは25歳だと思った」という趣旨の発言をしてモーニング娘。を去った道重さゆみちゃんが復帰後は「今が常に一番可愛い」と言うようになりました。これはおそらくパフォーマンス・ファンサービスの意図も強いですが、復帰後自分に合った活動をする中で身についてきた価値観でもあるのではないかと思います。道重さゆみちゃんが今の自分を肯定できることは、今の彼女のファンをしている人間の肯定にも繋がり、嬉しいのです。

本当はそう思えなくても

でも実際のところ、道重さゆみちゃんって「100歳になっても願えばずっと少女でしょう」ってマインドで居続けられる人だと思いますか?私はそう思いません。多分、めちゃくちゃ揺らぐと思います。魂より外側にガワがあるから、鏡を見た時にそっちにばかり気を取られること、絶対にあると思います。詞を書いた大森靖子だってどうでしょう。そういう日もあるんじゃないでしょうか。無論私もあります。
サユミンランドール楽曲を歌う道重さゆみちゃんは半分本人で半分フィクションだと思っています。ステージの力を借りてうたう歌が私たちを後押しして、自信が持てない日の道重さゆみちゃん本人のことも後押しする。いつでも最強な人じゃないって知っているからこそ、この曲を歌ってくれることが嬉しかったのかもしれません。

(歌詞は耳で聞こえたように書いています。正確なものではありません)

▽サユミンランドール配信曲ダウンロード先
【iTunes Store・Apple Music】
http://itunes.apple.com/jp/album/1621990198?app=itunes
【レコチョク】
https://recochoku.jp/album/A1021526387
【mora(ハイレゾ)】
https://mora.jp/package/43000030/UFDL-1496-HR

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