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無人島に持っていく1曲

 僕が無人島に持っていくであろう1曲は「Bring It On Home to Me」言わずと知れたSam Cookeの名曲です。

 長く音楽を聴いてきましたので、思い入れのある曲は山ほどありますが、1曲だけしか選べないのであれば迷いなくこの曲です。

1962年5月にリリースされ、各国の様々なアーチストにカバーされています。僕が最初にこの曲を聴いたのはおそらくJohn Lennonの1975年のアルバム「Rock 'n' Roll」に収録されていたバージョンです。このアルバムは僕がオールディーズを掘っていくきっかけとなった1枚です。Paul McCartneyも1998年の「CHOBA B CCCP」でカバーしていますね。

その他にもThe Animals、The Merseybeats、Zoot's Money Big Roll Band、The Zombies、Sonny & Sher、Otis Redding & Carla Thomas、Shirley Ellis、Eddie Floyd、Gene Vincent、僕が知る限りでもたくさんのアーチストがカバーしています。

そしてジャマイカのアーチストもロックステディ期のThe Kilowatts(バックバンドはLynn Tait & The Jets、ロックステディ期の重要バンド)、レゲエ期のJohn Holt、Johnny Clarke(バックバンドはThe Aggrovators、King Tubyによるダブmixも多数残しているBunny Leeのハウスバンド)、もっとあるかもしれません。英国のアーチストですがUB40のカバーもありますね。

 僕の聴いてきたアーチスト達の中心にいるのがSam Cookeなのです。マーベル映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス」でもピーターの「地球上で最も偉大な歌手の一人だ」という台詞と共に流れるのが「Bring It On Home to Me」です。素敵なシーンです。

 僕に刺さる音楽のキーワードは、一つは「踊れる」ですが、もう一つは「泣ける」だと思います。僕の「泣ける」曲の頂点が「Bring It On Home to Me」なのです。

 聴いたことのある方ならこの曲について書き綴ってきたことが、わかってもらえると思います。伝えたいことがたくさんある曲ですがこれくらいで筆を置こうと思います。

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