もりや

あなたのまちのシンセやさん デジタルシンセを中心に病的なまでのメンテナンス修理を行い皆…

もりや

あなたのまちのシンセやさん デジタルシンセを中心に病的なまでのメンテナンス修理を行い皆様に販売します。 DTMerですかって???はてなんのことでしょうか。 クラリネットの修理販売も始めました。シンセ売れないんだもん。

ストア

  • 商品の画像

    赤字セール KORG TRINITY pro その2 液晶、タッチパネル新品交換、液晶LEDバックライト化改造、FDDエミュレータ搭載、鍵盤O/H済み他完璧

    基本情報 KORG TRINITY pro V2.4.1 ・1995年発売 ・当時定価:\350,000(税別) ・MOSS音源のSOLO-TRI標準搭載 ・ACCESS音源、ROM容量24MB、48kHzサンプリングでこれまでのモデルよりもハイクウォリティな波形 を搭載 ・業界初、320x240のモノクロ液晶にタッチパネルを搭載 ・YAMAHA製FS鍵盤のFS-E76キーベッド搭載で現代のシンセでも敵わない最高の鍵盤を搭載 その1との差分 ・液晶、デジタイザの新品交換 ・液晶バックライトのLED化 ・液晶ベゼル塗装 ・FS鍵盤O/H実施 ・シーケンサーStart/stopボタンの2色LEDの交換 オーバーホール内容 デジタイザが壊れていたのでデジタイザ交換を行っていたのですが、その過程で液晶コントローラを壊すというやらかしをやらかしたため、液晶をまるごと新品のものに交換しています。この交換した液晶ですが、CCFLがオリジナルよりもずっと細いもので、安定した際の輝度はオリジナルと同程度あったのですが、完全に明るくなるまで少々時間を要すもので気に食わなかったため、多分誰もやったことがないと思われるTRINITY液晶のLEDバックライト化改造を行っております。LED化したといっても輝度はオリジナルと同程度です。あんまり明るくしてももとがSTN液晶ですので対してメリットはありませんのでここで抑えました。また、ノイズのもとになりうるCCFL昇圧インバータートランスについて搭載したままだと無負荷状態となり危険なため、撤去しております。 FS鍵盤O/Hを実施。グリス固着症状が出ていたため、鍵盤のフルオーバーホールを実施しています。 コンデンサ全交換。電源ボードについてはオリジナル状態でも+5Vラインの平滑が足りておらず、FDDエミュレータ が動作不良を起こすレベルだったので、平滑コンデンサの容量を増やして電源のクリーン化を行っています。各ボードでは電 源からの入力直後にデカップリングの電解コンデンサを入れてあるので問題は起きていなかったようです。対策後、オシロス コープで実際の電源を確認しましたが、きれいな直流電源になっていることを確認しています。アナログボードについてはす べてニチコンの音響用コンデンサを使用しています。使用していますが出力音に影響は私にはわかりませんでした。そんなも んです。 ボタンのタクトスイッチをAlps製のものに新品全交換 LEDをレコーディングクリックの二色LED以外含めて程よい輝度の青色LEDに交換 FDDエミュレータ搭載。ファームウェアはFlashFloppyを使用。FDDエミュレータには有機ELディスプ レイを搭載し、ファイル選択などをファイル名を見ながら行えます。また、ロータリーエンコーダーも装備いたしましたので 操作性もアップしています。FDDエミュレータベゼルにはアルミヘアラインの化粧ステッカーを作成し貼り付けております。 サイドパネルおよびベンダーパネルの塗装。サイドパネルは傷が多く、さらに前のオーナーが無理やり取手をつけたりし てかなりイラッとすることをしてくれていたのでパテで穴埋めして表面処理を行った上、塗装しております。この箇所は塗膜 強度が必要なため、高価なウレタンクリアにてトップコート処理を行っています。写真では分かりづらいですが、テカテカの ツルツルです。 ベンダーハウジング、ボタン等ABS素地部品の塗装。この部品郡はABS素地ですので着色されてるとは言えお約束の 暗所黄変を起こしますので根本対処として塗装いたしました。この箇所についてはフラットクリアラッカーにてサラサラのつ や消し仕上げを行っています。 液晶ベゼルの塗装。液晶ベゼルに大きめの傷があったため、塗装処理をいたしました。また、Touch Viewロゴについては自作デカール対応としています。色についてですが市場にあるタミヤアルミシルバーを買い占めてしまい販売しているところがなくなったため、仕方なくタミヤのチタンシルバーで塗装しました。思ったより金が強く、シャンパンゴールド風になっています。 バックアップ電池の電池ボックス化。01/Wとかでは電池ボックスだったのになぜ直付けにしたのKORGさん アフタータッチのオフセット、ゲインの調整。これは基準値というものが不明なため、MIDI OXで出力イベントを見て通常演奏ではアフタータッチが出ないけど押し込むと値が急激に変化したりせずにきちんとアンダーコントロールで演奏できるように 感覚でキャリブレーションを行いました。ここも前のオーナーがいじったのかわからないですが打鍵すると即Chアフター タッチが出るレベルでめちゃくちゃになっていました。 X-Zリボンコントローラーのキャリブレーション。このリボンコントローラ、実は感圧式なんです。地味に初めて知り ましたおはずかしい。この値についてもMIDIイベントを見ながらアンダーコントロールで制御できるようにキャリブレー ションいたしました。 内部の完全リフレッシュやもとの設計が 甘かった部分(電源の平滑コン)の対処、FDDエミュ装備での現代化改良などできることは全てやりました。 付属品 電源ケーブルと初期化FDDイメージの入ったUSBメモリが付属品となります。
    88,000円
    森ノ楽器店
  • 商品の画像

    【最終値下げ】KORG TRINITY pro その1 オーバーホール済み、FDD Emu搭載、暗所黄変対応済み

    FDD Emuベゼルは「その2」と同じくシルバーヘアラインステッカーを貼り付けました 基本情報 KORG TRINITY pro V2 ・1995年発売 ・当時定価:\350,000(税別) ・MOSS音源のSOLO-TRI標準搭載 ・ACCESS音源、ROM容量24MB、48kHzサンプリングでこれまでのモデルよりもハイクウォリティな波形 を搭載 ・業界初、320x240のモノクロ液晶にタッチパネルを搭載 ・YAMAHA製FS鍵盤のFS-E76キーベッド搭載で現代のシンセでも敵わない最高の鍵盤を搭載 オーバーホール内容 コンデンサ全交換。電源ボードについてはオリジナル状態でも+5Vラインの平滑が足りておらず、FDDエミュレータ が動作不良を起こすレベルだったので、平滑コンデンサの容量を増やして電源のクリーン化を行っています。各ボードでは電 源からの入力直後にデカップリングの電解コンデンサを入れてあるので問題は起きていなかったようです。対策後、オシロス コープで実際の電源を確認しましたが、きれいな直流電源になっていることを確認しています。アナログボードについてはす べてニチコンの音響用コンデンサを使用しています。使用していますが出力音に影響は私にはわかりませんでした。そんなも んです。 ボタンのタクトスイッチをAlps製のものに新品全交換 LEDをレコーディングクリックの二色LED以外すべて程よい輝度の青色LEDに交換 FDDエミュレータ搭載。ファームウェアはFlashFloppyを使用。FDDエミュレータには有機ELディスプ レイを搭載し、ファイル選択などをファイル名を見ながら行えます。また、ロータリーエンコーダーも装備いたしましたので 操作性もアップしています。 サイドパネルおよびベンダーパネルの塗装。サイドパネルは傷が多く、さらに前のオーナーが無理やり取手をつけたりし てかなりイラッとすることをしてくれていたのでパテで穴埋めして表面処理を行った上、塗装しております。この箇所は塗膜 強度が必要なため、高価なウレタンクリアにてトップコート処理を行っています。写真では分かりづらいですが、テカテカの ツルツルです。 ベンダーハウジング、ボタン等ABS素地部品の塗装。この部品郡はABS素地ですので着色されてるとは言えお約束の 暗所黄変を起こしますので根本対処として塗装いたしました。この箇所についてはフラットクリアラッカーにてサラサラのつ や消し仕上げを行っています。 鍵盤ベロシティ検出ボードの修理。外側からだけでなく、裏蓋開けてもFDD金具のアングルに隠れるような場所を前の オーナーがどうやって壊したのが聴きたくなるくらい欠けてるレベルで基板が割れており、キーマトリクスが破壊されており ましたので、ジャンパ線でキーマトリクスの再構成を行いました ベロシティ検出MKスイッチ接点スプリングの補修。これも前のオーナーが何をどうしてこうなったんだというくらいに ベロシティ検出の板バネ接点が多くの箇所で曲がっており正常なベロシティ検出ができない状態でした。この点についてすべ てスプリングを補修し、演奏しておかしい場所がないか確認、違和感を感じたら補修、という工程を何度も繰り返し全域につ いて正常なベロシティ、正常な演奏感が得られるように修理いたしました。 バックアップ電池の電池ボックス化。01/Wとかでは電池ボックスだったのになぜ直付けにしたのKORGさん アフタータッチのオフセット、ゲインの調整。これは基準値というものが不明なため、MIDI OXで出力イベントを見て通常演奏ではアフタータッチが出ないけど押し込むと値が急激に変化したりせずにきちんとアンダーコントロールで演奏できるように 感覚でキャリブレーションを行いました。ここも前のオーナーがいじったのかわからないですが打鍵すると即Chアフター タッチが出るレベルでめちゃくちゃになっていました。 X-Zリボンコントローラーのキャリブレーション。このリボンコントローラ、実は感圧式なんです。地味に初めて知り ましたおはずかしい。この値についてもMIDIイベントを見ながらアンダーコントロールで制御できるようにキャリブレー ションいたしました。 液晶左にあった深い傷について。液晶左にえぐれたような結構深い傷があったのでここをなんとかしようとしたのですが どうしても艶が出てしまいお手上げになったので市販のアルミヘアライン用紙で傷を隠すステッカーを作成し貼り付けており ます。何種類か作ったのですが、試作品のクソださステッカーもおまけでおつけします。 このように前のオーナーがなにか色々やらかしていたのを原状復帰+αの対応のほか、内部の完全リフレッシュやもとの設計が 甘かった部分(電源の平滑コン)の対処、FDDエミュ装備での現代化改良などできることは全てやりました。 付属品 写真で撮り忘れましたが、紙のマニュアル一式(多分)が付属します。 その他は電源ケーブルと初期化FDDイメージの入ったUSBメモリが付属品となります。 余談 TRINITYが登場した当時、部活帰りに毎日のように楽器屋に通い様々なマシンを弾かせていただい ておりました。そんな中、シンセといえば黒一色みたいなところに銀色に輝くこのTRINITYが現れました。 かなり弾き倒させていただいたんですが、これまでのKORGのM1から続くAI系音色とはあまりにも違うものすごいクリアでそれ でいて芯もコシもある出音に大変驚いたものです。ただ、学生にはあまりにも高価過ぎてとてもじゃなくても購入できるようなもので はありませんでした。出音だけでなく、それまでは大画面といえばDMF5005の240x64液晶を指すような時代に 320x240のSTN液晶にタッチパネルといろいろと衝撃を受けたものです。まぁ、タッチパネルでスライダー操作とかはぶっ ちゃけやりづらいですけどね。 TRINITYの次にはTRITONシリーズが発売され、現在私個人も初代TRITONを所持して時々弾いていますが、同じシ リーズの用に見えてこの二機種はなんとなく別シリーズのように感じます。なんて言ったらいいかわかりませんがTRITONは TRINITYよりも汎用的に使えるようにしたというかちょっと大人しくなったかな、みたいに感じます(個人の感想)。ですので 今回縁あってTRINITYでしかもSOLO-TRI搭載のTRINITY proを手掛けることになって、とにかく今私のできることをすべてやってやろうということで仕上げてみました。 昨今のコストダウンと戦った結果であろう鍵盤とは次元の違うFS鍵盤ということもあって仕上がったものをいくら弾いても飽きない マシンです。 重量が17.5kgと現代のマシンだったらフルウェイト88鍵の機種並の重量ですが、それは鍵盤Assyの重量や内部の合成確保 のためのサブフレームなど当時のKORG技術陣の全力が注がれた一台です。 今後どこまで持つかは液晶次第ですが少なくとも10年以上は使ってもらいたいという思い出O/Hいたしました。 数字的なスペックでは現在のエントリーマシンと比べると足元にも及びませんが、当時の技術者の本気の一台、ぜひ多くの人に弾いて いただきたいと思います
    75,900円
    森ノ楽器店
  • 商品の画像

    赤字セール KORG TRINITY pro その2 液晶、タッチパネル新品交換、液晶LEDバックライト化改造、FDDエミュレータ搭載、鍵盤O/H済み他完璧

    基本情報 KORG TRINITY pro V2.4.1 ・1995年発売 ・当時定価:\350,000(税別) ・MOSS音源のSOLO-TRI標準搭載 ・ACCESS音源、ROM容量24MB、48kHzサンプリングでこれまでのモデルよりもハイクウォリティな波形 を搭載 ・業界初、320x240のモノクロ液晶にタッチパネルを搭載 ・YAMAHA製FS鍵盤のFS-E76キーベッド搭載で現代のシンセでも敵わない最高の鍵盤を搭載 その1との差分 ・液晶、デジタイザの新品交換 ・液晶バックライトのLED化 ・液晶ベゼル塗装 ・FS鍵盤O/H実施 ・シーケンサーStart/stopボタンの2色LEDの交換 オーバーホール内容 デジタイザが壊れていたのでデジタイザ交換を行っていたのですが、その過程で液晶コントローラを壊すというやらかしをやらかしたため、液晶をまるごと新品のものに交換しています。この交換した液晶ですが、CCFLがオリジナルよりもずっと細いもので、安定した際の輝度はオリジナルと同程度あったのですが、完全に明るくなるまで少々時間を要すもので気に食わなかったため、多分誰もやったことがないと思われるTRINITY液晶のLEDバックライト化改造を行っております。LED化したといっても輝度はオリジナルと同程度です。あんまり明るくしてももとがSTN液晶ですので対してメリットはありませんのでここで抑えました。また、ノイズのもとになりうるCCFL昇圧インバータートランスについて搭載したままだと無負荷状態となり危険なため、撤去しております。 FS鍵盤O/Hを実施。グリス固着症状が出ていたため、鍵盤のフルオーバーホールを実施しています。 コンデンサ全交換。電源ボードについてはオリジナル状態でも+5Vラインの平滑が足りておらず、FDDエミュレータ が動作不良を起こすレベルだったので、平滑コンデンサの容量を増やして電源のクリーン化を行っています。各ボードでは電 源からの入力直後にデカップリングの電解コンデンサを入れてあるので問題は起きていなかったようです。対策後、オシロス コープで実際の電源を確認しましたが、きれいな直流電源になっていることを確認しています。アナログボードについてはす べてニチコンの音響用コンデンサを使用しています。使用していますが出力音に影響は私にはわかりませんでした。そんなも んです。 ボタンのタクトスイッチをAlps製のものに新品全交換 LEDをレコーディングクリックの二色LED以外含めて程よい輝度の青色LEDに交換 FDDエミュレータ搭載。ファームウェアはFlashFloppyを使用。FDDエミュレータには有機ELディスプ レイを搭載し、ファイル選択などをファイル名を見ながら行えます。また、ロータリーエンコーダーも装備いたしましたので 操作性もアップしています。FDDエミュレータベゼルにはアルミヘアラインの化粧ステッカーを作成し貼り付けております。 サイドパネルおよびベンダーパネルの塗装。サイドパネルは傷が多く、さらに前のオーナーが無理やり取手をつけたりし てかなりイラッとすることをしてくれていたのでパテで穴埋めして表面処理を行った上、塗装しております。この箇所は塗膜 強度が必要なため、高価なウレタンクリアにてトップコート処理を行っています。写真では分かりづらいですが、テカテカの ツルツルです。 ベンダーハウジング、ボタン等ABS素地部品の塗装。この部品郡はABS素地ですので着色されてるとは言えお約束の 暗所黄変を起こしますので根本対処として塗装いたしました。この箇所についてはフラットクリアラッカーにてサラサラのつ や消し仕上げを行っています。 液晶ベゼルの塗装。液晶ベゼルに大きめの傷があったため、塗装処理をいたしました。また、Touch Viewロゴについては自作デカール対応としています。色についてですが市場にあるタミヤアルミシルバーを買い占めてしまい販売しているところがなくなったため、仕方なくタミヤのチタンシルバーで塗装しました。思ったより金が強く、シャンパンゴールド風になっています。 バックアップ電池の電池ボックス化。01/Wとかでは電池ボックスだったのになぜ直付けにしたのKORGさん アフタータッチのオフセット、ゲインの調整。これは基準値というものが不明なため、MIDI OXで出力イベントを見て通常演奏ではアフタータッチが出ないけど押し込むと値が急激に変化したりせずにきちんとアンダーコントロールで演奏できるように 感覚でキャリブレーションを行いました。ここも前のオーナーがいじったのかわからないですが打鍵すると即Chアフター タッチが出るレベルでめちゃくちゃになっていました。 X-Zリボンコントローラーのキャリブレーション。このリボンコントローラ、実は感圧式なんです。地味に初めて知り ましたおはずかしい。この値についてもMIDIイベントを見ながらアンダーコントロールで制御できるようにキャリブレー ションいたしました。 内部の完全リフレッシュやもとの設計が 甘かった部分(電源の平滑コン)の対処、FDDエミュ装備での現代化改良などできることは全てやりました。 付属品 電源ケーブルと初期化FDDイメージの入ったUSBメモリが付属品となります。
    88,000円
    森ノ楽器店
  • 商品の画像

    【最終値下げ】KORG TRINITY pro その1 オーバーホール済み、FDD Emu搭載、暗所黄変対応済み

    FDD Emuベゼルは「その2」と同じくシルバーヘアラインステッカーを貼り付けました 基本情報 KORG TRINITY pro V2 ・1995年発売 ・当時定価:\350,000(税別) ・MOSS音源のSOLO-TRI標準搭載 ・ACCESS音源、ROM容量24MB、48kHzサンプリングでこれまでのモデルよりもハイクウォリティな波形 を搭載 ・業界初、320x240のモノクロ液晶にタッチパネルを搭載 ・YAMAHA製FS鍵盤のFS-E76キーベッド搭載で現代のシンセでも敵わない最高の鍵盤を搭載 オーバーホール内容 コンデンサ全交換。電源ボードについてはオリジナル状態でも+5Vラインの平滑が足りておらず、FDDエミュレータ が動作不良を起こすレベルだったので、平滑コンデンサの容量を増やして電源のクリーン化を行っています。各ボードでは電 源からの入力直後にデカップリングの電解コンデンサを入れてあるので問題は起きていなかったようです。対策後、オシロス コープで実際の電源を確認しましたが、きれいな直流電源になっていることを確認しています。アナログボードについてはす べてニチコンの音響用コンデンサを使用しています。使用していますが出力音に影響は私にはわかりませんでした。そんなも んです。 ボタンのタクトスイッチをAlps製のものに新品全交換 LEDをレコーディングクリックの二色LED以外すべて程よい輝度の青色LEDに交換 FDDエミュレータ搭載。ファームウェアはFlashFloppyを使用。FDDエミュレータには有機ELディスプ レイを搭載し、ファイル選択などをファイル名を見ながら行えます。また、ロータリーエンコーダーも装備いたしましたので 操作性もアップしています。 サイドパネルおよびベンダーパネルの塗装。サイドパネルは傷が多く、さらに前のオーナーが無理やり取手をつけたりし てかなりイラッとすることをしてくれていたのでパテで穴埋めして表面処理を行った上、塗装しております。この箇所は塗膜 強度が必要なため、高価なウレタンクリアにてトップコート処理を行っています。写真では分かりづらいですが、テカテカの ツルツルです。 ベンダーハウジング、ボタン等ABS素地部品の塗装。この部品郡はABS素地ですので着色されてるとは言えお約束の 暗所黄変を起こしますので根本対処として塗装いたしました。この箇所についてはフラットクリアラッカーにてサラサラのつ や消し仕上げを行っています。 鍵盤ベロシティ検出ボードの修理。外側からだけでなく、裏蓋開けてもFDD金具のアングルに隠れるような場所を前の オーナーがどうやって壊したのが聴きたくなるくらい欠けてるレベルで基板が割れており、キーマトリクスが破壊されており ましたので、ジャンパ線でキーマトリクスの再構成を行いました ベロシティ検出MKスイッチ接点スプリングの補修。これも前のオーナーが何をどうしてこうなったんだというくらいに ベロシティ検出の板バネ接点が多くの箇所で曲がっており正常なベロシティ検出ができない状態でした。この点についてすべ てスプリングを補修し、演奏しておかしい場所がないか確認、違和感を感じたら補修、という工程を何度も繰り返し全域につ いて正常なベロシティ、正常な演奏感が得られるように修理いたしました。 バックアップ電池の電池ボックス化。01/Wとかでは電池ボックスだったのになぜ直付けにしたのKORGさん アフタータッチのオフセット、ゲインの調整。これは基準値というものが不明なため、MIDI OXで出力イベントを見て通常演奏ではアフタータッチが出ないけど押し込むと値が急激に変化したりせずにきちんとアンダーコントロールで演奏できるように 感覚でキャリブレーションを行いました。ここも前のオーナーがいじったのかわからないですが打鍵すると即Chアフター タッチが出るレベルでめちゃくちゃになっていました。 X-Zリボンコントローラーのキャリブレーション。このリボンコントローラ、実は感圧式なんです。地味に初めて知り ましたおはずかしい。この値についてもMIDIイベントを見ながらアンダーコントロールで制御できるようにキャリブレー ションいたしました。 液晶左にあった深い傷について。液晶左にえぐれたような結構深い傷があったのでここをなんとかしようとしたのですが どうしても艶が出てしまいお手上げになったので市販のアルミヘアライン用紙で傷を隠すステッカーを作成し貼り付けており ます。何種類か作ったのですが、試作品のクソださステッカーもおまけでおつけします。 このように前のオーナーがなにか色々やらかしていたのを原状復帰+αの対応のほか、内部の完全リフレッシュやもとの設計が 甘かった部分(電源の平滑コン)の対処、FDDエミュ装備での現代化改良などできることは全てやりました。 付属品 写真で撮り忘れましたが、紙のマニュアル一式(多分)が付属します。 その他は電源ケーブルと初期化FDDイメージの入ったUSBメモリが付属品となります。 余談 TRINITYが登場した当時、部活帰りに毎日のように楽器屋に通い様々なマシンを弾かせていただい ておりました。そんな中、シンセといえば黒一色みたいなところに銀色に輝くこのTRINITYが現れました。 かなり弾き倒させていただいたんですが、これまでのKORGのM1から続くAI系音色とはあまりにも違うものすごいクリアでそれ でいて芯もコシもある出音に大変驚いたものです。ただ、学生にはあまりにも高価過ぎてとてもじゃなくても購入できるようなもので はありませんでした。出音だけでなく、それまでは大画面といえばDMF5005の240x64液晶を指すような時代に 320x240のSTN液晶にタッチパネルといろいろと衝撃を受けたものです。まぁ、タッチパネルでスライダー操作とかはぶっ ちゃけやりづらいですけどね。 TRINITYの次にはTRITONシリーズが発売され、現在私個人も初代TRITONを所持して時々弾いていますが、同じシ リーズの用に見えてこの二機種はなんとなく別シリーズのように感じます。なんて言ったらいいかわかりませんがTRITONは TRINITYよりも汎用的に使えるようにしたというかちょっと大人しくなったかな、みたいに感じます(個人の感想)。ですので 今回縁あってTRINITYでしかもSOLO-TRI搭載のTRINITY proを手掛けることになって、とにかく今私のできることをすべてやってやろうということで仕上げてみました。 昨今のコストダウンと戦った結果であろう鍵盤とは次元の違うFS鍵盤ということもあって仕上がったものをいくら弾いても飽きない マシンです。 重量が17.5kgと現代のマシンだったらフルウェイト88鍵の機種並の重量ですが、それは鍵盤Assyの重量や内部の合成確保 のためのサブフレームなど当時のKORG技術陣の全力が注がれた一台です。 今後どこまで持つかは液晶次第ですが少なくとも10年以上は使ってもらいたいという思い出O/Hいたしました。 数字的なスペックでは現在のエントリーマシンと比べると足元にも及びませんが、当時の技術者の本気の一台、ぜひ多くの人に弾いて いただきたいと思います
    75,900円
    森ノ楽器店

最近の記事

オールドクラリネットへのいざないVol3 ORSI MILANO

これも市場でよく見ますよね。ね? ORSI MILANO イタリアンクラリネット。イタリアンと言っても基本普通のベーム式クラリネットです。 イタリア人が作ったーとか聞くと「雑なのかな」とか思われる方もいるかも知れませんが、そんなこと無いですむしろすごくいい作りです。下手なフランスのよくわからないブランドのもの(大好きです)よりはるかにしっかりした職人の技術を感じました。バラして掃除して組み立てる。やることはこれだけ、といえばこれだけですけどこれで調整も簡単にバシッと決まる。今

    • オールドクラリネットへのいざないVol2 AugustBuffet

      オールドクラリネットへのいざない、第二弾はAugustBuffetです。オーガストブヘー!ヨーロッパの優雅な伝統に育まれたとかなんとか。 昭和30年頃にコッス楽器販売という楽器商社が扱っていたものらしいです。執筆現在2023年なので70年前の管ということになります。 当時の日本ではまだクラリネットを自社で製造するというよりも海外のものを商社が輸入するのが普通な時代だったのかと思います。(Nikkanの製品歴史を見ても当時はまだ国内で製造技術を獲得できていなかったのかなと)

      • オールドクラリネットへのいざないvol1 Buffet CramponとEVETTE

        うちが扱っているクラリネットは若くても40年、お年寄りでも100年ほどです。なぜ「ビンテージ」ではなく「オールド」と書いたのか、ちょっと意味があります。クラリネットっていつからある?って話ですよ。モーツァルトの時代にもクラリネットはありました。つまり200年前。現在主流のベーム式をフルートから流用したのが170年ちょいまえ。つまり100年前ですらビンテージというにはおこがましいかな、ということで「オールドクラリネット」という名前を付けてみました。 そういうことでうちで手掛けて

        • シンセ修理屋がクラリネット修理を始めたぞい

          まぁ、タイトルそのまま。なぜかといえば息子が中学に上がり吹奏楽部にあがりバスクラリネットを始めたから。わたしゃもともと楽器というものそのものが大好きな人間なんでバスクラは基本高いからとりあえずべーくら(B♭クラリネット)の修理技術とか付けてみようかなと。 発想が飛び過ぎな気もするけど仕方ない。シンセ売れないんだもん。 わーお動機が不純 ま、もともとアコースティック楽器って面白いんだよ。吹いたら吹いたように音が出る。失敗した拭き方すれば失敗した音が出る。 これってシンセサイ

        オールドクラリネットへのいざないVol3 ORSI MILANO

          オーバーホールってなんだろう

          とある名器と言われるドラムマシンに関する画像を見つけてちょっともにょったので書く。 これじゃない RolandのTR-909である。言うまでもなくドラムマシンの名機・・・・ではあるがここ3年で値段が数倍に跳ね上がって転売ヤーの手で転がされてる雰囲気すらある一品である。 ちなみにわたし個人としては縁あってTR-909のメンテをしたことがある。 シンセ修理しているときは多かれ少なかれTwitterで経過報告というなの糞ツイートをしているのだがそれをオーナーであるB.Toriy

          オーバーホールってなんだろう

          ハードシンセ?ソフトシンセ?

          ハードシンセはオワコン?まぁ、そうですよね。ソフトシンセ全盛期の今、重くてワイヤリングも必要で取り回しの悪いハードシンセを使う理由はよっぽどのことがない限りないでしょう。かくいう私もなにかするときはソフトシンセ使うことが多くなってきました。 そんな世の中、ハードシンセをわざわざ取り扱う理由ってなんでしょう。 ハードシンセで生活の一端を支えてる私がこういう題材を扱うということはなにか大きな理由があるのでは、と思われるかもしれませんが実はそれほどハードじゃなきゃ嫌だ、だめだ、みた

          ハードシンセ?ソフトシンセ?